脂肪燃焼スープでダイエット!効果や作り方・アレンジ
2023.04.012023年08月26日
素朴な疑問
トムヤムクンの名前の意味って?具材や味は?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
今日はお友達とタイ料理を食べに行ってきました。ズラリと並んだメニューから何を頼もうか迷っていると、タイ人のシェフが「うちのお店はトムヤムクンがおすすめだよ! 」とひと言。
前から気になっていたのだけれど、トムヤムクンって名前にインパクトがあるわよね。どういう意味なのかしら? いい機会なので調べてみることにします!
トムヤムクンの意味って?
タイ料理の中でもっとも有名な料理であるトムヤムクン。トムは「煮る・茹でる」、ヤムは「和える・混ぜる」、クンは「エビ」という意味。直訳すると「エビ入りの酸っぱ辛いスープ」です。
タイでは「トムヤム」という辛くて酸っぱいスープがよく飲まれており、エビ(クン)を入れるとトムヤムクン、鶏肉(ガイ)を入れるとトムヤムガイ(鶏肉入り酸っぱ辛いスープ)、豚肉(ムー)を入れるとトムヤムムー(豚肉入り酸っぱ辛いスープ)といったように、加えた具材によって呼び名が変わるのです。
トムヤムクンには2種類ある?
「トムヤム」には「トムヤム・ナムコン」というこってりタイプと、「トムヤム・ナムサイ」というサッパリタイプの2種類があり、地域によって異なります。
ナムコンは「濃い水」という意味で、ココナッツミルクやエバミルクを使うことで濃厚な味わいになっているため、外国人でも食べやすく、タイの子どもたちにも好んで食べられています。
一方、「澄んだ水」という意味のナムサイは、ココナッツミルクなどが入っておらず、スッキリとした辛さとパンチの効いたストレートな味わいが特徴です。
どちらも鶏ガラベースのスープにさまざまなハーブをブレンドしていて、トマトやホムデン(赤小玉ねぎ)、きのこ類が具材として入っているのが一般的です。
トムヤムクンは世界三大スープの一つ
トムヤムクンは、世界三大スープの一つに数えられるほど有名です。
一度食べたら忘れられないほどおいしいといわれるそのスープは、香りの料理といわれるタイ料理の中でも、特にハーブの香りを存分に楽しめることで知られています。
発祥には諸説あり、アユタヤ王朝時代にフランスの使節団をもてなすためにタイ風のブイヤベースとして考案されたという説や、川沿いに住むタイ人が作った川エビを使った家庭料理が始まりだという説も。
本場タイでは仕上げにパクチーを散らし、素焼きのポットに入れて提供されることが多く、タイ米にかけて食べることもあります。
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イラスト:飛田冬子