シャンプー、歯磨き粉、調味料……どう捨てるの?

使い切れない物の 捨て方&活用アイデア

雑誌「ハルメク」

使いきれずに残っていたり、消費期限が過ぎてしまったりした物、みなさんはどうしていますか? 「捨てようと思っても捨て方がわからない」とか、「捨てることに罪悪感がある」という方もきっといるはず。そんな物たちの捨て方と活用法をご紹介します。

捨て方がわからないものの捨て方
【目次】
  1. 全国共通の「正しい捨て方」は存在する?
  2. ただ「捨てる」ではもったいない!
  3. 掃除と洗濯に余ったシャンプーが使える
  4. 肌に合わないメイク落としは、頑固な油汚れに効く
  5. 「酢」はまな板や 包丁、スポンジの 抗菌作用も

全国共通の「正しい捨て方」は存在する?

きっかけは、編集部内でのこんなやりとりでした。「冷蔵庫の中を整理すると、奥の方から使いかけた賞味期限切れのドレッシングやら焼き肉のたれやらが出てくることあるよね」「そういうやむを得ない残り物ってどうしてる?」「排水口に流していいのかな?」  

まずは「正しい処分方法」を知るべく、廃棄物の処理に関する相談窓口を設けている環境省廃棄物・リサイクル対策部に問い合わせてみました。すると、「これが正しい、と一概に言うのはなかなか難しいですね」(廃棄物対策課)との回答。というのも、しょうゆなどの調味料、シャンプーなどの家庭ごみは「一般廃棄物」の分野に入り、一般廃棄物の処理方法は、国ではなく各市区町村に委ねられているのだそう。「各地域でどのように決めているのか、細かな状況は、あいにく環境省で把握しておりません」(同課)  

そこで、インターネット上などで「ごみの分別が細かい」といわれている全国20市区町村にアンケート調査を実施。「ドレッシングなどの油分を含む液体調味料」「しょうゆなどの液体調味料」「ケチャップなどの半固形食品」「化粧水や乳液」「液体ボディーソープやシャンプー」など分別表には載っていない物の捨て方について尋ねたところ、東京都練馬区や愛知県名古屋市など8市区から回答がありました。

ただ「捨てる」ではもったいない!

余った油の使い方

アンケートの結果は主に、
(1)「中身を排水口に流し、容器は分類表に従って処分」
(2)「中身を新聞紙や布に吸わせて、可燃ごみとして処分。容器は分類表に従って処分」

という2つの処分方法に分かれました。食用油や油を含む調味料は、7市区が(2)と回答。食用油は「回収してバイオディーゼル燃料として再利用している」という地域もありました。

「ハルメク読者のみなさんはどうしているのだろう」。今度は読者のみなさんに調味料や洗剤などの処分方法を質問してみました。すると、捨て方だけではなく、「こんな使い方をしている」という生かし方の情報が続々と寄せられるではありませんか!

みなさんの声では、残った物を掃除に活用する事例が目立ちました。中でも「掃除、洗濯にと幅広く活用できる」と話題だったのが、シャンプーです。

 

掃除と洗濯に余ったシャンプーが使える

シャンプー

「頂き物のシャンプーで自分に合わなかったときは、ヘアブラシを洗うのに使ったり、お風呂掃除に使ったりする」(N.Nさん)、「使い切るようにしているけれど、余ったらお風呂洗いに」(Y.Sさん)、「香りがいいのでトイレ掃除に使う」(S.Kさん)など“掃除派”の他、「水で薄めて小物を洗濯する」(H.Mさん)といった“洗濯派”の声もありました。

みなさんから寄せられた シャンプー、 ボディーソープの活用法をご紹介します。

・お風呂の湯あかも衣類汚れもスッキリ落ちる!

お風呂掃除はスポンジにとって磨くだけ。洗濯は液体洗剤よりやや多めの分量を水に溶かし、衣類を浸け置きした後、手洗いします。

・トイレ掃除に使うと香りがよくて気持ちいい

便器に垂らしてブラシで磨けば、いい香りが広がります。泡立ちがいいので分量にはご注意を(尿汚れは、下記酢の活用例を参照)。

本来髪の毛を洗うシャンプーで本当に汚れが落ちるのか、編集部も浴槽洗いを実践してみました。水で濡らしたスポンジにシャンプーを半プッシュ分ほど出し、泡立ててから浴槽をこすると、表面のざらつきがスッキリ。浴室にふんわりいい香りが広がります。  

住宅アドバイザー・藤原千秋さんによると、「シャンプーは水にも油にもなじみやすい界面活性剤で、皮脂やたんぱく質汚れをよく落とします。ですから、お風呂掃除だけではなく、洗濯洗剤としても転用できる。1人暮らしの方なら、シャンプー1本あれば洗剤は不要なぐらい」と言います。

肌に合わないメイク落としは、頑固な油汚れに効く

歯磨き粉

続いて、 チューブに残りがちな 歯磨き粉と、メイク落としの活用法です。

・研磨効果とミントの香りでシンクがピカピカに

研磨剤入りの歯磨き粉は、水を加えて溶かしてシンクやタイル磨きに活用。ミントの香りがしてさわやかです。

・ガスレンジの頑固な油汚れもスルスル緩む

メイク落としは、油汚れを緩める効果もあります。「中でもメイク落としシートは、そのまま汚れたガスレンジをゴシゴシこすれておすすめです」(藤原さん)

「酢」はまな板や 包丁、スポンジの 抗菌作用も

酢を掃除に生かしている様子

お酢を特売日に買っておいて 気付いたら期限切れ……なんてことありませんか? 酢には雑菌の繁殖を抑える抗菌作用もあります。古くなった酢でも、作用はそのままなので大丈夫。酢水をまな板やスポンジなどにスプレーしておけば、手軽にキッチンまわりを抗菌できます。

・水で薄めた「酢水」はアルカリ汚れに効く

酢はせっけんカスや尿汚れなど「アルカリ性の汚れ」に効果的。酢と水道水を1対1で割った「酢水」をスプレーボトルに入れ、便器にスプレーしてふき取ったりブラシでこすれば、スッキリ。

※酢は鉄製品、ペンキ塗装の木、大理石には使えないのでご注意ください。

・排水口には原液+重曹でぬめりスッキリ

重曹をたっぷり振りかけた後、酢(原液)をかけて発泡させます。30分から一晩置いてお湯で流せば、ぬめりも臭いも落ちます。

他にも、台所まわりの余りがちな物では、こんな アイデアが寄せられました。


読者のJ.Mさんからは「てんぷら油は、生ごみ処理に活用」との情報が。段ボールの中にピートモスやもみ殻くん炭、生ごみを加えて発酵させ、堆肥を作っているのだそう。「冬場など気温が低く発酵が進まないとき、てんぷら油を少量加えることで、湯気が出るほど熱が上がって発酵が進み、いい堆肥ができますよ」(J.Mさん)

このように、シャンプー以外にもつい残りがちな物の活用法はいろいろ。まずは、使い切る。それでも残ったら、別の使い道を考える。無駄をなくして、環境に負荷のかからない暮らしを心掛けたいですね。

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構成=小林美香(ハルメク編集部)
※この記事は、2016年12月号「ハルメク」を再編集しており、内容は掲載当時のものです。
 


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