少ない服で賢くおしゃれに

50代ファッション、初夏のおすすめ5アイテム!

公開日:2020.05.06

更新日:2023.06.13

「今までの服が何だか似合わなくなってきて寂しい……」という声を多く耳にします。そこで少ないアイテムでおしゃれに、自然に体型をカバーでき、「あの頃」以上に素敵に着こなせる初夏のファッションアイテムを、スタイリスト・岡部久仁子さんに教わります。

羽織もの:ハリ感と多めのボタンのカーデが決め手。シャキッと見えます

羽織もの

初夏のお出掛けって、ジャケットでは暑苦しいし、堅苦しい。だからといってニットのカーディガンだと普段着っぽくて……。

というときは、ハリがあって前立てがしっかりとした素材のカーディガンを選ぶとシャキッとした印象になります。ハリのある素材であれば、体のラインも拾わないのですっきりほっそり見える効果もあります。
 

一般的なカーディガンと比較してみた

 

左/一般的な柔らかな素材のカーディガンだと、前がはだけて体形があらわに。右/きちんと胸元が隠れ、前の開きに縦のラインができて、すっきり見えます
左/一般的な柔らかな素材のカーディガンだと、前がはだけて体型があらわに。右/きちんと胸元が隠れ、前の開きに縦のラインができて、すっきり見えます

カーディガン

さらに夏はネックレスはつけたくないという人も多いと思います。ボタンが多めについているカーディガンは、ボタンがアクセサリー代わりになってくれるので、ネックレスなしでも華やかに見えます。
 

中に着るインナーの色と濃淡をつけて、縦のラインを作る

コーディネートのポイントは、中に着るインナーの色と濃淡をつけて、縦のラインを作ること。すっきり見えのコツです。さらにすっきり見せたいときは、手首が出る袖丈の短いものを選ぶのがポイントですね。

 

Tシャツ:ボックスシルエットと短め丈で無理なく体型カバー

Tシャツ

Tシャツは、体型の変化とともに似合わなくなりがちなアイテム。街で素敵に着こなしている人を見ると、憧れますよね。どうにか素敵に着られないか、あの人と私、何が違うの……といろいろ考えてしまいがち。

でも「シルエット」と「素材」選びを間違えなければ、素敵なTシャツスタイルが楽しめます! 50代からの女性が選ぶべきは「ボックスシルエット」です。なぜなら、自然と体のラインをカモフラージュすることができちゃうからです。

丈も重要で、お腹にそっとかかるくらいの短めの丈がおすすめです。長過ぎたり、短か過ぎると老けて見え、無理している感じが出てしまいます。
 

シンプルな白Tシャツで比較してみた

 

シンプルな白Tシャツで比較
左/ダボッとしたシルエットは、女性らしくない上に太って見えます。中/ぴったりし過ぎるデザインは、体のラインが出てしまい、きれいに見えません。右/ボックスシルエットだと体型がカバーされます。ほどよい襟の開きもすっきりした印象に

その他、ハリがあり、透けにくく、着心地がいいことも重要ですね。体のラインを拾わないサイズ選びがポイントです。こうして選んだシンプルなTシャツは、合わせるものによって表情が変わるので、デイリーだけでなくお出掛け着としても着られます。

 

スカート:下半身すっきり! 広がり過ぎないストレート

広がりすぎないストレートスカート

カジュアルスタイルを簡単に完成させるのは、やっぱり「デニム」。大人のデニムとして選んでほしいのはスカートです。デニムスカートは、柔らかい素材と広がり過ぎないシルエットを選んでください。下半身がコンパクトですっきり細身に見えます。細かいところにもこだわって、濃いめのインディゴブルーに白ステッチが入っているデザインだと、若々しい印象にもなります。

さらに深過ぎないスリットのものを選んでください。ハルメク世代はセクシー過ぎず、歩いたり座ったりしたときの露出の心配がないものをはきましょう。そして長めの丈を選ぶとイマドキで新鮮ですし、短いTシャツとも相性が抜群です。
 

タイトなデニムスカートと比較してみた

 

タイトスカート
左/動きづらく、脚が見え過ぎるスリットは、人目が気になります。右/座ったときも、露出し過ぎないスリットの深さが絶妙

 

暑くなったら:二の腕が隠れるノースリーブも試してみて

ノースリーブ

気候が暑くなってきても、体型が気になるから羽織りものを着ている方は多いのではないでしょうか。そんな我慢はもうやめましょう! 

この場合は、脇にマチが入っていて体を包み込むような、立体的にデザインされているノースリーブを選んでください。これであれば、どこから見ても体のラインや二の腕はカバーされますので、羽織りものを脱いだときも体型を気にする必要がありませんよ。

ノースリーブ

 

一般的なノースリーブと比較してみた

一般的なノースリーブと比較
左/一般的なノースリーブだと二の腕が隠れず、体のラインも目立ってしまいます。右/正面から見たときに、二の腕がほどよくカバーされます

また、シンプルでドレープがきれいなノースリーブは、一枚でもサマになるアイテムです。前後の丈も同じものだとパンツでもスカートでも合わせやすいので、スタイリングの幅が広がりますよ。
 

足元:カジュアルなスニーカーでまとめれば完璧なバランスに

カジュアルなスニーカー

洋服はおしゃれになっても足元がイマイチ……という方をよく見掛けます。洋服はカジュアルなのに、エレガンス過ぎるパンプスでミスマッチだったり、ラクさを追求しすぎたコンフォートシューズもちょっと残念な感じになってしまいます。

カジュアルスタイルの足元に迷ったら「スニーカー」を選んでください。とはいっても、どんなスニーカーを選んでいいかわからないという方も多いと思います。まずは配色などのない「シンプル」なものを選んでください。スカートでもパンツでもカジュアルスタイルをまとめてくれて、大活躍間違いなしですよ!


■教えてくれた人
岡部久仁子(おかべ・くにこ)さん

岡部久仁子(おかべ・くにこ)さん

大人の女性の美しさを引き出すのが使命というハルメク世代のスタイリスト。50代からの女性誌「ハルメク」で大人気!ファッションセミナーの講師などでも活躍。

取材・文=関口一美(ハルメクおしゃれ編集部) 撮影=中西裕人

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ハルメクおしゃれ編集部

「ハルメク おしゃれ」は、オリジナルブランド「セリジエ」(フランス語で桜の意味)のもとに、50代からの女性にふさわしいファッション・コスメ商品を開発・販売しています。500人以上の3D体型計測、170人以上の肌測定を経て、50代からの女性の悩みを解決するヒット商品を次々と生み出しています。

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