地震、豪雨、台風…中高年が命を守る災害への備え23
2023.03.082021年09月11日
素朴な疑問
災害時に役立つ!活用できる身近なアイテムは?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
「備えあれば憂いなし」って言うけど、災害への備えってどこまでやればいいのかしら。災害になると物資が限られてくるので、身の回りにあるものを工夫して使うことが大事だとも聞きました。そこで、身近な災害対策として役立つものを調べてみます。
災害時に使える身近なアイテム&アイデア集
普段よく使うアイテムが、ちょっとした工夫でさまざまな物に代用できます。どれも簡単にできる工夫ばかりなので、覚えておくと万が一の時でも安心です。
ラップで「食器カバー」
食器にラップをかぶせて使えば、衛生的でお皿を洗う必要がありません。ラップを取り替えれば何度も使えて便利。節水効果もあって一石二鳥です。
新聞紙&ポリ袋で「簡易食器」
新聞紙を折って上から清潔なポリ袋を組み合わせれば簡易的なコップやお皿として使用できます。お皿に使う場合は箱型に、コップとして使用する場合は縦長に折るといいでしょう。水分を含んだ物を入れても、ポリ袋によって濡れたり穴があくことがないので安心です。
また、清潔なポリ袋を手にかぶせれば、手袋としても使えます。調理やケガの処置、介護など、衛生さが求められる場面でも重宝します。手を洗わずに済むので、貴重な水を節約できます。
ペットボトルで「簡易ランタン」
懐中電灯があれば簡単にランタンのような使い方ができます。懐中電灯のライトを天井に向けて真上に置き、その上に水が入ったペットボトルをのせます。電灯の光がボトル全体に反射して、周囲を照らすランタン代わりとして便利に使えます。小型ライトの場合は、コップなどに入れるとペットボトルが安定します。
ペットボトルで「簡易蛇口」
ペットボトルの側面の、下の方に直径2~3mmの穴を開けて水を入れるだけで簡易的な蛇口が完成! 穴を指で押さえながら水を入れてペットボトルのキャップを締めておけば、水は出ません。水を出すときは、ペットボトルのキャップを緩めればOKです。小さな穴からは少量ずつしか水が出ないため、節水効果も期待できますよ。
使わないときは、キャップを締めていても、ペットボトルに力が加わると穴から水が出てしまう可能性があるため、開けた穴を真上に向けるように横に倒しておけば安心です。
サラダ油で「簡易ランプ」
停電時などに、サラダ油を燃料にして簡易ランプが作れます。キッチンペーパーをねじってひも状にし、コップなどの耐熱容器にアルミホイルで垂直に立つように固定します。ひも状にしたキッチンペーパーの下部が浸るようにサラダ油を入れたら完成です。火を灯すときは、キッチンペーパーの先端に火をつけます。火を灯したまま放置せず、移動時は必ず消火してください。
大判ハンカチで「マスクや包帯」
大判のハンカチは、マスクの代わりになる他、けがをした際の応急手当として止血用や包帯として使えます。感染症対策としても使えるため、多めにストックしておくといいでしょう。
レインコートで「粉塵予防」
防水性能が高いレインコートは、雨風や寒さを防ぐだけでなく、ほこりが多い場所などで粉塵予防に役立ちます。
ロングスカートで「着替えカバー」
避難所など他人がいる場所で着替えるとき、スカートを頭からかぶれば、人目を気にせずに脱ぎ着ができて便利です。
災害への備えを完璧にするのは難しいですが、身近にある使い慣れたものを生かす知恵と工夫は大事ですね。
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参照:あそび防災プロジェクト
イラスト:飛田冬子