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化粧水や美容液でゆらぎ肌対策を
ゆらぎ肌とは?その原因とおすすめのケア方法を紹介
ドクタースパ・クリニック
大野淳子
公開日:2021.03.25
更新日:2022.09.23
年齢を重ねていくと「ゆらぎ肌」という言葉を耳にしませんか?ゆらぎ肌とは、そもそもどういう状態なのでしょう。ゆらぎ肌になる原因や対策をはじめ、ゆらぎ肌の改善が期待できるスキンケア法や、おすすめの化粧水、美容液、日焼け止めなどをご紹介します。
「ゆらぎ肌」とは?そもそもどういう状態?
肌のコンディションは常に変わっています。朝起きて顔を洗うとき、メイクをするとき、外出して外の空気に触れたり、太陽の光を浴びたとき……。一日の中のさまざまな瞬間で、肌のコンディションが変化することは、みなさんもしばしば感じることだと思います。
いつもと変わらず調子がいいと感じるときも、実は肌は常に生まれ変わっています。「生まれ変わる」は少し大げさに聞こえるかもしれませんが、私たちの体や肌は、常に古くなった部分が新しいものに入れ替わりながら、同じ状態を保っているのです。
では、私たちの体や肌が常に生まれ変わり、変化している中で、「ゆらぎ肌」とは、どういう状態を指すのでしょうか?
私たちの肌は、厳密に考えると常にゆらいでいるといえます。ゆらぎながら、体を外気や太陽の光、その他のさまざまな内外からの刺激から肌を守っています。ですが、そのゆらぎが、さまざまな原因で通常以上に大きくなり、バランスが崩れかけてしまっている状態、それが「ゆらぎ肌」です。
急なカサカサ感やピリピリする状態
トラブルとまではいかなくても、ベストな状態ではなく、内外の刺激に応じて不快感を発生させている状態の肌を「ゆらぎ肌」といいます。
具体的には、肌が急にカサカサしたり、ピリピリする。毎日使っている化粧品のはずなのに、どこかしら違和感がある。そんなときは「ゆらぎ肌」になっているのかもしれません。
肌トラブルが発生しやすい状態
「ゆらぎ肌」は、体内を外部の刺激から守っている肌が不安定になっている状態です。私たちの肌は、鉄や石のようなものとは違い、むしろ「ゆらぐこと」で外部の刺激を柔軟に受け止め、体の内部を守っています。やわらかいことが強さにつながっているのです。
ですが「ゆらぎ肌」になると、そのゆらぎが大きく、より不安定になり、肌が弱くなってしまいます。「ゆらぎ肌」は肌トラブルが発生しやすい状態ともいえるでしょう。
ゆらぎ肌になる原因とは?
では「ゆらぎ肌」はどんなときに起きるのでしょうか? 肌は私たちの体の内部を外の世界から守るバリアの役割を持っています。つまり、肌は、体の内部の変化と外部から刺激、その2つの影響を受けているのです。
【ゆらぎ肌になる原因1】偏った食生活や睡眠不足の影響
偏った食生活や睡眠不足が、体、そして肌に悪影響を及ぼすことはいうまでもありません。睡眠は、肌の古い組織が新しい組織に入れ替わること、いわゆる「ターンオーバー」に不可欠です。睡眠中には、ターンオーバーが盛んに行われるため、睡眠不足になるとターンオーバーが間に合わず、肌のコンディションが乱れて「ゆらぎ肌」になってしまいます。
また、ターンオーバーには十分な栄養も欠かせません。偏った食生活で栄養が不足したり、栄養のバランスが悪いと、仮に長時間寝たとしてもターンオーバーが満足に行われないことになります。
【ゆらぎ肌になる原因2】ストレスや緊張などの影響
心理的なストレスや緊張も「ゆらぎ肌」の原因になります。
私たちの体の中では、自律神経が働き、さまざまな臓器の活動をコントロールしています。自律神経には、昼間体を活発に動かしているときに働く交感神経と、夜に体を休めているときに活発になる副交感神経があります。
ストレスや緊張によって自律神経の働きが乱れると、体のさまざまな部分に不調が表れます。「ゆらぎ肌」もその一つです。
【ゆらぎ肌になる原因3】乾燥や気温、湿度の外的環境
乾燥や気温、湿度といった外敵環境も、もちろん「ゆらぎ肌」の原因になります。肌は体の内部を外部から守るバリアですが、外部の変化が大きいと、当然バリアに対するダメージも大きくなります。
例えば、春は急に気温が上がったり、また逆に下がったりと変化が大きい上に、花粉も飛んでいます。夏は外の暑さと冷房が効いた室内との温度差や、強い日差しが肌にダメージを与えます。そのような厳しい外的環境によって、肌が大きくゆらいでしまうこともあるでしょう。
また、体質的にお肌が乾燥しやすい、もともとバリア機能が敏感で水分保持力が弱い体質の方もゆらぎ肌になる原因のひとつです。
【ゆらぎ肌になる原因4】ホルモンバランスの変化
生理が近づくと肌の調子が変わることは、多くの方が経験されていることでしょう。女性は月経のサイクルでホルモンバランスが乱れやすいため、そのような体内の変化も「ゆらぎ肌」の原因となります。
ゆらぎ肌を回避・改善する対策方法とは?
