素朴な疑問木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いは?栄養・使い分けも解説

公開日:2023/04/09
木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いは?栄養・使い分けも解説
木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いは?栄養・使い分けも解説

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

今夜は冷奴をおつまみに晩酌です。昼間にスーパーで買ってきておいた豆腐をあけて……ん? 絹ごし豆腐を買ったつもりが、木綿豆腐と間違えてしまったみたい。

 

ダンナさんは「木綿豆腐のしっかりとした食感も好きだよ」と嬉しそうなので、絹ごし豆腐好きのワタシも今日のところは我慢します。

 

今まで、豆腐って木綿と絹ごしがあるのが当たり前だと思っていたけれど、食感くらいしか違いがわからないわ。上手な使い分け方も知りたいし、調べてみようっと!

 

木綿豆腐と絹ごし豆腐どっちが人気?

木綿豆腐と絹ごし豆腐どっちが人気?

ウェザーニュースが2021年6月に8700人を対象に行った「よく買う豆腐は?」というアンケートでは、以下のような結果が出ています。

 

  • 絹ごし豆腐:53%
  • 木綿豆腐:40%
  • その他:5%
  • 買わない:2%

 

近畿や北陸では6割以上が絹ごし豆腐を好む一方、四国や東北では半数以上が木綿豆腐を好んでいるなど、地域によっても好みに違いがみられます。

 

木綿豆腐と絹ごし豆腐の違い

木綿豆腐と絹ごし豆腐の違い

木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いといえば、一番に思い浮かぶのは食感です。そのほかにも、両者には以下のような違いがあります。

 

【製造方法】

 

木綿豆腐は豆乳に凝固剤を加えて一度固めたものを崩し、水分を絞って再び固めて作ります。木綿の布を敷いた穴のあいた型箱に入れて圧力をかけるので、表面に木綿の布目の凸凹がつきます。

 

一方、絹ごし豆腐は木綿豆腐よりも濃い豆乳に凝固剤を加え、そのまま固めて作るため、水分は絞りません。

 

【栄養価】

 

木綿豆腐は製造工程で水分を絞るため、栄養価が凝縮され、タンパク質や脂質、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、食物繊維など大豆本来の栄養素が絹ごし豆腐よりも多く含まれています。

 

一方、水分を絞らず作る絹ごし豆腐には、水溶性のカリウムやビタミンB群などが木綿豆腐よりも多く含まれています。

 

木綿豆腐と絹ごし豆腐のおすすめの使い分け・食べ方

 

木綿豆腐と絹ごし豆腐は、以下のように料理によって使い分けるのがおすすめです。

 

【木綿豆腐】

【木綿豆腐】

味しみがよく崩れにくい木綿豆腐は、煮物や炒め物、豆腐ハンバーグにするのが向いています。また、固さを活かして田楽や揚げ出し豆腐にしてもおいしくいただけます。

 

【絹ごし豆腐】

【絹ごし豆腐】

なめらかでツルッとした食感の絹ごし豆腐は、冷奴や味噌汁、吸い物、サラダなどに使うのがおすすめです。

 

大豆の旨みを味わいたいときは木綿豆腐、あっさりとして喉越しのよいものを味わいたいときは絹ごし豆腐など、違いを生かして上手に活用しましょう。

 

■人気記事はこちら!


参照:相模屋

   ウェザーニュース

   ウチコト

ハルメク子さん
薬味をたっぷり乗せた木綿豆腐もとってもおいしかったです♪

 

イラスト:飛田冬子


もっと知りたい もっと知りたい

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /