「ずつ」と「づつ」どっちが正しい表記?
2023.02.012022年05月29日
素朴な疑問
「すいません」と「すみません」正しいのはどっち?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
この前エレベーターに乗ろうとしたときのことです。タイミングが間に合わず、乗ろうとしたエレベーターが閉まる寸前……パッと扉が開きました。そのとき咄嗟に「あ、すいません!」と言ったのですが、ふと疑問が湧きました。
「すいません」と「すみません」では音が違いますが、どっちが正しいのでしょう?気になったので調べてみました!
「すいません」と「すみません」の違い
謝罪の他にも、ちょっと声を掛けるときや、感謝にも使われることがある「すいません」や「すみません」ですが、違うのは音だけです。
どちらも意味は同じで、謝罪や感謝の気持ちを伝える表現として使われます。
「気が済まない」が語源になっており、「済まない」を丁寧にしたのが「すみません」です。「すみません」では口にするとき発音しにくいので、言いやすいように「み」が「い」に変わり、「すいません」と言われるようになりました。
正しいのは「すみません」
ということで、「どっちが正しいの?」といわれたら、「すみません」が正解です!
「すみません」は謝罪・感謝・依頼の意味で使われていますが、英語の場合は「I’m sorry(謝罪)」「Thank you(感謝)」「Excuse me(依頼)」のように、明確に分かれています。
つまり、日本では「すみません」を使う状況によって、謝罪・感謝・依頼のどれに当たるのか、相手が判断してくれている状態ということ。
「すみません」は便利な言葉ですが、しっかりと気持ちを伝えたい場合は、謝罪なら「申し訳ございません」や「ごめんなさい」、感謝なら「ありがとう」を使う方がよさそうです。
すみませんはビジネスシーンでは不適切とされる
「すいません」は「すみません」の口語表現であり、手紙などの書面、メールでは使わない方がいいでしょう。
また、国語辞書では「すいません」が「すみませんの俗な言い方」と紹介されていることもあり、話し言葉の場合でも「すみません」を使った方が無難のようです。
なお、ビジネスシーンではそもそも「すみません」という言葉は避けるのがベター。少しくだけた印象になるため、謝罪の意味で使う場合は「申し訳ございません」などを使いましょう。
「すみません」をより丁寧にした「あいすみません」という言葉もありますが、こちらは現代の会話ではあまり使われていません。
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参照:マイナビウーマン
イラスト:飛田冬子