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- 上級スイマーを目指してー背泳ぎ編
50代で始めた水泳にのめり込むようになって、今ではクロール、平泳ぎ、背泳ぎ、そしてバタフライも習得。泳げなかった自分が水泳を始めた時のエピソードや、上達していくまでの様子を振り返ります。今回は背泳ぎ中級クラスに挑戦です。
基本は水面に浮くこと
背泳ぎの基本はマスターしたと思うので、さらにうまく、楽に泳ぐために中級クラスを受講しました。
背泳ぎは、体を水平に、蹴伸びの姿勢をとることが重要になります。もっとも背泳ぎなので、クロールとは反対方向ですが。
最初のレッスンは、手を体のわきにつけてプールの底を蹴って水面にまっすぐに浮くことでした。数秒浮いていればいいと言われましたが、足が下がってうまくいきません。なんとなく頭を打ちそうで怖いという感じがしました。
次は、手を頭の後ろに伸ばして蹴伸びをすることです。このほうが若干バランスが取れていいのですが、難しいことには変わりません。蹴伸びが基本なんだなあと改めて感じました。
スタートの練習
次はスタートの練習です。
テレビを見ていると、選手のスタートは、飛び込み台から水の中に仰向けになって潜って(バタフライのキックをしているようです。バサロキックというらしい)何回かキックをしてから水面に浮き上がってくるようです。
ただ、初めからこれは無理で、先生が教えてくれたのは、とにかくプールの壁を蹴ってスタートする方法です。まず片足をプールの端にかけ、残りの片足は水の中において、頭を下げ、両腕を頭の後ろに回してから壁を蹴るというものです。こう書くと簡単そうですが、実際にやるとなかなかタイミングが合いません。何回も練習しないとダメなようです。
キックは重要
背泳ぎの場合、クロールよりキックが重要になるようです。
これは、どうしても背泳ぎをしていると体が沈んできて、キックで体を持ち上げる必要があるからです。ただ、やみくもにキックしても効果的ではありません。先生が言うには、いいキックとはももから動かして、水を押して、最後にちょっとつま先が水面から上がってくるようなキックなんだとか。
まずいキックの見本がいわゆる自転車こぎと言われるものだそうです。これは、ひざが曲がってキックしているため、効果的に水を押していないのだそうです。ところが、実際に自分でやってみたら、自転車こぎをしていると指摘されてしまいました。水の圧力があるし、自分が思っているように動いてくれないというのが現実でした。
まず、腕をももの付け根当たりにおいて、ももがちゃんと動いているのを確かめてキックをするという練習をして、その次に腕を頭の後ろに伸ばしてキックをするという2つの練習をしました。
どちらかというと後のほうがやりやすい(体が伸びているのでバランスがとりやすい)のですが、先生は難しいけれど、腕をももにつけた状態でもちゃんとできるほうになったほうがいい、とのことでした。
腕をまわす
最後にキックに合わせて腕を動かす練習をしました。最初は基本の練習をしました。まず、その場でイメージづくり。片腕を天井方向にまっすぐに上げて、その後まっすぐもものほうに向かって下ろしていくというやり方です。
細かく言うと、親指とか手の甲から水の上に上げ、水の中に入水するときには小指からがいいのだそうです。左右の手でこのイメージトレーニングをしてから、水の中に入って片手ずつキックをしながら回してみました。この後両手でキックをつけて泳ぎました。これで一応背泳ぎが泳げたということになります。
手を回すタイミングが重要となることがわかりました。片手を頭の後ろに伸ばしたら、そこで体がまっすぐになることを確認して伸びをとり、それからもう片方の手を同じように動かします。
先生は天井のラインを見て、まっすぐに泳げというのですが、どうしても曲がってしまいます。これは左右のキックのどちらか片方が強いというのと、手がまっすぐ水の中に入っていないことが原因だそうです。私の場合、その両方とも該当しているようです。
それと、腕を頭の後ろに伸ばした時に、内側に入る傾向の人が多いので、やや腕を外側に入れるつもりでやったらいいというアドバイスもうけました。感触としては、まっすぐに手を伸ばしているつもりでも実際には内側に入っていることが多いので、意識して耳の外側に手を伸ばしていくのがいいのだそうです。
練習してまっすぐ泳げるようになりたい。
クロールの時にも言われましたが、手や体が動いていても頭は動かさないのが、重要だということです。どうしても手の動きにつられて頭もうごいてしまいますが、これは無駄な動きだということです。
背泳ぎの入江選手は、あたまにペットボトルのふたを置いて泳ぐのですが、ふたは落ちないそうで、これくらい頭は動かさないと泳ぎが安定するのだそうです。
もっとうまくなると、ローリングといって、頭は動かさないのですが、腰を動かして腕を遠くに回していくほうが水を多くかくことができて、早く泳げるのだそうですが、まだまだその段階ではなく、まっすぐに泳ぐことを心がけることにしました。
背泳ぎは前が見えなくて、ちょっと油断すると壁にぶつかって痛い思いをします。しかし、天井を見ながらゆったりと浮いていると、何か楽しい気分になりました。
うまくなるように頑張ろうと思います。
次回は平泳ぎについて書きたいと思います。
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