素朴な疑問お召し上がりください・召し上がってくださいどっち?

公開日:2022/08/28 更新日:2023/09/20
お召し上がりください・召し上がってくださいどっち?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

明日はダンナさんの昇進を祝って、仕事仲間が我が家に遊びに来てくれるそう。せっかくなので、手料理でもてなそうとがんばっているところなんだけど、ちょっと疑問が。

 

「食べてくださいね」ってちょっとフランク過ぎるのかしら? 上司には失礼? 料理だけじゃなくて、礼儀もちゃんとしておかないと! 早速調べてみました。

 

日本語として正しいのは「召し上がってください」

正しいのは「召し上がってください」

食べていただきたいことを伝えるときには「召し上がってください」と表現するのが日本語としては正しい言い回しです。

 

例えば、「どうぞご自由に召し上がってください」「遠慮せずに召し上がってください」といった使い方をします。食べることや飲むことへの尊敬語である「召し上がる」と、丁寧語の「ください」が合わさって成り立っている言葉で、食べ物だけではなく飲み物のケースでも使用可能。

 

また、相手に食べていただきたいときに使う言葉なので、自分が食べるときには謙譲語(いただく)を使うようにしましょう。

 

「お召し上がりください」は二重敬語

「お召し上がりください」は二重敬語

一般的な動詞は「お(ご)~ください」とすることで、尊敬表現へと変化します。しかし、「お召し上がりください」は、すでに「食べる」の尊敬語である「召し上がる」を使用していることから、二重敬語になってしまいます。

 

ただ、「お召し上がりください」という言葉そのものが普及しているのも事実です。

 

「お召し上がりください」が二重敬語とわかっていることが前提ですが、どうしても丁寧に相手に接したいという場合は、使用しても間違いとは言えないのです。

 

また、言い換えの例として「お食べになってください」「ご賞味ください」などの言い方もおすすめです。

 

フランクに表現してもいい場所なのか、丁寧に表現した方がいい場所なのかといったことを踏まえ、相手との距離感や状況によって、最適だと感じる言葉を使うようにしましょう!

 

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参照:家庭画報.com

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ハルメク子さん
食事会は大成功! みんなでおいしく料理をいただきました!

イラスト:飛田冬子


 

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