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2019年12月01日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
昨日、ご近所で仲良くしていた友人が引っ越してしまいました。娘さんが結婚されたのを機に、ご夫婦で田舎にUターンすることにしたんですって!
余生を田舎でのんびり……。そんなプランもいいですよね。
とはいえ先立つものが心配なので、ファイナンシャル・プランナーの山田章子さんに相談してみました。
「田舎暮らし、憧れますよね~」と、開口一番、山田さんも同感してくれました。
「ただ、住環境を変えるならば、目的と計画をしっかり持つことをおすすめします。庭で家庭菜園をやってみたいとか、釣りや山歩きなどの趣味を楽しみたいという目的ならば、まずは期間を決めて家を借りてみるというのも一つの選択肢になると思います」というアドバイスも。
「例えば、ハルメク子さんのように都内に住まいがあるなら、その家を売って地方へ移住したり、夫婦二人向けのコンパクトなマンションに住み替えるのはそれほど難しいことではないでしょう。ただ、新しい住まいには、ご近所にどんな人が住んでいるのか、その地方の気候はどうなのか、など暮らしてみないとわからないこともたくさんあるのが現実です」
確かに、夫婦が元気なうちはいいけれど、もしどちらかが病気にでもなったら……。やはり住み慣れた今の環境で暮らす方が安心かもしれません。
「もし少しでも不安があるのならば、今の住宅を『定期借家』などの特約を付けて賃貸に出し、そこから得られる賃料の範囲で新しい住まいを確保するというのはいかがでしょうか? 『定期借家契約』にしておけば、あらかじめ貸し出す期間をこちらで決めることができるので、その期間が過ぎればいつでも自分の家に戻ることができます。」
「もちろん、新しい生活に満足できれば、その時に今の家をどうするかあらためて検討すればよいでしょうとはいえ、ハルメク子さんのように都内の住宅を売れば、資金面では大きな余裕ができます。農業をやりたいとか、カフェを経営したいというような具体的な目的がある場合は、少しでも早く元気なうちに新しい生活を始めるのも一つの考えかもしれません」
でも、我が家にはまだ住宅ローンが残っているから、ぜいたくな移住は難しいかもしれません。
「もし資金的に不安があるなら、不動産査定を活用してみてはいかがでしょうか。大手の不動産仲介業者には無料で自宅を査定してくれるサービスがあります。ここで住宅を売却した場合の価格を試算してもらい、住宅ローンの残高と比較すれば、手元にいくらの資金が残るのか、おおよその金額を把握することができるんです。さらに、不動産情報サイトを活用すれば、新しく住みたいと思う地域の不動産価格や賃貸料を調べることも可能です。田舎でも都心でも、基本的に住まいの規模が小さくなれば、光熱費など住居に関わる費用の負担も少なくなりますから、生活費を抑えたいという場合はぜひ検討してみてください」
家も家財もコンパクトにして暮らすことで、コストや時間を有意義に使えるようになりそうですね!
「でも、寒冷地や古い中古住宅などに住む場合は、想定外の光熱費や住宅の維持費が必要になることもありますので、あらかじめしっかり確認しておくことが重要です」
憧れだけではなく、「何を優先して暮らしたいのか」を、まずはしっかり見極めてから実行に移すことが大切かもしれませんね。
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参照:SUUMOジャーナル