紫外線や冷房、マスクにも注意!

年中無休の顔を守る、この夏の乾燥肌対策

公開日:2021/06/09

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春夏の肌ケアで気を付けることに、紫外線による日焼けがありますが、もう一つ注意したいのが乾燥です。顔は皮膚が薄く、常に外気に触れることもあって1年中乾燥しがちな部位。冷房やマスク着用による乾燥肌に注意しましょう。

夏の乾燥肌対策
夏の乾燥肌対策

夏でも油断大敵!この時期ならではの乾燥

夏でも油断大敵!この時期ならではの乾燥

「乾燥肌」と聞くと冬を思い浮かべる人が多いようですが、実は夏も肌の水分量を奪う過酷な環境です。ここでは、夏ならではの乾燥を招く原因を紹介します。

紫外線による乾燥

肌には潤いを保つバリア機能が備わっていますが、紫外線はこのバリア機能を低下させてしまいます。さらに紫外線の刺激により肌表面の角層が分厚くなると、水分の浸透が悪くなったり、肌のターンオーバーが乱れて肌荒れが起きたりと悪循環を招きます。

それだけに外出時には日傘や帽子が必需品ですが、気を付けたいのがアスファルトの照り返しです。

環境省の発表した「紫外線環境保健マニュアル2020」によると、アスファルトの反射率は10%となり、砂浜や新雪に比べれば低いものの、長時間外にいる場合は見逃せない数値です。足元からの紫外線は物理的なカットが難しいので、日焼け止めやメイクでしっかりと防御する必要があります。

冷房・エアコンによる乾燥

夏場の冷房が効いた部屋は、意外なほど乾燥しています。冬場の乾燥には目を向けがちでも、夏は忘れがちになるため、気を付けておきたいものです。

冷房による乾燥はいくつかの理由があります。まずは、風が常に肌にあたることによる乾燥です。次に、エアコンが空気を冷やす過程で空気中の水分を奪ってしまうこと。そして、室温が低いため、空気中に保有できる水分量が少なくなることなどです。

そこに外気温との寒暖差による、肌への負担も追加されます。冷房の効いた室内に入ると汗が一気に乾き、その過程で肌の水分が蒸発し、「夏の乾燥」が起きてしまうのです。

マスク着用による乾燥

マスク着用による乾燥

今や必需品となっているマスク。1日の大半を、マスクを着けて過ごすことも少なくありません。そんなマスクが引き起こすトラブルの一つが乾燥です。

それにはまず、マスクの中の肌状態を知る必要があります。マスク内は呼気が充満しているため、湿度が高い状態です。それだけでは乾燥とは無縁ですが、マスクを外したときこそが落とし穴です。

マスクを外すことでマスク内の湿気が急に放たれると、湿気と一緒に肌の水分も奪われてしまいます。結果、肌は乾燥状態になってしまいます。

加齢による乾燥

顔の乾燥と聞いて、肌の水分量を思い浮かべる人は多いかと思います。しかし、年齢を重ねた肌は、皮脂量にも注意が必要です。

一般的に若いときほど皮脂量が多く、加齢とともに減少。20代の頃と比べると、50代では3分の2程度と言われています。

皮脂が少なくなると水分も奪われやすくなり、乾燥肌を加速させる事態を招きかねません。大人の肌には水分補給はもちろんのこと、適切な油分の補給が欠かせません。

なお、細胞と細胞の間にあり、肌全体を保湿するセラミドも、加齢とともに減少します。セラミドが少なくなると、肌の水分量に影響が出てくることから、加齢による乾燥の大きな原因となっています。

乾燥肌チェックリスト

汗などで一見、ベタついたり、潤っているような感覚がある夏の肌ですが、肌の内部も潤っているとは限りません。下記のような症状がある場合は、隠れ乾燥肌の可能性があるので、チェックしてみましょう。

