冷え込む季節にぴったりなファッションって?

【12月服装】寒い季節は何を着る? 正解コーデとは

公開日:2023.12.06

いよいよ本格的な冬が始まる12月は、防寒対策を万全にした装いが欠かせません。今回は、12月の上旬・中旬・下旬といった各時期別に、おしゃれと寒さ対策を実現できるファッションポイントと、着こなし例をご紹介します!

冷え込む12月にぴったりなファッション
冷え込む12月にぴったりなファッション

本格的な冬が始まる12月は何を着ればいい?

いよいよ本格的な冬が始まる12月は、防寒対策を万全にした装いが欠かせません。東京の2022年12月の上旬、中旬、下旬のそれぞれの最高気温、最低気温は以下の通り。

  • 【12月上旬・平均】最高:13.3℃ 最低:5.3℃
  • 【12月中旬・平均】最高:11.9℃ 最低:3.6℃
  • 【12月下旬・平均】最高:11.0℃ 最低:2.5℃

気象庁によると、2023年の12月の気温は平年並み、もしくは平年より高めになるとのこと。これを踏まえて、12月の上旬・中旬・下旬といった各時期別に、おしゃれと寒さ対策の両立を叶えてくれるファッションポイントと、着こなし例をご紹介します!

【12月上旬の服装】本格的に防寒が叶う冬アウターを準備して

12月は、厚手のカーディガンなどはもちろん、ライトアウターではなくウールといった本格的に防寒が叶う冬アウターを準備して。また、アウターを脱いでも暖かさを感じられるように、INには保温性や防寒性の高いニットなどを着用するのが正解です。

ボトムスには裏起毛仕様といったあったかパンツ、厚め生地のスカートなどをはくと安心感が得られます。 また、大判のストールを一枚用意しておくと、気軽に防寒対策ができておすすめ。

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出典:WEAR

こちらは、チェック柄の軽くて暖かい上質なウール生地のコートを主役にしたコーデ。生地と生地をはり合わせたダブルフェイスのため、ふっくらとした厚みがあります。オーバーシルエットのタイプを選べば、INにニットを着てもゴワゴワせず、また簡単に今っぽさも手に入りますよ。

シンプルなデザインなので、画像のように同素材のニット生地で作られたトップスとボトムスが組み合わさったニットアップといった女性らしいアイテムにはもちろん、デニムスタイルにも合わせやすいのがうれしい。

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日中だけ外出する場合、気温が15度前後であれば厚手のニットだけでもOK。

こちらは、ゆったりとしたオーバーサイズのニットプルオーバーを着用したコーデ。首元からチラッと見える白トップスが、フェミニンコーデをカジュアルダウンさせています。今季の引き続き人気となっているニュアンスカラーが今っぽい。ポワンとしたボリュームスリーブが、こなれ感を演出してくれます。

そこに、立体的なボリュームシルエットのチュールスカートを投入して。腰まわりはスッキリとしていて、裾にかけてたっぷりボリューム感が出る作りなので、脚の太さが気になる方も簡単に体型カバーが叶います。

足元にはサイドゴアブーツを合わせれば季節感たっぷりなスタイリングの完成。

【12月中旬の服装】コートが欠かせない気温

12月も中旬を迎えると、コートが欠かせない気温に。最低気温も3度台など、グッと寒さが厳しくなるため、防寒対策ができる服装選びが重要になってきます。

例えば、タートルネックや首元にストールやマフラーを巻くなどして、体が冷えることを防ぎたいもの。また、レイヤードスタイルが楽しめる時期なので、暖かさを確保しつつ、おしゃれも同時に叶えたいものです。

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ブラックカラーのタートルネックに、同じくブラックのロング丈リブニットスカートを合わせたコーデ。

上からダブルボタンのAラインコートを羽織れば、暖かさとフェミニン感が同時に手に入ります。コートはスタンドカラーとしても活用可能なものをセレクトすれば、さらに防寒対策がばっちり。

足元には、大人気コスパブランド「ZARA(ザラ)」のミドルブーツを合わせることで、冬らしい重厚感がプラスできます。

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ウールカシミヤ混とキルティングを切り替えてドッキングさせたノーカラーコートは、モード感ある一枚。切り替え位置をウエストラインに設定することで、裾にかけてのシルエットがきれいに出ています。

ノーカラーコートにストールを巻くことで、首元がゴワゴワせずに防寒対策もばっちり。

スカートは、大きなフラワーがアシンメトリーにプリントされており、主役級の存在感を放っています。片側にプリーツが施されているのもポイント。歩くたびに動きが生まれて、華やかさを演出してくれます。単調になりがちな冬コーデのアクセントの参考に。

【12月下旬の服装】保温性や防寒性の高いダウンが必需品

最高気温が10度前後、日によっては最低気温がマイナスになることもある12月下旬は、暖かな服装を心掛けて寒さ対策を万全に行いたいもの。日中でも寒さを感じるため、保温性や防寒性の高いダウンが必需品となってきます。また季節感があり、見た目にも暖かなボアコートやエコファーコートでおしゃれを楽しむのも正解。

手袋やストール、マフラーといった小物を投入して、暖かさをキープするのも得策です。

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柔らかくて品のある光沢感が特徴的なノーカラーダウンコートを羽織ったコーデ。軽量ですが、保温性と防寒性に優れている一枚です。ノーカラーのため、マフラーやストールを巻いてももたつかず、すっきりとした首まわりを実現してくれます。

そこに、裏毛素材が使用されたスウェットパンツ×スニーカーを投入すれば、全体的にゆったりとしたリラックス感のあるシルエットで、今再び脚光を浴びている「ネオノームコア」スタイルの完成。

「normal(ノーマル)」と「hardcore(ハードコア)を掛け合わせた造語「ノームコア」は「究極の普通」という意味を持ち、大変シンプルなスタイリングのこと。2013年〜2014年頃にNYを中心に、普通っぽい格好がおしゃれだというノームコアが一躍トレンドに。10年の時を経て、今現在ネオノームコアに注目が集まっており、要チェックです!

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モコモコ感が今の気分にぴったりな、まるでテディベアのようなブラウンのボアコートを主役にしたコーデ。袖幅や肩まわりがたっぷりとしたドルマン型ながらも、裾幅はややすっきりとしており、きれいなシルエットです。とても暖かく保温性に優れているため、真冬まで暖かく着用可能なのがうれしい。

画像のように、デニムとスニーカー合わせでカジュアルに決めるのはもちろん、ニットワンピといったフェミニンアイテムともマッチするので、一着持っていると重宝します。

以上、12月の上旬、中旬、下旬といった各時期別に、おしゃれと快適さを実現できるファッションポイントと、着こなし例をご紹介しました。これを参考に、この冬もおしゃれを楽しんでくださいね!

遠藤友香

ファッションディレクター。大学卒業後、アシスタントを経てスタイリストとし独立。ブランドショー(CHANEL、GUCCI、PRADA等)等で活動後、「ISTITUTO MARANGONI ミラノ校」FASHION STYLING修士課程修了。現在、新聞、TV、雑誌、WEB等、幅広い場で活躍。

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