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2020年09月24日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日スーパーに行ったときに気付いたのですが、日本酒と料理酒ってよく似ているのにお値段が全然違いますよね。飲んだことはないけれど、料理酒を飲んだらおいしくないのかしら? 気になったので、早速調べてみました!
まず日本酒は、酒税法によって以下のように定義されています。
そして、「料理酒」と呼ばれているものは、酒類に分類される「清酒」と、食品に分類される「発酵調味料」があります。
【酒類】
【食品】
発酵調味料
下ごしらえや仕上げなど、料理にお酒を使う場面は意外と多いものです。お酒の調理効果には以下のようなものが挙げられます。
これらはアルコールの持つ揮発性や保水作用、酵素やアミノ酸の性質によるもので、科学的にも立証されている調理効果です。
吟醸酒や大吟醸酒のように、精米歩合が高い日本酒は料理酒には向かないとされています。原料の米を削ったときに生じる雑味や酸味を排除している分、お米のうま味も取り除かれてしまっているからです。吟醸酒や大吟醸酒は飲むのに適しているといえます。
一般的な料理に使うときは、この雑味や酸味も含まれた料理酒の方が、どっしりとしたコクを与えてくれるそうです。シンプルな蒸し物のように素材の味わいを大切にしたい料理には、精米度合の高い純米酒を使うなど、料理によって使い分けるといいそうです。
今まで、高いお酒を使えば、料理はよりおいしくなるのだと思っていましたが、そうとも限らないのですね。お酒って奥が深いわぁ。
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参考:酒みづき
イラスト:飛田冬子