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2023.12.192023年05月26日
素朴な疑問
インボイス制度とは?メリット・デメリットって?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近の増税について職場のランチタイムでグチっていた時「ついにインボイス制度も施行されたしね~」と自営業の夫を持つAさん。「そうそう、2023年10月から、ついによ~」とフリーランスの娘を持つBさん。
サラリーマンの夫を持つ私には、インボイス制度は関係ないとスルーしてました。でも、本当に関係ない? そもそも、インボイス制度って何!? 今さら聞きにくいので、こっそり調べてみました!
インボイス制度とは?どんな目的があるの?
インボイス制度とは「適格請求書等保存方式」の略称で、2023年10月1日から施行される消費税の納税に関する制度です。施行されると「仕入税額控除」を受けるための手続きが大きく変わります。
そもそも仕入税額控除とは、法人や個人事業主が何かを売ったときに受け取った消費税の金額から、何かを買ったときに支払った消費税の金額を差し引くことです。
インボイス制度が導入されると、適正請求書(インボイス)の入手、保存という消費税法上の法的要件を満たさなければ、仕入税額控除を受けられなくなります。
また、インボイスは「適格請求書発行事業者」として登録されている課税事業者でないと発行できません。つまり、買う側は売る側に消費税法の要件を満たしたインボイスを作ってもらわなければならないのです。
インボイス制度の目的は、益税をなくすことと複数税率に対応することです。
課税事業者と免税事業者の間に現在生じている不公平をなくしたり、軽減税率の導入によって混在している仕入税額を正確に割り出したりできるようになります。
インボイス制度のメリット・デメリット
インボイス制度には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
【インボイス制度のメリット】
- 納税額の計算が円滑になる
- 請求書を電子データで保管できる
- ミスや不正が防止できる
- 適格請求書発行事業者になれば顧客との取引を打ち切られる心配がない
【インボイス制度のデメリット】
- 導入に伴う申請やシステムの改修が大きな負担となる
- 請求書に記載する内容が増えるなど経理処理が複雑になる
- インボイスの発行を受けられないと仕入税額控除額が減る可能性がある
免税事業者の中には、消費税を納付しないから自分には関係ないと思っている人も多いですが、施行から6年間の経過措置を超えたときに取引を打ち切られてしまう可能性があります。これまで免税されていた事業者も、制度の施行へ向けて早めに対応する必要がありそうです。
※この記事は2023年5月の記事を再編集して掲載しています。
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参照:NTT東日本
イラスト:飛田冬子