素朴な疑問犬歯と八重歯の違いって?同じ歯じゃないの?

公開日:2023/03/26
犬歯と八重歯の違いって?
犬歯と八重歯の違いって?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

娘の友達が八重歯の矯正を始めたと聞き、「確かに昔は可愛いと言われていた八重歯も、今は治した方がいいって言われているものね」なんて会話をしていました。

 

でもそういえば、八重歯を「犬歯」と言うときもあるわよね。 気になったので、調べてみました!

 

犬歯と八重歯の違い

犬歯と八重歯の違い

犬歯は、前から3番目にある歯で、上下左右に1本ずつあるので全部で4本あります。ひし形で先端が尖っているので、食べ物をかみ砕けるとして、糸切り歯とも呼ばれています。

 

一方、八重歯は、本来の歯並びの外側に他の歯と重なって生えている歯のことをいいます。特に上顎の犬歯は八重歯になりやすいため、犬歯と八重歯を同じ意味と捉えてしまう方が多いですが、実際には歯列から飛び出して重なり合っていれば、犬歯以外の歯も八重歯と呼びます。

 

犬歯とは歯の名前、八重歯は歯並びの状態を表しているのです。

 

犬歯が八重歯になるのはなぜ?

犬歯が八重歯になるのはなぜ?

犬歯が八重歯になりやすいのは主に2つの理由があります。

 

1.遺伝などの先天的な理由
生まれつき顎が小さい人が、歯が並ぶスペースが足りず、歯列から飛び足した犬歯が八重歯となるケースです。一方、歯が大きかったり、歯の数が多かったりする場合も、歯が並ぶスペースが足りなくなり、同じように八重歯になることがあります

 

2.成長過程や食習慣など後天的な理由
乳犬歯の抜けるタイミングが遅かったり、虫歯などで乳臼歯を早期に失ってしまったりすると、他の歯にスペースを占領されてしまい、本来のスペースではないところから重なるように歯が生えてしまうことがあります。

 

また、柔やわらかいもの中心の食生活を送っていると、顎がしっかり発達せず小さくなり、八重歯になりやすくなるともいわれています。

 

八重歯は治療した方がいい?

八重歯は治療した方がいい?

日本では八重歯をチャームポイントとしてそのままにしておく人もいますが、八重歯を放置した場合、さまざまなリスクがあります。

 

  • 歯磨きがしにくく、磨き残しによって虫歯や歯周病を引き起こす
  • かみ合わせが悪くなり、頭痛や肩こり、腰痛などを引き起こす
  • 口呼吸になることで唾液の量が減り、口内が乾燥して口臭や虫歯の原因になる
  • 歯の向きや位置によって頬や唇に当たり、口内炎ができやすくなる など

 

ちなみに日本では「かわいい」印象もある八重歯ですが、海外ではドラキュラや悪魔のイメージが強く、印象が悪くなる可能性があります。また、歯並びのよさをステータスの一種ととらえる国もあり、自己管理ができていないという印象を与えてしまうことも。

 

見た目だけでなく、口内の健康を保つためにも、八重歯は治療する方がよさそうですね。

 

■人気記事はこちら!


参照:エムアンドアソシエイツ矯正歯科

   Oh my teeth

   医療法人社団 佑健会

   

ハルメク子さん
50代でも歯列矯正ができると知って興味が出てきたわ!

イラスト:飛田冬子


 

もっと知りたい もっと知りたい

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画