「洗濯ブラザーズ」が教える春の衣替えのコツ・2
【春の衣替え】冬服ニットの虫食い・カビを防ぐコツ
【春の衣替え】冬服ニットの虫食い・カビを防ぐコツ
更新日:2021年10月27日
公開日:2020年05月13日
春の衣替えにおすすめの時期は5月!虫食いやカビに注意
「5月は、衣替えを兼ねて冬物衣類を手入れするベストタイミング」というのは、プロの洗濯職人集団「洗濯ブラザーズ」の次男、茂木康之さん。
「6月になると、ヒメマルカツオブシムシという、繊維を食べる虫の卵が孵化(ふか)し始めます。この虫の好物が汗や皮脂汚れ。冬物衣類の虫食いを防ぐためにも、5月中にコートやニットを洗濯して、しっかり汚れを落としてから衣替えするのがおすすめです」
そして虫食い以上に、衣類にとって最大の敵は、湿気とカビです。衣替えは空気が乾燥した天気のいい日に行うのがベストです。
冬物衣類の虫食い・湿気を防ぐ衣替えのコツ
「このとき、収納ケースや引き出し、クローゼットの中を除菌しておくと安心です。衣類をしまう前に、セスキ水を含ませた布などでケースや引き出し、クローゼットの内側を拭き取り除菌しましょう」

ニットやコートはドライクリーニングに出す人も多いですが、収納する際に注意すべきポイントがあるそう。
「ドライクリーニングに出した冬物衣類は、 ビニールカバーを外してからクローゼットにしまうこと。湿気がこもらず、カビの発生を防ぎ、来年も気分よく着られます」

衣替えが終わった後も、クローゼットの扉は週に一度、晴れた日に開けて中の空気を循環させるのがおすすめ。除湿器も使うと効果的です。
Q&Aで洗濯のプロに聞く!春の衣替えのコツ
衣替えで洋服を取り出したときに、服にシワやシミがついていてがっかりした経験がある人も多いのではないでしょうか。しっかり汚れを落としたつもりでも、洗い方や収納方法が悪いと、服の品質が劣化してしまいます。
茂木さんに、春の衣替えのコツを教えてもらいました。
Q.シワがつかないパンツの洗い方はありますか?
A.折りたたんで洗えば、パンツに余計なシワがつきません
洗剤をなじませて汚れを浮かせたら、パンツを裏返します。きれいにたたんでネットに入れてから、桶の中で押し洗いをしてから、しっかりすすぎを。パンツのシワも縮みも、折りたたむことで防止できます。
1.裏地に汚れがたまるパンツ。縫い目の“割り”をそろえてたたみます。

2.洗濯機で脱水する際は摩擦で繊維が傷まないよう、三つ折りにしてネットに入れてから押し洗いを。

3.きれいな水ですすいでから、洗濯機で短時間脱水します。脱水の際は、ネットの中で衣類が動かないよう、ネットの余った部分は縛るのがポイント。

4.自然乾燥で8割乾かしてから、アイロンで仕上げましょう。
Q.洗濯しても服の品質が劣化しない、洗剤の選び方は?
A.柔軟剤が入っていない、デリケート素材用の中性洗剤がおすすめ

ベストなのは繊維に膜を張る成分が含まれた中性洗剤です。柔軟剤入りの中性洗剤は膜を張る効果がありますが、洗剤成分が残りやすいので肌が弱い人は避けましょう。
Q.洗えない素材の小物、そのまま収納して大丈夫?
A.洗剤を含ませたタオルで汚れを拭いてから、収納しましょう
繰り返し使用した衣類には、目に見えない汚れがついていることがあります。例えば帽子は、外側はホコリ、内側は皮脂や汗汚れがついています。外側はブラッシング、内側は約10倍に薄めた洗剤液を含ませたタオルで拭き取ってから収納を。
大切な服は長くきれいに着たいもの。虫食いやカビを防ぐために、おすすめの衣替えの時期や衣替えのコツをお忘れなく!
>>洗濯のプロが教える春の衣替えのコツ・1
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■教えてくれた人
洗濯ブラザーズ

3人兄弟で洋服の正しい洗濯法を普及する洗濯のプロ集団。次男・茂木康之さん(中央)が営むクリーニング店「リブレ ヨコハマ」は、劇団四季などの舞台衣装のクリーニングを手掛ける。長男(左)と三男(右)は洗剤開発などを担当。
【店舗情報】
LIVRER yokohama
住所:神奈川県横浜市都筑区すみれが丘20-2
電話:045-624-8320
営業時間:10時~18時 水曜定休
取材・文=大門恵子(ハルメク編集部) 撮影=公文美和
※この記事は2019年6月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。
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