  1. 洗顔後に肌がつっぱる感覚がある
  2. 肌がカサカサ、ざらざらとした質感になっている
  3. 化粧のノリが悪い
  4. 肌のハリが少ない
  5. 肌のツヤが少ない
  6. 肌がくすんでいる
  7. 肌が粉をふいている
  8. 肌にかゆみ、ほてりを感じる

スキンケアで乾燥対策

スキンケアで乾燥対策

顔の乾燥を実感している人や、乾燥肌チェックをしてみて乾燥肌だと気付いた人は、今使っているスキンケア類を一度見直してみましょう。

セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が化粧品に含まれているか確認し、どれか1種類でも保湿力の高いものに変えるか新たに付け足すかなどして、保湿ケアをしていきましょう。

クレンジング

スキンケアで大切なのは、化粧水から始まる「足す」ケアの前の土台作り、つまり洗顔です。メイクなどの日中の汚れをしっかりと落とし、化粧水や美容液が浸透しやすくなる準備をすることで、乾燥に対抗できる肌を作ります。

そのファーストステップとなるクレンジングには、オイルタイプ・バームタイプ・ジェルタイプ・クリームタイプ・ミルクタイプなどさまざまな種類があります。オイルタイプが一番洗浄力が高く、ミルクタイプは洗浄力を抑えた分、肌にやさしいクレンジングとなります。

乾燥肌の人はバリア機能が低下している可能性を考え、クリームタイプやミルクタイプを選ぶと良いでしょう。マスカラなど濃いめのポイントメイクをしている場合は、その箇所だけにオイルタイプを使うなど、使い分けがおすすめです。

なお、クリームクレンジングは拭き取りタイプのものもあります。肌への刺激を減らすためにも、洗い流しできるものを選びましょう。

洗顔料

さっぱりと仕上げたいので、クレンジングの後に洗顔料を使うW洗顔をする人は多いでしょう。その際も肌の乾燥を防ぐために、刺激が少なく、保湿成分などが配合された洗顔料を使えば、安心です。

しかし、指が肌に触れる機会が増えると、肌への負担が増します。シワやたるみが心配な人は、W洗顔不要のクレンジング剤を選ぶと洗顔そのものが1回で済むので、摩擦による負担の軽減になります。

ただし、W洗顔不要のクレンジング剤はその分、洗浄力が高め。そこからさらに洗顔を重ねるのは避けましょう。

メイクをせずに日焼け止めのみで過ごした日も、洗顔料でしっかりオフすることが基本です。

特に夏場は紫外線を気にしてSPF値の高い日焼け止めを選びがちですが、そういった日焼け止めはクレンジングが必要なものも多いのでご注意を。お湯だけで落とせるタイプや、洗顔料だけで落とせるタイプを選ぶと良いでしょう。

化粧水

化粧水

メイクをしっかりオフした後は、水分補給が大切です。洗顔後の無防備な肌で冷房の風にあたってしまわないよう、すぐに化粧水をつけます。

化粧水は、セラミドなど保湿成分が含まれたものがおすすめです。浸透のしやすさを考えると、とろみのあるタイプよりも、“シャバシャバ系”のものをたっぷりと使います。

ただし、夏らしくさっぱり感があり毛穴ケアに人気の収れん化粧水は、アルコール(エタノール)を配合していて肌への刺激が強いので、注意が必要です。

化粧水の付け方は、コットン・シートマスク・ハンドプレスのどれにも利点がありますが、摩擦は乾燥肌にとって厳禁。肌のコンディションが悪いようなら、やさしく手の平で付けるほうが良いでしょう。

クリーム

乳液や美容液をつけた後はオイルやクリームで油分を追加し、潤いを閉じ込めます。保湿に加え、美白やハリ・弾力などプラスアルファの機能がついているものが多く、好みのものを選んで大丈夫です。

ただし、フタとしての役割を果たすためには、しっかりとつけたいもの。ベタつきが気になる人は付ける量を減らすのではなく、付け心地の良いものを選んで適量をきちんとつけましょう。

