特別連載〜こころがたり 花の来た道〜

横山タカ子さん第2回|母から娘へ受け継がれるきもの

公開日:2018.09.04

更新日:2018.09.04

信州の漬けもの名人として、テレビでも活躍中。「ハルメク」でも『信州・四季の手遊び』を連載中の料理研究家・横山タカ子さん。今回は、普段から着ている着物のお話です。

横山タカ子さんの着物
義母が遺したきものを娘の真知子さんと広げる横山さん。「これ、私に譲って」(真知子さん)、「もうちょっと私に使わせて」(横山さん)。きもの好きな母と娘にとって、幸せなひとときです。

2人の母が 遺したきもの

料理研究家・横山タカ子さんは「年に300日は、きもの」と言うほど、きものを普段着に過ごしています。

洋服が一般的になった今、あえてきものを着続けるのには実母と義母、2人の母が遺したきものを受け継ぎたいという思いがあるから。

その思いは今、娘さんへと引き継がれています。

取材や講演、イベントなどで全国各地を身軽に駆け回る横山さん。時には長時間のフライトで海外へ、ということもあるのですが、装いはいつも決まってきもの姿です。

「きものは苦しくて疲れそう、なんて思われがちですが、実際はその逆。夏は涼しく冬は暖かいし、帯は体幹を支えてくれるので体がラク。この年齢になって、余計にきものから離れられなくなりました」

横山さんは40年近く、ほぼ毎日きもので暮らしています。寝るときは、パジャマではなく浴衣。妊娠中もずっときもので過ごしていたそう。結婚前、OL時代は洋服派だった横山さんがきもの派に転じたきっかけは、実母と義母、2人の母からたくさんのきものを受け継いだことでした。

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