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- 大人女性のお悩み「パンツサイズの選び方」を解決!
ぽっこりおなかに、たるんだお尻……。この体形変化こそ、50代以降の女性が「今までの服が似合わなくなる」大きな原因です。3D計測データでわかった加齢による体形変化の実態と、体をきれいに見せるパンツサイズの選び方・はき方をご紹介します。
30歳と55歳の体形はこんなに違う!
「最近服が似合わなくなった」大人女性がそう感じる原因は、服のサイズが体に合っていない、ということが多いものです。実は、女性の体は50代を境に大きく変化しているのです。
下の図は、55歳から65歳まで130名の女性の体を「3D人体計測システム」で測定したデータから作成した、「9号体形女性」の立体モデルです。
3D計測システムは、さまざまな方面からセンサーをあて、体を立体的にスキャンする技術。測定データから作成した30歳と50代以上の立体モデルを比較することで「バストやヒップなど体のラインが、加齢によりどう変化するのか」という傾向がわかってきました。
この図を見ると、同じ9号でも30歳と55歳以上とでは、かなり体形に変化があるのがわかります。
加齢により、おなかがぽっこり、ヒップは下へ
データ測定を担当したビーエム・ディーシステムの下垣内(しもがいち)裕香さんによると「やせ型の人も含め、ウエストから下腹部の前側に脂肪がつき、おなかがぽっこり前に出ます。一方でお尻はそれほど大きくならず、全体が下に下がる」そう。
体全体のサイズが均一に変わるわけではないため、これまで以上に洋服のサイズ選びに悩むことが増えてしまいがち。特に「自分の体形に合うパンツになかなか出合えない……」と悩む大人女性が多いようです。
パンツは着こなしの印象を決定づける要のアイテム。体形に合わないパンツを選ぶと、着心地が悪いばかりでなく、見た目の印象にも影響を与えてしまいます。
では、自分の体形に合うパンツを選ぶにはどうしたらいいのでしょうか? ハルメクの洋服デザイナー・イソヤエリコに「パンツの選び方」のポイントを聞きました。
正しいパンツサイズ選びはシワとポケットをチェック!
「試着した際に正面からチェックする人は多いですが、後ろからも、横からもすらりと見えるか、必ず確認しましょう。特にポケットは要チェックです。ポケットが開いたり浮いたりしていないかが、自分に合うサイズ選びのポイントになります。また、後ろから見たときにお尻と太ももに入るシワもチェックポイントです」とイソヤ。
パンツの選び方について、具体的に注意すべきポイントを教えてもらいました。
ポイント1:後ろから見て、お尻にシワがない?
きつ過ぎるとお尻や太ももに斜めジワが、ゆる過ぎると縦ジワが寄ります。
ポイント2:横から見て、ポケットは大丈夫?
きつ過ぎるとポケットが開いてしまい、ゆる過ぎると浮いてしまいます。
ポイント3:正面から見て、太ももにシワがない?
きつ過ぎると股のあたりに横ジワが、ゆる過ぎると縦ジワが出てしまいます。
きちんとはけていない人が9割!正しいパンツのはき方
また「パンツのはき方」にもポイントがあります。失敗しないパンツの着こなし方を、スタイリストの大嶋みかさんに伺いました。
「パンツをはくとき、両脇をぐっと上げ過ぎていませんか?こうすると、股や太ももによけいなシワが寄ってしまいます。脇を上げ過ぎないように意識してはくだけで、脚のラインがすらりときれいに見えます」
正しいパンツのはき方のポイントは、以下の3つです。
ポイント1:後ろから見て、ウエスト両端が少しカーブする
正しいウエスト位置ではくと、布に不自然なシワが出ず、本来のパンツの形がいかせます。
ポイント2:横から見て、ウエストが前下がりになっている
前ポケットに手を入れて前下がりになるようにすると、おなかもお尻もきれいに見えます。
ポイント3:両脇は腰骨の上あたり。ウエストはゆるやかにカーブ
両脇を上げ過ぎずにはくと、股や太ももによけいなシワがなく、美しいシルエットが出ます。
50代以上の大人女性は、加齢による体形変化でおなか、お尻など体形が気になる世代。パンツの選び方・はき方をマスターして、体をきれいに見せましょう。
取材・文=大門恵子・野田有香、スタイリング=大橋みか、撮影=Shu Hasegawa、モデル=東千秋、イラスト=朝倉めぐみ
※この記事は2017年10月号・2019年4月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。
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