特に、就寝中も冷房をつけて寝たい熱帯夜は、よりしっかりした保湿を心掛けてください。

メイクで乾燥対策

メイクで乾燥対策

気温と湿度の高い室外、路面からも跳ね返る紫外線、冷えて乾燥した室内。夏場の過酷な環境から肌を守ってくれるのがメイクです。

日焼け止め

乾燥肌を加速させる紫外線をカットするためにも、日焼け止めは必須です。ただし、SPF値の高い日焼け止めは肌への負担も大きいので、肌の乾燥を感じている人はSPF30くらいのものを使うと良いでしょう。

メイクをする場合の保湿対策は、事前のスキンケアとファンデーションで対応できるため、日焼け止めに関しては保湿よりも、肌への刺激や好みのテクスチャーで選んでも大丈夫です。

また、メイクをせずに過ごす場合は、「洗顔料」の項目で紹介したような洗顔時のことを考えた機能の日焼け止めを選んでください。日焼け止めの代わりに、SPF機能のある化粧下地を使用するのも良さそうです。

ファンデーション

最近の日焼け止めは、化粧下地の機能を備えたものが多く販売されていますが、ファンデーションとの相性を考えると、日焼け止めの後に化粧下地を付けてから、ファンデーションを重ね付けします。

このときに、保湿成分を配合した化粧下地と、保湿効果の高いファンデーションを重ねると、肌質によってはテカリが出てしまったり、化粧崩れしやすくなる可能性があります。

いくつか試してみて、自分の肌に合ったものを選びましょう。ファンデーションだけで考えるなら、保湿力の高いクリームタイプがおすすめです。

日中の保湿

エアコンの効いた室内に長時間いるなどして顔の乾燥を感じたら、メイクの上から水分を追加し、保湿できるアイテムを使いましょう。

一般的なのは化粧水のミストですが、オイルや保湿成分が配合されていないものを使用すると、水分が蒸発するときにさらに肌の水分を奪ってしまいかねません。オイルミストや、保湿成分が配合されているものを選びましょう。

また、目元や口元・頬などのポイントで乾燥を感じるなら、乳液やメイクの上からでも使える美容オイル、スティックタイプの保湿アイテムで保湿します。

乾燥対策に活用したい便利アイテム

気温と湿度の高い室外、路面からも跳ね返る紫外線、冷えて乾燥した室内。夏場の過酷な環境から肌を守ってくれるのがメイクです。  h3:日焼け止め 乾燥肌を加速させる紫外線をカットするためにも、日焼け止めは必須です。ただし、SPF値の高い日焼け止めは肌への負担も大きいので、肌の乾燥を感じている人はSPF30くらいのものを使うと良いでしょう。  メイクをする場合の保湿対策は、事前のスキンケアとファンデーションで対応できるため、日焼け止めに関しては保湿よりも、肌への刺激や好みのテクスチャーで選んでも大丈夫です。  また、メイクをせずに過ごす場合は、「洗顔料」の項目で紹介したような洗顔時のことを考えた機能の日焼け止めを選んでください。日焼け止めの代わりに、SPF機能のある化粧下地を使用するのも良さそうです。  h3:ファンデーション 最近の日焼け止めは、化粧下地の機能を備えたものが多く販売されていますが、ファンデーションとの相性を考えると、日焼け止めの後に化粧下地を付けてから、ファンデーションを重ね付けします。  このときに、保湿成分を配合した化粧下地と、保湿効果の高いファンデーションを重ねると、肌質によってはテカリが出てしまったり、化粧崩れしやすくなる可能性があります。  いくつか試してみて、自分の肌に合ったものを選びましょう。ファンデーションだけで考えるなら、保湿力の高いクリームタイプがおすすめです。  h3:日中の保湿 エアコンの効いた室内に長時間いるなどして顔の乾燥を感じたら、メイクの上から水分を追加し、保湿できるアイテムを使いましょう。  一般的なのは化粧水のミストですが、オイルや保湿成分が配合されていないものを使用すると、水分が蒸発するときにさらに肌の水分を奪ってしまいかねません。オイルミストや、保湿成分が配合されているものを選びましょう。  また、目元や口元・頬などのポイントで乾燥を感じるなら、乳液やメイクの上からでも使える美容オイル、スティックタイプの保湿アイテムで保湿します。  h2:乾燥対策に活用したい便利アイテム

