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素朴な疑問鼻うがいって効果はあるの? やり方は?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
久しぶりにインフルエンザにかかってしまいました。周囲もA型だB型だ、やれ風邪だ胃腸炎だとバタバタと倒れ、ようやく落ち着いてきたと思ったら今度は花粉症。いつになったら安心して外出できるのよー! と天に向かって叫びたい気分……。
いつも元気そうな友人に何かよい健康法でもあるのかと聞いてみると、「鼻うがいがおすすめ。鼻の中を洗うから鼻詰まりがスッキリするし、すごく効くわよ」とのこと。鼻うがいって何? 鼻の中を洗うだなんて、聞いただけで鼻の奥がツーンとなっちゃうんだけど!(ハイ、プールで水を吸い込んだ経験あります……)
それでも、花粉症による鼻詰まりの苦しさから逃れられるなら背に腹は変えられません。さっそく「鼻うがい」について調べてみました。
鼻うがいとは文字通り、うがいをガラガラするように鼻の穴から水を入れて鼻の奥まで洗い流す方法のこと。
頑固な鼻水や、喉の奥にたまったウイルス、花粉、ハウスダストなどを取り除くことで風邪や花粉症を予防したり、副鼻腔炎(蓄のう症)を改善できるということで、最近では耳鼻科でもすすめられているんだとか。
風邪やインフルエンザ、花粉症による諸症状は「上気道」と呼ばれる鼻から喉までの部分でウイルスが感染・繁殖することで起こります。感染によって鼻が詰まると口呼吸をするしかなく、喉の粘膜がどんどん乾燥して炎症を起こしやすくなり、さらにウイルスに対抗する力が失われてしまうのです。
つまり、つら〜い風邪やインフルエンザを撃退するには、病原菌のたまり場である鼻の奥を直接洗った方が、菌を体の外に追い出すことができるので効果が高いっていうことなのね。
そうと聞いたら、早速やってみるしかない! とはいえ痛くなるのはイヤなので、安全な鼻うがいのやり方を調べてみました。実は、プールやお風呂で鼻に水が入ってツーンとするのは、冷たい水が原因なんだとか。体温に近い温度だと、鼻に入っても痛くないそうです。
鼻うがいでは体温に近い37〜40度のぬるめのお湯に塩を溶かした、塩分濃度0.9%の生理食塩水を使います。作り方はカンタン。お湯を沸騰させた後に人肌くらいの温度まで冷まし、お湯1L当たり9gの塩を溶かせば出来上がり。
食塩水を流し込む方法としては、ドレッシングボトルのようなノズルタイプの容器に入れて鼻に差し込むのが一般的。ノズルを差した鼻の穴が上になるように、顔を少し傾けて食塩水を流し入れ、反対の穴から出します。このとき食塩水を飲み込むと、痛みが出るので気を付けて。また勢いがあり過ぎると鼻の粘膜が傷付いてしまうので、ゆっくり入れるようにするのがポイント!
ノズルタイプの容器がなかったら、食塩水の入ったコップにストローを入れる方法もあります。一方の鼻の穴を指で押さえて、開いている方の鼻の穴にストローを差して吸い込み、押さえていた指を離して反対の鼻の穴や口から出します。洗面器に食塩水を入れて、一方の鼻を穴を押さえつつ顔を近づけて食塩水を吸い込み、同様に出す方法も。
あのつら~い症状をお金をかけずにスッキリできるなら、やらない手はないですね!
食塩水作りがちょっと面倒そうなので、市販の鼻うがいキットなどを活用するのもよさそう。でも、これで春には花粉を気にせずお花見に出掛けられるかもしれません。何の料理やお酒を持っていこうかな、今から楽しみ〜。
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参照:Cochrane
イラスト:飛田冬子
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