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素朴な疑問運動する人にいい!バナナの効果とは?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近ジム通いを再開しました! テレビのランキング番組で、運動時の栄養補給におすすめ食品として、バナナが紹介されていました。たしかに手軽に食べられて便利だけれど、それだったら栄養補助ゼリーでもいいような?
甘いしカロリーもありそうなのに、選ばれた理由が気になります! 早速調べてみました。
「運動するならバナナ!」の理由がすごい
バナナは、糖質やビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んでいて、手軽に栄養が補える食材として運動をする人にぴったり。実は、運動前後に食べるのも効果的なんだそうです。
運動前の糖質補給に
運動前にはパワーの源になる糖質やアミノ酸を補充することが欠かせません。空腹やエネルギーが足りない状態で運動を始めると、筋肉を分解してエネルギーに変えて使ってしまうので、運動効果が減少してしまいます。そのため、運動前は、バナナのように消化がよく糖分を含んだものを軽く食べておくといいそうです。食後40分ほどで消化吸収されるので、その時間から逆算して食べておくと、バナナの栄養分が体に補給され、効率よく運動できます。
運動中のエネルギー補給に最適
長時間の運動時をする際には、パフォーマンスを落とさないようにするために、合間に水分と栄養を補給することが大切です。
また、暑い季節の運動では発汗量が多くなるので、熱中症対策が必要になります。熱中症予防には水分補給が大切ですが、汗をかいたのに、水だけを摂取していると血液中の塩分濃度が低くなり、水を飲んでいるのに熱中症を引き起こす可能性があります。
熱中症や疲れからくるけいれんを防ぐには、水分とともに、発汗で失われたこれらのミネラルを摂取することが欠かせません。バナナには糖質だけでなく、「カリウム」というミネラルが豊富に含まれており、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保ってくれます。カリウムが不足すうると、脱水症につながるので、バナナは運動中の熱中症予防に適しています。
ただし、カリウムはナトリウムを排出する作用があるので、運動中の脱水症対策としては、水分、バナナとともに、ナトリウムを併せて取ることもよいでしょう。例えば、バナナに少々の塩をかけて食べるのがおすすめです。
以上のことから、バナナは長時間の運動を乗り切るための栄養補給にも適しているといえます。
運動後の素早い補給で疲労回復
運動後は疲労回復のため、できるだけ早く糖質を取ることがよいといわれています。バナナのような吸収の速い糖質を運動後に素早く取ることで、運動中に使われた筋グリコーゲン(筋肉中のエネルギー源)を効率よく回復させることができます。
また、バナナには汗をかくことで失われやすい鉄分や銅などのミネラルが含まれているので、運動後に取ることで、貧血予防にもなります。さらに鉄はコラーゲンの合成に必要な栄養分で、骨、じん帯、皮膚などの生成に役立つので、運動後の体のリカバリーをサポートしてくれます。
運動以外にもあるバナナを食べるメリット
バナナには、他にもうれしい効果があります。バナナは濃厚な甘みの割に、1本約86kcalと意外と低め。ビタミンやミネラルをバランスよく含んでいるので、ダイエット中の食事にもぴったりです。バナナは腹持ちがよく、満腹感が得られるので食事の前にバナナを食べることで、無理なく食事の量が抑えられ、過食を防ぐことができます。体にいいフルーツですが、農林水産省の「食事バランスガイド」では1日に200g(バナナ2本程度)の摂取が望ましいとされています。バナナの摂取は1日2本程度にとどめたほうがよさそうです。
さらにバナナにはブドウ糖、果糖、ショ糖など複数の糖質が含まれています。これらは体内に吸収されるスピードが違うので、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果も期待できます。
また、セロトニンの材料となる「トリプトファン」やビタミンB6や、さらに、心を安定させるという「マグネシウム」も含まれているので、一日の疲れを癒やすのに向いています。
なお、バナナにはカリウムが多く含まれるため、腎臓病などでカリウム制限のある方はかかりつけの医師と相談して食べるようにしましょう。
運動時はもちろん日頃の食生活にバナナを取り入れることで、より健康的な生活を送れそうですね。
※この記事は2020年8月の記事を再編集をして掲載しています。
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参照:スミフル

イラスト:飛田冬子
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