4世代!!【箱根フリーパス】を使って行く箱根旅行
2022.06.182022年12月07日
ちょっといいところ
まるでヴェネチア!箱根ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館では伝統的なヴェネチアン・グラスと共に現代作家の斬新な作品も鑑賞できます。大涌谷を望む庭園には、四季折々の意匠を凝らしたオブジェの数々。レストランではおいしいイタリアンも。まるでヴェネチア! の素敵な一日のレポートです。
箱根ガラスの森美術館って?
1996年8月に神奈川県箱根町仙石原に開館した、日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館です。
敷地内は主に2つの美術館と庭園、カフェレストラン、そしてショップに分かれます。
美術館で美しいヴェネチアン・グラスや現代アートを鑑賞した後には、おいしいランチとお茶が待っています。また、今回はしませんでしたが体験工房で物づくりを体験したり、ショップで素敵なお土産を買ったり、楽しみ方はいろいろです。
庭園のオブジェ
入口から一歩入ると、庭園のガラスのオブジェと木の枝にちりばめられたたくさんのクリスタル・ガラスが迎えてくれます。
高さ9m長さ10mの光の回廊も風がそよぐたびにキラキラ光り、敷地内のかわいらしい建物もまるでヴェネチアに迷い込んだようです。
庭園のオブジェは四季折々のテーマに沿って変わりますが、訪問した11月の初旬はクリスタル・ガラスのすすきが風に揺れていました。
今頃はクリスマスシーズンの可愛らしいオブジェに変わっているそうです。リピーターが多いことも、うなずけます。
2つの美術館(ヴェネチアン・グラス美術館と現代ガラス美術館)
ヴェネチアン・グラス美術館は、貴族の館を模したゴージャスな内装の中で15世紀から20世紀の美術館所蔵のヴェネチアン・グラスが鑑賞できます。
とても見ごたえのある作品ばかりで、時を忘れて見入ってしまいます。
中でも、ムラーノ島の卓越した技術「レースグラス」が完成するまでの過程の陳列は圧巻です。大好きな作品がこうやって作られるのかと感心しました。
また、現代ガラス美術館には、20世紀以降のガラス彫刻作品が展示されています。斬新で個性的な作家たちの作品に出合え、ガラスの可能性を感じることができる素敵な空間です。
数ある作品の中でも「風にそよぐグラス」は、優雅にワイングラスが揺れるように見えるビデオが放映されていて必見です。
Caffè Terrazza Ukai(カフェ テラッツァ うかい)
庭園の一角にはカフェ・レストランがあります。
大涌谷の噴煙が眺められるテラス席で、イタリアンのパスタランチセット(パスタ、スープ、グリッシーニ、パン/1980円)をいただきました。
少し冷えてきたので室内に入り、ピアノの演奏を聞きながらコーヒーを楽しみました。11時から16時まで1時間ごとに、15分間の生演奏が楽しめます。ピアノとバイオリンが日替わりだそうです(詳しくはHPでご確認ください)。
ミュージアム・ショップとアチェロ
美術館の隣の建物には、ミュージアム・ショップがあります。そこでは美しいヴェネチアン・グラスの数々が展示販売されています。
本場ムラーノ島のお店よりも、日本人好みの作品が販売されているような気がします。店員さんは現地の情報にも詳しいエキスパート。いろいろなお話を聞きながら、お土産を探すのも楽しいですね。
また、敷地の一角には「アチェロ」というメープルシロップで甘みをつけたジャムなどを売っているお店があります。TVでも紹介されたという、一番人気のブルーベリージャムをお土産に求めました。
おしまいに
念願叶い箱根ガラスの森美術館を訪問することができました。
予想以上に自然豊かな広い敷地の中は、一日かけてもまだ足りないという内容の濃さでした。緑豊かな仙石原にある美術館は、四季折々に展示内容が変わるので、リピーターが多いこともうなずけます。
強羅駅からバスで20分。オープンの時間は10時から17時30分(入場は17時まで)。入場料は大人1800円。
お時間に余裕をもって訪問するのがおすすめです。
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