句読点、どっちが句点・読点?使い方のルールは?
2023.11.23公開日:2023年01月30日
素朴な疑問
「ずつ」と「づつ」どっちが正しい表記?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ご近所さんから、家族旅行のお土産においしそうな温泉まんじゅうをいただきました!
「みんなで2個づつ食べてね」というちょっとした手紙も添えられており、なんだかほっこりした気持ちになったのですが、同時に「あれ?」と違和感が。
というのもワタシは今まで「づつ」ではなく「ずつ」を使ってきたからです。もしかしてずっと間違って使ってたのかしら!?気になったので調べてみました!
「ずつ」と「づつ」どっちが正解?
「ずつ」と「づつ」ですが、結論からいうと、「づつ」は歴史的仮名遣いであるため、現代仮名遣いでは「ずつ」と表記するのが正しいそうです。
「ずつ」は漢字では「宛」と書き、以下の2つの意味で使われます。
- ある物を同じ分量・程度で分けることを表す
例:「1人2個ずつ温泉まんじゅうを分ける」 - ほぼ同じ分量で繰り返すことを表す
例:「1ページずつ本をめくる」
「づつ」も間違いではない
一方で、「づつ」も間違いではありません。文化庁の『現代仮名遣い 本文 第2(表記の慣習による特例)』では、以下のように記されています。
「なお,次のような語については,現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として,それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし,「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。
(中略)
例 ひとりずつ
原則として「ずつ」を使うけど「づつ」でも間違いではありませんよ、というわけね!
ちなみに、歴史的仮名遣い(づつ)から現代仮名遣い(ずつ)に変わったのは1946年(昭和21年)に内閣訓令第8号、内閣告示第33号が示されてからのことです。この時点では、「づ」は「ず」と書くこと、という内容でした。
それまでは「づつ」で教えられていたのに、急に「ずつ」になったのではこんがらがってしまいそうね!
それもあってか、現代仮名遣いは1986年(昭和61年)に改定され、現在の「原則はずつだけど、づつでも間違いではない」に落ち着いたのだそうです。
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参照:Oggi.jp

イラスト:飛田冬子
歴史的経緯からみて「づつ」のほうが正しいのではと思います。 雲の一種である「けんうん」も漢字音訓制限により 正しい意味の「巻雲」から「絹雲」に書き換えられた事例がありますから 公文書等ではむしろ「づつ」を使うべきなのではないのでしょうか 私的な場では「ずつ」でも間違いではないと思います。 「けんうん」も私的な場では「絹雲」を使っている人も結構いますし。