ゆらぎ肌を集中保湿!潤う力を養うフェイスマスク3選
2023.04.032023年04月18日
花粉、PM2.5、環境の変化、春先は肌が荒れやすい
ゆらぎ肌を整えバリア機能アップ!簡単潤い3ステップ
春はゆらぎ肌になりやすい季節…。そこで50代の美容ライター中尾慧里さんが、自身も実践している、ゆらぎ肌を整え、バリア機能をアップさせる毎日のケア方法とアイテムを紹介。簡単3ステップで春の肌荒れ期を乗り越え、紫外線が強くなる夏に備えましょう!
春先に肌が不安定になるのはなぜ?
春先は、肌がゆらぎがち……。その理由は、朝と夜の寒暖差が大きいことと、花粉や黄砂、PM2.5が空気中に漂う季節であること、さらには寒さと乾燥がひどかった冬を過ごした後なので、肌のバリア機能が弱くなっていることが主な原因だと考えられます。
また、春はいろいろなことが変わるので、心的ストレスも原因の一つと言えるかもしれません。
さらに、50代・60代で更年期を迎えた世代ともなると、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が減ってくるため、ハリや弾力を保つ働きがあるコラーゲンやエラスチンなどが減少。それによって肌のバリア機能も低下。
加齢の影響で肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れることも、バリア機能に影響が……。
いよいよマスク着用が自由化しましたが、マスクによる摩擦も肌荒れの一因として考えられます。長かったマスク着用期間中に肌荒れで悩んでいた人は、マスクを外すことで少し緩和されるかもしれませんが、花粉症などアレルギー体質の人はそもそもバリア機能が弱い肌なのに、マスクによる摩擦でさらにダメージを受けてしまっています。
肌のバリア機能とは?
ゆらいでいる肌を回復させ、ゆらぎにくい肌に育てていくには、バリア機能を立て直して強化することが大切。
そもそもバリア機能とは何でしょうか?
それは、肌表面に備わっている肌を守る働きのことです。肌表面の一番外側に角質層があり、その内側に皮脂膜と天然保湿因子(NMF)・ケラチンと細胞間脂質が存在します。この3つの層によって肌を守り、健康を維持しています。
皮脂膜は汗と皮脂からできたもので、外的刺激から肌を守り、肌内部の水分蒸発を防ぎます。天然保湿因子(NMF)・ケラチンは、潤いを蓄えて保つ働きがあります。細胞間脂質は、角質細胞の隙間を埋めて角質層内の水分蒸発を抑え、水分を保持します。
肌のバリア機能を立て直す3ステップ
バリア機能を正常に機能させるには、やはり潤いは欠かせません。つまり、
- 水分と油分のバランスが整った状態をキープすること
- 化粧水でしっかりと潤いを与え、乳液やクリームでフタをして潤いが逃げないようにすること
この2つが大切。
また、不適切なダイエットなどで食生活が乱れ、栄養バランスが崩れると肌にもよくありません。タバコや過度な飲酒、夜更かしも避けるようにしたいものです。
【ステップ1】クレンジング:肌の汚れは「しっかり&優しく」落とす
大切な潤いを与える際は、浸透を邪魔しないように肌をクリーンな状態にしておくことも重要。汚れは刺激なくきちんと落としましょう。
クレンジングや洗顔料はいろいろなタイプがありますが、自分の肌状態に合ったものを選んでください。肌が過敏になっている際は、シートでふき取るタイプや洗浄力の強いタイプはやめて、肌あたりの優しいテクスチャーがおすすめ。個人的には、春先に活躍するのはミルクタイプやクリームタイプです。
私が愛用しているのは、100%自然成分で作られたチャントアチャームの「クレンジングミルク バリア」(2023年2月24日限定発売)。肌のバリア機能をサポートする植物性セラミドや水分量を高く保持する役割のハーブエキスなど、敏感に傾きがちな肌のための特別処方です。
力を入れることなくなじませれば、メイク汚れもするりと落ちて、洗い上がりは適度にしっとり。ラベンダーベースのほんのりと優しい香りで、お手入れしている間もほっこりします。
>>チャントアチャーム クレンジングミルク バリア
価格:3080円(税込)
内容量:130mL
問い合わせ:チャントアチャーム
【ステップ2】保湿:オールインワンゲルでしっかり保湿
肌をクリーンにしたら、次のステップは保湿です。
大切なのはわかるけれど、毎日、化粧水や乳液、保湿クリームなど、いろいろつけるのは正直大変……という面倒くさがりの私が普段愛用しているのは、保湿効果の高いオールインワンアイテムです。
肌荒れや乾燥が特に気になる日や、時間に余裕のある日だけ、ステップを踏んだしっかりケアをすればOKと割り切っています!
おすすめしたいのが、肌が弱っている人の味方というイメージのブランド「メディプラス」のオールインワンゲルです。メディプラスのアイテムは、とにかく保湿力が高い、というのが特徴。
2023年、そのメディプラスのゲルが世界初の成分を配合してパワーアップ。整肌成分であるグリセリンをオゾン化した「グリセナジーRB」という新成分がバリア機能の根幹に働きかけて、天然保湿因子(NMF)やセラミドだけではなく、角質細胞の壁も強化して肌トラブルを防いでくれるというのです!
使ってみると、ぷるんとしたゲルはベタつくことなくスルスルとのびて、夕方になってもカサカサすることなく、ほどよいみずみずしさが長続きします。
ブースターとしての効果も高く、まずはゲルで角質層を整えた後で化粧水や乳液などのアイテムで水分や油分、栄養分を補給することでバリア機能を強化できるそうです。
>>メディプラス メディプラスゲル
価格:4400円(税込)
内容用:180g
問い合わせ:メディプラス
【ステップ3】UV対策:バリア機能を守るなら紫外線カットも必須
マスク着用が自由になって外出が増えてきましたが、これから紫外線がだんだんと強くなる季節でもあります。紫外線によって皮脂が酸化し、乾燥がひどくなるとバリア機能を低下させます。また、肌のターンオーバーを乱し、シワやシミ、角質肥厚といったトラブルの原因にもなります。
紫外線は、曇りの日でも家の中にいても降り注ぎます。マスクをしているから大丈夫!という人もいますが、それは間違い。マスクなんて簡単に透過します。外出しない日でも、マスクをしていても、365日紫外線カットは必要なのです。
最近私が注目しているのは、乾燥性敏感肌を考えるメーカー・キュレルから2023年春に発売された「潤浸保湿 UVローション」。バリア機能が弱っている肌にうれしいアイテムです。
SPF50+・PA+++だから、長時間外にいる日やリゾート地でも使えるUVカット率に加え、化粧下地としても使え、子どもから大人まで、家族全員で共有できる安心の成分配合。
さらに、花王が長年研究した中から生まれた、セラミドの働きを補って潤いを与える保湿成分を配合。消炎剤配合で肌荒れをブロックし、ちりや花粉などの付着を防いで外敵刺激からも肌を守ってくれるという優れものです。
>>花王 キュレル 潤浸保湿 UVローション【医薬部外品】
価格:1760円(税込/編集部調べ)
内容量:60mL
問い合わせ:花王
しっかりケアして、肌がゆらぎやすい春を乗り切りましょう!