もしも親や家族が認知症になったら#3

親の認知症に備えて知っておきたい、4つの「もしも」

公開日:2024.03.29

認知症を公表した漫画家・タレントの蛭子能収さんと妻の悠加さんのお話を聞いた後は、将来、親や家族が認知症になったときに備えて知っておきたい4つの「もしも」について、介護作家でブロガーの工藤広伸さんに教えてもらいました。

教えてくれた人:工藤広伸(くどう・ひろのぶ)さん

介護作家・ブロガー。1972(昭和47)年生まれ。34歳のときに父が脳梗塞で倒れ、40歳のときに認知症の祖母と母のダブル遠距離介護を始める。認知症介護の工夫やノウハウに定評がある。

もしも1:親や家族に認知症の疑いがあったら

なるべく早めに診断を。時には家族の「演技」も有効です

自分が認知症だと知るのはショックなもの。しかし診断を受けずに放置するうちに、症状が悪化することもあります。

「病院に行くのを嫌がる場合は、孫やきょうだいなど別の人から言ってもらうのがおすすめ。私は親に『健康診断を受けに行こう』と誘い、病院の先生も最初は身長や体重を測ってから認知症の診断へ……と『演技』に付き合ってくれました」と話すのは、介護作家でブロガーの工藤さん。

もしも2:認知症で生活に不便が出てきたら

介護保険を活用し、本人も介護者もストレスのない体制を

身体介護と同様、認知症の介護でも介護保険サービスは利用できます。

「認知症の介護では介護者が穏やかだと、介護される方も穏やかになるとよく言われます。でも何度も同じことを言われて笑顔で対応し続けるのは難しい。外部サービスの力を積極的に借り、介護する側もされる側もストレスがないようにしましょう」(工藤さん)

もしも3:お金の管理ができなくなったら...

もしも4:認知症で自宅での生活が難しくなったら

このコンテンツは、ハルメク365本会員の方のみご視聴ができます

365本会員に登録すれば
記事・講座動画が見放題!

雑誌「ハルメク」

女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値ある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど幅広い情報が満載。人気連載の「きくち体操」「きものリフォーム」も。年間定期購読誌で、自宅に直接配送します。雑誌ハルメクサイトはこちら

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

いまあなたにおすすめ

注目の記事 注目の記事