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2022年09月24日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
週末はダンナさんとビールを飲むのが定番。発泡酒でも第3のビールでも、ワタシは晩酌を楽しめちゃいます!
でもダンナさんには好みがあるらしく……。ビールと発泡酒と第3のビールって何が違うんでしょう?気になったので、調べてみました!
ビールの原材料は、麦芽とホップと水、それに副原料があります(使用可能な副原料は、酒税法で定められています)。
日本の酒税法では、ビールは麦芽の使用率が50%以上のものです。
発泡酒は、麦芽利用率が50%未満や、使用可能な副原料の規定量を超えているものになります。
酒税法で認められていない副原料を使用している場合も、発泡酒に分類されます。
日本の酒税法で認められていない副原料を使っている海外のビールなどは、日本では発泡酒として販売されることになります。
また、日本ではビールと発泡酒の他にも、第3のビールと呼ばれるビールテイストの飲料があり、法律上は「その他の発泡性酒類」と分類されています。
第3のビールの定義は、麦芽を一切使わず、ホップ、水、糖類、及びとうもろこしなどの政令で定められたものを原料として発酵させたお酒でエキス分が2度以上のもの、発泡酒に麦由来のスピリッツを加えた酒類でエキス分が2度以上のものとされています。
値段はビールだから高い、発泡酒だから安いというわけではありません。日本ではお酒に酒税がありますが、酒税が高くなればその分販売価格も高くなるのです。
酒税は、麦芽使用比率をもとに定められており、発泡酒でも麦芽の使用量によっては価格が高いものがあるということです。
麦芽の使用量によって酒税が決められているとお伝えしましたが、この酒税はビール、発泡酒、第3のビールでそれぞれ違います。しかし、今後は徐々に税率が一本化することが決まっています。
【2020年10月】※350mL缶あたり
【2023年10月】※350mL缶あたり
【2026年10月】※350mL缶あたり
発泡酒や第3のビールは価格が安いことが特徴でしたが、ビールとの差がなくなり原料や製法の違いなどで好きな味わいのビールを選べるようになります。
大手ビール会社をはじめ各社からビールの値上げも発表されていますが、価格の変化だけではなく新しいジャンルが登場するなども期待でき、今後どのようにビール市場が変化していくのか楽しみです!
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参照:たのしいお酒.jp
イラスト:飛田冬子