さまざまな要因が「ゆらぎ肌」を引き起こします。ここからは、「ゆらぎ肌」を回避し、改善する方法をご紹介します。
【ゆらぎ肌対策1】お風呂でゆっくり温まる
シャワーだけでなく、お風呂でゆっくり温まることは肌の新陳代謝やターンオーバーを促進することにつながります。ただし、お湯が熱すぎたり、長く入りすぎるのは禁物。38〜40℃くらいのぬるめのお湯に、15分くらいを目安に入るようにしましょう。
【ゆらぎ肌対策2】乾燥や紫外線・強い日差しを避ける
乾燥や強い日差しなど、外からの肌への刺激を避けることは「ゆらぎ肌」を回避するための基本です。外出する際には、季節を問わず日傘を上手に使い、日焼け止めクリームを使用することがいいでしょう。また、室内にいる場合は、室内の湿度にも注意してください。
【ゆらぎ肌対策3】食生活の改善や睡眠をしっかりとる
英語には「You are what you eat」ということわざがあります。直訳すると「あなたは、あなたが食べた物で出来ている」となります。つまり、「健康は食べ物で決まる」という意味です。
体にいい食べ物、肌にいい食べ物についての情報は、本やインターネットを見ると膨大にありますが、そのなかから大事なことを一つだけ挙げるとすれば、「バランスよく、いろいろなものを食べること」ではないでしょうか。
「あれはいい、これはダメ」と意識しすぎると、かえってストレスになってしまうこともあります。あまり堅苦しく考えず、さまざまな食べ物、特に旬のものをバランスよく取るようにしてください。
そして、睡眠も十分にとるようにしましょう。単純なことですが「よく食べて、よく寝る」。この場合の「よく」は「量がたくさん」という意味ではありません。適量で体に負担のかからない食事や睡眠を心掛けてください。
編集部オススメ!ゆらぎ肌におすすめのスキンケア
ここまでご紹介してきた対策方法は、「ゆらぎ肌」を回避・改善するための土台づくりや環境整備といえます。ここからは、具体的な手段であるスキンケア法をと編集部オススメの化粧品を見ていきましょう。
【ゆらぎ肌スキンケア1】保湿をしっかり行う
保湿は「ゆらぎ肌」はもちろん、肌にとって一番大切なことといえます。肌のバリア機能のもとともいえる、肌の柔軟性を保つためには、肌の水分量が重要になります。水分量を保持できる成分が配合されているものがおすすめです。
おすすめの保湿化粧水:オルナ オーガニック 化粧水 200mL 2037円(税込)
上質な天然のオーガニック成分や美容成分を数百種類の中から厳選して一つひとつ選び抜き、植物由来美容エキス23種を配合、「コラーゲン 3種類・ヒアルロン酸4種類・ビタミンC誘導体4種類・セラミド」の保湿・整肌成分もふんだんに追加しました。
ティーツリー・ラベンダー・オレンジを基調とした植物精油のオーガニックでさわやかな香りがあなたを包み、気持ちをリフレッシュさせてくれます。
【ゆらぎ肌スキンケア2】肌に刺激を与えない
「ゆらぎ肌」を防ぐには、肌に無駄な刺激を与えないことが大切です。
おすすめの低刺激化粧水:福美水 FUKUBISUI 顔 からだ用化粧水 500ml 3740円(税込)
福美水は、日本で古くから薬草として使われてきた植物の恵みをふんだんに取り入れたスキンケアシリーズ。日本にゆかりのあるハーブの恩恵をたっぷりと詰め込みました。使い続けるうちに肌の土台が整い、肌荒れを防ぎ、ダメージを受けにくい強く美しい肌に導きます。
【ゆらぎ肌スキンケア3】ゆらぎ肌予防の美容液を使う
「ゆらぎ肌」予防のための美容液が続々と登場しています。優秀なコスメを味方につければ、万が一のときも安心です。
おすすめのゆらぎ肌予防美容液:アユーラ (AYURA) リズムコンセントレートα 40mL 8800円(税込)
肌のコンディションを整え、つややかで健やかな肌を保つ美容液。肌荒れ、乾燥をくり返すゆらぎ肌に素早くアプローチしながら、紫外線や乾燥による肌荒れを防ぎ、潤いを与えます。
【ゆらぎ肌スキンケア4】ゆらぎ肌向けの日焼け止めを塗る
強い日差しに当たると肌がカサカサ、ヒリヒリしてしまう方は、しっかり紫外線をガードしましょう。
おすすめの日焼け止め:アクセーヌ スーパーサンシールド ブライトヴェール<R>SPF50+・PA++++ 22g 4400円(税込)
紫外線から守り抜く、SPF50+の美肌ヴェール。くすみ・色ムラをカバーし、ほんのり血色感のある明るい美肌へ。アクセーヌ史上最高のUVカット効果を実現し、心地よさ・やさしさにもこだわった日焼け止めベースクリームです。
独自のUVカット膜「ハイブリットUVシールド」を採用することで、角質層のセラミドを助け、肌のバリア機能を強化。また、独自のファインブライト処方により、くすみ・色ムラを明るく補正します。
健康な肌は常に生まれ変わっています。言い換えれば、常にゆらいで、生まれ変わることによって、健康な状態を保っているともいえるでしょう。ただし、そのゆらぎのバランスが乱れてしまうと「ゆらぎ肌」となり、トラブルの一歩手前の状態に陥ってしまいます。
今回は「ゆらぎ肌」とはどんな肌状態なのかをはじめ、「ゆらぎ肌」の原因や回避・改善する対策方法、おすすめのスキンケア製品などをご紹介しました。季節の変わり目は「ゆらぎ肌」になりやすいシーズン。一足早めのケアを心がけてください。
ゆらぎ肌について教えてくれたのは
ドクタースパ・クリニック 大野淳子医師
都内有名美容皮膚科で長年従事し、ボトックス・ヒアルロン酸注射等の注入療法やシミ・毛穴治療などの技術を磨き、美容治療全般を得意とする。治療内容以外にもメイクのこと等色々と親身になって相談に乗ってくれると人気。
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