素朴な疑問「すいません」と「すみません」正しいのはどっち?

公開日:2022/05/29 更新日:2023/02/20
すいません すみません どっち
何気なく使っている言葉……どっちが正しい?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

この前エレベーターに乗ろうとしたときのことです。タイミングが間に合わず、乗ろうとしたエレベーターが閉まる寸前……パッと扉が開きました。そのとき咄嗟に「あ、すいません!」と言ったのですが、ふと疑問が湧きました。

 

「すいません」と「すみません」では音が違いますが、どっちが正しいのでしょう?気になったので調べてみました!

 

「すいません」と「すみません」の違い

謝罪の他にも、ちょっと声を掛けるときや、感謝にも使われることがある「すいません」や「すみません」ですが、違うのは音だけです。

 

どちらも意味は同じで、謝罪や感謝の気持ちを伝える表現として使われます。

 

「気が済まない」が語源になっており、「済まない」を丁寧にしたのが「すみません」です。「すみません」では口にするとき発音しにくいので、言いやすいように「み」が「い」に変わり、「すいません」と言われるようになりました。

 

正しいのは「すみません」

正しいのは「すみません」

ということで、「どっちが正しいの?」といわれたら、「すみません」が正解です!

 

「すみません」は謝罪・感謝・依頼の意味で使われていますが、英語の場合は「I’m sorry(謝罪)」「Thank you(感謝)」「Excuse me(依頼)」のように、明確に分かれています。

 

つまり、日本では「すみません」を使う状況によって、謝罪・感謝・依頼のどれに当たるのか、相手が判断してくれている状態ということ。

 

「すみません」は便利な言葉ですが、しっかりと気持ちを伝えたい場合は、謝罪なら「申し訳ございません」や「ごめんなさい」、感謝なら「ありがとう」を使う方がよさそうです。

 

すみませんはビジネスシーンでは不適切とされる

「すいません」は「すみません」の口語表現であり、手紙などの書面、メールでは使わない方がいいでしょう。

 

また、国語辞書では「すいません」が「すみませんの俗な言い方」と紹介されていることもあり、話し言葉の場合でも「すみません」を使った方が無難のようです。

 

なお、ビジネスシーンではそもそも「すみません」という言葉は避けるのがベター。少しくだけた印象になるため、謝罪の意味で使う場合は「申し訳ございません」などを使いましょう。

 

「すみません」をより丁寧にした「あいすみません」という言葉もありますが、こちらは現代の会話ではあまり使われていません。

 

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参照:マイナビウーマン

   マイナビニュース

   マイナビジョブ20's

 

ハルメク子さん
今度から、感謝したいときはちゃんと「ありがとう」を使おうっと

 

イラスト:飛田冬子


 

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