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食材の買い出し&保存で食費を簡単節約!16選
食材の買い出し&保存で食費を簡単節約!16選
公開日:2023年02月23日
小田真規子(おだ・まきこ)さんプロフィール

料理研究家。スタジオナッツ代表。作りやすく、健康に配慮した家庭料理に定評がある。近著に『今日から料理を始める人の61レシピ』(KADOKAWA刊)、『今日から始める減塩ご飯』(家の光協会)、『「だけでいい」日常の料理』(大和書房)など。
食材の買い過ぎ&ため込み過ぎをなくして節約!

自宅で過ごす時間が長くなり、高くなりがちな食費。けれど節約のために、好きなものを諦めるのはつらいもの。
料理研究家の小田真規子さんはこう話します。「“とりあえず”で買った野菜が使わないまま傷んでいたり、いつ冷凍したか記憶にない肉が出てきたことはありませんか?食材の買い過ぎやため込み過ぎをなくすだけでも、食費は節約できます」。
ポイントは無駄なく食材を買い、それらをきちんと保存して使い切ること。今回は、すぐにできる食費の節約アイデアを紹介します。
【無駄をなくす第一歩】賢く買う4つのポイント

買い物は「余白を残して買う」ことが大切だと小田さんは話します。
「現役世代ならば何曜日は子どもの習い事があるから、この日は仕事で遅くなるから、など献立の計画を細かく立てておくことが必要ですが、年金世代ならば“今日は疲れたからあまり料理をしたくないな”ということもあるでしょう。献立を長期間で決め込み過ぎず、あれこれ買わないようにしましょう」と小田さん。
小田さんはこう続けます。「足りないかな、と思うくらいでも缶詰や冷凍した食材などで、案外1日分くらいは作れますよ」。慣れてきたら「このエコバッグに収まるくらい」など食材の“適量”もわかってきます。
ポイント1:主菜、副菜以外は決めなくてOK!買い物には「余白」を
献立を決めるときは主菜・副菜だけで十分。「使いかけの食材だけでも、意外とサラダや汁物は作れます。特にみそ汁は毎日“具だくさん”だと似た印象になりがち。豆腐とネギ、ワカメとエノキなど少ない食材でメリハリをつけて」(戸田さん)
ポイント2:買い物は週に2回!管理し切れない量は買わない
1週間分の献立を決めるのは大変な上に、なかなかその通りにはいかないもの。献立は「明後日くらいまで」を目安に考え、週2回のペースで買いましょう。散歩も兼ねて毎日スーパーに行く人は、余計なものを買わないように気を付けて。
ポイント3:お店のハシゴはムダ買いの原因に。行くお店をしぼって
このお店は卵が安いから、あのお店は魚が安いから……とお店を「ハシゴ」した先で、「せっかくここまで来たんだから」と余計なものを買ったことはありませんか? 1か所でまとめて買った方が実は節約になります。
ポイント4:大き過ぎるエコバッグは持ち歩かない
持ち帰れると思うと、購入する予定のなかった特売品やお菓子を買ってしまう原因に。自分の適量に合ったバッグを持ち歩きましょう。「いつでもたくさん買えるから」と大きめのエコバッグを持ち歩いている人は要注意です。
【食材を無駄にしない】場所別!賢く保存するポイント
買い物をして帰ったら、買ったものをそのまま冷蔵庫にどんどん詰めて……という人は要注意。食材を無理に詰め込んだ冷蔵庫は、見づらく、食材を管理し切れずにムダにする温床になります。
「冷蔵庫はクローゼットと同じ。すっきりとしたクローゼットを見ると洋服の組み合わせを考えやすいように、見やすく、食材が傷まないように保存された冷蔵庫は料理を楽にもしてくれます。どの食材があるか一目でわかれば、同じものを買うことも防げます」と小田さん。
「冷蔵庫」の保存:5つのポイント

ポイント1:作り置きは目に入りやすい場所に
早めに食べ切りたい作り置きのおかずは、見やすいところに。「逆に視線が届きづらい一番上の段は、何も置かないか、日持ちがするものを置きましょう」(戸田さん)
ポイント2:残り野菜はまとめておく

使いかけの野菜は見やすい場所にまとめておき、優先的に使うようにしましょう。「ここにある食材だけでもサラダや炒め物が1~2品できますよ」(戸田さん)
ポイント3:卵はパックのままで
卵はドアポケットに移し替えると、振動を与え、菌にも触れやすくなります。すぐに食べ切らないならば、パックのまま奥で保存するのが正解。
ポイント4:チーズやキムチはチルド室に
いつの間にかキムチがすっぱくなったり、チーズにカビが生えていたことはありませんか?発酵を抑えるために、チルド室に入れておけば安心です。
ポイント5:塩と砂糖以外の調味料はなるべく冷蔵室に
見た目が変わらない調味料も、光や温度により味が濃くなったり香りが飛んだりします。変化しづらい塩と砂糖以外の調味料は、なるべく冷蔵室で保存を。
「野菜室」の保存:4つのポイント

ポイント1:野菜は「丸収納」で傷ませない

野菜同士がぶつかると、傷む原因になります。キッチンペーパーに包んでポリ袋に入れ、空気を含ませてしばる「丸収納」がおすすめです。
ポイント2:お米はペットボトル保存が正解

お米は常温で何度もかき混ぜると、酸化したり虫が湧くので野菜室で保存しましょう。ペットボトルに入れておくと使いやすいです。
ポイント3:葉物野菜や小さめの野菜は手前に
葉物野菜やトマトやナスなどの小さな野菜は、冷え過ぎると傷みます。野菜室の手前側や上側など、空気が冷え過ぎない場所で保存しましょう。
ポイント4:キノコは半日干しで日持ちもうま味もアップ

買ってきたキノコが蒸れて濡れていたことはありませんか?ザルに半日ほど上げておくと余計な水分が抜けて日持ちがよくなり、うま味も凝縮。
「冷凍室」の保存:3つのポイント

ポイント1:肉類は購入時のラップを生かして冷凍
肉や魚は、中身や分量などがわかるように、購入したときのラップごと冷凍すると、値札が残って管理しやすくなります。
【冷凍保存の方法】

1.値札がある方を下にしてラップを広げ、容器を外す。

2.ペーパータオルで、たまっていた水分を拭く。

3.全体をラップに包んでからジップ付き保存袋に入れる。
ポイント2:「板収納」で冷凍も解凍もすばやく
肉や魚、ご飯類などは薄く板状にする「板収納」にすると上からのぞいたときに見落としにくく、冷凍や解凍の時間も短く済みます。プラスチックの小物入れや間仕切りを使うと、立てやすくて便利。
ポイント3:粉類は冷凍&クリップ保存を

粉類は、常温保存だと酸化するので、長く保存したいならば冷凍がおすすめです。写真のように口を畳んでクリップで留めると、巾着しばりより空気を抜きやすいです。
どの方法もすぐにできることなので、ぜひ今日から始めてみてください。次回は、食材を使い切るためのコツを教えてもらいます。食材を長持ちさせる保存方法と保存した食材を使った5つのレシピ付きです。
取材・文=大矢詠美(ハルメク編集部) 撮影=小林キユウ イラストレーション=カトウミナエ
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年3月号を再編集し、掲載しています。
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