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- 「脱・ジャストサイズ」で体形をキレイに見せる!
若い頃とは体形も変わり、何をどう着ればいいのかわからない。そんな迷える50代からの大人女性に向けて、理論派ファッションデザイナーとして名高い横森美奈子さんの「おしゃれ塾」連載がスタート! 今回のテーマは「サイズ選び」です。
サイズはあくまで目安。もう少し柔軟に捉えて
こんにちは、ファッションデザイナーの横森美奈子です。連載「横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾」では、50代からの女性のファッションのコツをリアルな視点でご紹介していきたいと思います。
今回は「サイズ選び」についてお話ししますね!
無意識のうちに自分の服のサイズを決めつけ過ぎていませんか? それって実は、とても損しているかも。なぜならサイズの選び方で、体形の弱点や全体のスタイルをよく見せることができるのですから!
みなさん、サイズに対して意外と決めつける傾向があるんですよね。もう少し柔軟に捉えれば、簡単にカッコよく見えるのに! 世代関係なく多い傾向なのですが、とても歯がゆく感じています。まるで「体が入るかどうか」をサイズの基準にしている感じ。
「私はMサイズ!」といったん決めたら、ブランドやアイテムが違ってもMを選ぶ人が多いようですね。でも、実際はメーカーによってサイズは異なるものなんです。
横森理論で言うと“サイズはデザイン”。私たちの背中に数字が付いているわけじゃないんですから、数字や表示に捉われず、“自分の体をどう見せたいか”で選ぶのがベターです。
「体にぴったりが好き」というジャストサイズ信仰の結果、二の腕の肉感が丸見えだったり、パンツも正面はよくても後ろ姿はお尻が二段で残念!だったり……。
それが、サイズアップすることでゆとりが出て体の弱点をカバーし、結果、全体のバランスもキレイに見えるようになるんです。
それに、今は“ゆるフィット”のシルエットが旬。1970年代はピタピタの細身がブーム、80年代はボディコン……など、時代によって流行のシルエットは変わるものです。だからこそサイズ選びは、全体のバランスやカバーしたい部分を踏まえた上で、柔軟に対応すべきなんです。...