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素朴な疑問インボイス制度の問題点って?シニア世代への影響は?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
シルバー人材センターで働いている母。生きがいになっているようで、私も安心していたんだけれど。2023年10月1日から導入された「インボイス制度」のことで、何やら悩んでいる様子。
詳しくは教えてくれないけれど、どうやらインボイス制度によって配当金額が変わり、受け取るお金が減ってしまうみたい。個人事業主に関係する制度かと思っていたら、シニア世代の生活にも影響するの!? どういう仕組みなのか、気になったので調べてみました。
インボイス制度とは?おさらいと課題
インボイス制度とは、消費税における「適格請求書等保存方式」のことで、消費税の仕入税額控除を受けるための適正請求書(インボイス)を発行・保存する制度です。
インボイスを発行できるのは「適正請求書発行事業者」の登録を受けている課税事業者のみであることなどから、インボイス制度には以下の問題点があるといわれています。
- インボイスを発行できない免税事業者は仕事が減る可能性がある
- 免税事業者は消費税分の報酬を受け取れない可能性がある
- すべての事業者の実務負担が増大する
- 各種システムの変更などによってコスト負担が生じる
課税事業者が免税事業者と取引すると、仕入税額控除を受けられなくなり、不利益を被ることになるため、免税事業者との取引を行わない可能性があります。
また、インボイスに対応するための実務や、各種システムの変更などによるコストの負担が事業者の負担になる点も課題とされています。
インボイス制度の詳細などについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
シルバー人材センターへの影響も
シルバー人材センターは、高齢者の雇用の安定などに基づいて設立された公的団体です。センターを通じて働くことに生きがいを感じている高齢者も多い中、インボイス制度による影響が不安視されています。
なぜなら、シルバー人材センターは納税者で、会員の高齢者は免税事業者であるケースが多いからです。
インボイス制度が施行されると、会員自身が課税事業者として消費税分を納付するか、センターが配当分に含まれる消費税分を納付するかの選択を迫られることになるため、多くのセンターからインボイス制度の適用除外とするよう意見書が提出されています。
※この記事は2023年5月の記事を再編集して掲載しています。
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参照:協働
イラスト:飛田冬子
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