肌が乾燥しているのかどうか、今一つ自分の肌のコンディションがわからない人は、スキンチェッカーなどを利用してみてください。

また、肌そのものへの乾燥対策に加え、冷房を使って室内が乾燥している場合は、環境そのものにも対策が必要です。乾燥対策に便利な加湿アイテムも紹介します。

スキンチェッカー

美容部員のいるお店で化粧品を選ぶと、肌にセンサーをあてて水分量・油分量を測ってくれることがあります。

スキンチェッカーと呼ばれる機械ですが、「なかなかお店に行けない」「肌を直接触られるのはちょっと……」という人は、自分専用のスキンチェッカーを用意してみるのも良いでしょう。

最近ではメーカー各社からさまざまなタイプのスキンチェッカーが発売されており、水分量・油分量に加えハリや肌のキメをチェックできるものや、記録を保存できるものなど用途に合わせて選べます。

peipai スキンチェッカー

peipai スキンチェッカー
peipai スキンチェッカー3102円(税込)

peipaiのスキンチェッカーは、水分量・油分量・弾力・肌年齢が計測できるスキンチェッカー。10回分の計測結果が保存できるので、日々の変化が確認できます。また、USB充電式なので便利です。

加湿アイテム

夏の冷房が効いた部屋は湿度が低いため、できれば加湿器も一緒に使いたいところ。でも電気代の心配や、カビのことを考えると少し心配ですよね。そんなときは、電力不要のペーパー加湿器が活躍してくれます。

ペーパー加湿器は、正式には自然気化式加湿器と言い、水を含ませたペーパー(フィルター)から自然に蒸発する水分で加湿するものです。電気で水蒸気などを発生させる加湿器と違い、広い範囲を加湿するほどのパワーはありませんが、作業しているそばに置いておけばかなりの効果が期待できます。

もちろん、ペーパー自体が防カビ・抗菌のものが多いので、通常使用であればカビの心配はほとんどありません。

ペーパー加湿器の利点は他にもあります。ペーパーの部分だけ取り換えることができるタイプなら、汚れやカビが気になってきたときに手軽に交換できますし、ペーパーの色を変えることで作業スペースの雰囲気も変わります。

最近は100円ショップなどでも販売されているので、気分に合わせていろいろなデザインを楽しんでみるのも良いでしょう。

なお、利用する水はミネラルウォーターや浄水器の水ではなく、普通の水道水を使います。塩素による消毒がされているため、安心です。

ミクニ ちょこっとオアシスプラスシー

ミクニ ちょこっとオアシスプラスシー
ミクニ ちょこっとオアシスプラスシー 1650円(税込)

ミクニ「ちょこっとオアシスプラスシー」は、下のケースに水を入れることができるので、長時間、給水なしで加湿してくれます。ペーパー部分(フィルター)は複数色のバリエーションがあり、交換時に色変更もできます。

意外と乾燥しやすい夏の肌。洗顔の仕方や化粧水のつけ方など、ちょっとした工夫で、簡単に肌に潤いを与えられます。

まずは、スキンケアを見直して、みずみずしい肌を目指しましょう。

監修者プロフィール:鶴田 葵さん(西大寺駅前A皮膚科 院長)

鶴田 葵さん(西大寺駅前A皮膚科 院長)

つるた・あおい 奈良県立医科大学卒業後、神戸大学関連病院(一般皮膚科)へ入局。大阪市北区の美容皮膚科・皮膚科クリニック院長を経て、西大寺駅前A皮膚科を開院。自身も学生時代ににきび・アトピー性皮膚炎を患い悩んだ経緯があり、元患者ならではの目線での診察に定評がある。日本医師会認定産業医、日本皮膚科学会認定専門医。日本美容皮膚科学会所属。

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