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公開日:2023年02月06日
今野由梨さんと考える「自分の役割とできること」#2
32歳で日本初の電話育児相談サービス「赤ちゃん110番」を立ち上げた今野由梨さん。「自分には誰かを守る役割がある」と感じた幼少期から、起業までの足取りを伺います。新卒での就職活動に全敗した今野さんが夢を叶え、使命を全うし続ける姿を追います。
ダイヤル・サービス株式会社代表取締役社長。1936(昭和11)年、三重県桑名市生まれ。津田塾大学英文学科卒業。69年にダイヤル・サービス株式会社を設立。本業の傍ら政府の諮問委員や地方自治体の委員などを50以上受任し、2007年に旭日中綬章を受章。
※インタビューは2021年10月に行いました。
私は6人姉妹の2番目です。姉や妹たちは昭和初期に「いい子ね」と言われるいわゆる普通の女の子。
私は、姉や妹たちと全然違う子でした。
料理、洗濯、掃除、裁縫、どれも苦手。母も諦めて、私には何もさせませんでした。だからでしょうか。写真が趣味だった父は、姉妹の中で私だけをいつも撮影旅行に連れて行ってくれました。
男の子が一人もいなくて寂しかったせいもあるかもしれません。そんな父の気持ちを察して、私も撮影の邪魔をしないよう、疲れたとか、お腹がすいたとか言ったり、駄々をこねたり泣いたり、絶対にしませんでした。
姉や妹たちを見ていると、なんとなく頼りなく思え、実際姉や妹がいじめられて泣いて帰って来ると、私がいじめた相手のところへすっとんでいって、代わりにケンカをすることも。
その頃から自分には「誰かを守る役割」があると思い始めていたのですね。
私は成長するにつれ、東京の4年制の大学に進んで学びたいと思うようになりました。「田舎の女子が東京の大学なんて」と、周囲からは大反対されました。
しかし、「誰かの役に立てる役割」のためには、国の中心である東京でなければならないと、反対を押し切って進学しました。大学では、大学新聞の編集に夢中になり、マスコミを第一志望に就職活動を始めましたが全敗。一社も採用してくれませんでした。
面接で「一番欲しくないのは君のような女だ」と言われ「じゃ、どんな女だったらいいんですか」と聞くと「タバコ買ってきて、はい! お茶、はい!……君はそういうタイプじゃないだろう」と。
「何か言うと自分の意見を言う。君の意見なんか誰も聞きたくないんだよ。この企業を、この国を成長させていくのは男の役割。言われたことをニコニコはいはいと、君、やれないだろう」と。
どの会社も私を必要としないなら、自分で会社を作るしかないと思うのに時間はかかりませんでしたが、すぐに作れるわけもない。10年後に必ず起業しようと決意しました。しかし、生きていくにはとりあえず収入を得なければなりません。...
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