更新日:2025年07月11日 公開日:2022年06月04日

素朴な疑問

パートとアルバイトに違いはあるの?

パートとアルバイトって何が違うの?

こんにちは!好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

ある日、アルバイトをしている娘が、「アルバイトって大変だけど勉強になる!お母さんもアルバイトしてみたら?」なんて言ってきました。でも私の世代では「アルバイト」より「パート」という言葉をよく使っていたような……。

そこで気になったのが、「パート」と「アルバイト、何が違うの?」という疑問。調べてみると、法律上は驚くべき事実があることが判明しました!

この記事では、その違いや背景について調べてみました。

【法律の観点】パートもアルバイトも分類は同じ!

まずお伝えしたいのは、法律上では「パート」と「アルバイト」に違いはないということ。どちらも「パートタイム労働者」というカテゴリに分類されています。

「パートタイム労働者」とは?

厚生労働省の定義では、「同じ事業所内で雇用されている正社員よりも、1週間の所定労働時間が短い労働者」のことを指します。つまり、「パート」と「アルバイト」は名称が異なるだけで、法律上はどちらも正社員ではない短時間労働者として扱われています。

なぜ名称が異なる?

実は「パート」や「アルバイト」という言葉は、法律で決まっているものではなく、企業が独自に使い分けています。たとえば、求人情報に「パート・アルバイト同時募集!」と書かれているのを見たことはありませんか?この違いは、企業が採用するターゲット層や仕事内容のイメージによるものにすぎないのです

【一般的な違い】主婦と学生、それぞれのイメージが左右する?

パート アルバイト 違い

法律で違いがないとはいえ、一般的には「パート」と「アルバイト」は、ターゲット層や働く時間帯のイメージが異なることが多いです。

パートのイメージ

  • 働き手:主婦(主夫)が中心
  • 勤務時間:早朝や昼間の短時間勤務が多い
  • 内容:家庭との両立を意識した働き方、軽作業やサービス業などが中心

アルバイトのイメージ

  • 働き手:学生やフリーターが中心
  • 勤務時間:夕方や夜の勤務が多い
  • 内容:学費や生活費を稼ぐための仕事、飲食店や接客業などが多い

こうしたイメージが浸透しており、企業側もこの区分に合わせて求人情報を打ち出していることがほとんどです。

【言葉の由来】パートとアルバイト、語源の違いをチェック!

ではそもそも、「パート」と「アルバイト」という言葉はどのようにして日本で使われるようになったのでしょうか?ここではその語源をご紹介します。

パート

語源は英語の「part time」。「短時間労働」を意味する英語から派生しました。高度経済成長期に女性の社会進出が広まり、結婚や出産でフルタイム勤務が難しくなった労働者の働き方が「パート」と呼ばれるように。現在でも主婦(主夫)の働き方の代名詞として使われています。

アルバイト

語源はドイツ語の「Arbeit(働く)」。明治時代、日本の学生が学費や生活費を稼ぐために行った労働を指して使われ始めた言葉です。そのため、「学生による仕事」というイメージが根強く残っています。

こうした背景を知ると、「パート=主婦」「アルバイト=学生」という使われ方が浸透している理由がよく分かりますね。

娘が楽しそうにアルバイトをしている姿を見ると、ワタシもがんばってみようかしらと思わされます! 学生のアルバイトで経験を積むのも大事だし、主婦のワタシもできる仕事があるのかしらと興味が湧いてきました♪

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参照:エボジョブ

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ハルメク子さん
パートをしたら夫と子どもたちにプレゼントがしたいわ♡

 

イラスト:飛田冬子