遺すものと捨てるもの

59歳から始まった1人暮らし-家族に伝えること

朝川 千春
2019/02/27 36

50代で遭遇した6人との死別。夫や妹、友人を交通事故やがんといった病で亡くし、大きな悲しみから立ち直っていく経験談。子どもたちに伝えたいこととは?

59歳から始まった1人暮らし-家族に伝えること
※イメージ
【目次】
  1. 50代は悲しい知らせが多いです
  2. 娘たちに伝えることは一つだけ
  3. 尊厳死協会について
  4. 処分したエンディングノート
  5. 暮らしやすさが残った人のためになる

50代は悲しい知らせが多いです

最近また知り合いの訃報が続いています。

同年代やもっと若い人が亡くなったという知らせは本当に残念です。「そのうち会おう」などと言っていてはいけない。「そのうち」は来ないことがあるのだと再認識しています。

そして大きな病がわかった友達がいます。大好きな彼女の人生にどのように関わっていけるかこの数日考えているところです。
 

娘たちに伝えることは一つだけ

私がどうしても娘たちに伝え理解してほしいことは、延命処置をしなくていいということだけです。

40代の頃10年近く義父母の介護に携わりました。治療の意思を確認することができず、その生死の責任の一端を担うことに悩んだ時期があります。

義父は最後施設で生活していたけれど看取りはできなかったため、どこで看取るかの選択をしなければいけませんでした。胃瘻か経管栄養か何もせず自然に終わるかを決める必要がありました。

娘たちに伝えておきたいことは終末医療のことだけです。

尊厳死協会について

尊厳死協会のカード

 

私が尊厳死協会に入会したのは2006年です。きっかけは義父母の介護でした。宣言書は自宅にあり協会のカードはお財布に入っています。

宣誓書には不治の病で死が迫っていた時
・延命処置を断ること。
・苦痛は取り除いてほしいこと。
・回復不能な意識障害に陥った時は生命維持措置を取りやめてほしいこと。
が書かれています。(本文はもっと詳細です)

最近は入院時に治療に関して細かく意思確認する病院が増えてきました。とてもいいことだと思っています。

でもどんな病院にも通じるように、家族が大きな責任を負わなくていいように、そして治療方針が決めやすいように必要があればカードを出してもらうよう頼んでいます。

        

処分したエンディングノート

終活の話題が増えてきました。

私も15年以上前にノートを作ったことがありますが、身内を見送る経験後処分しました。

私がノートを作った時は葬儀も死も想像でしかなかった。今はどこで最後を迎えてもいい。1人で死んでもいいです。ノートには葬儀に流してほしい音楽や知らせて欲しい友人、飾ってほしい花まで書いていました。でもその指定は家族に負担をかけてしまいます。ノートを処分したのは、葬儀は遺された者のためにあるのだと考えたからです。葬儀をしてもしなくても娘たちが思うようにすればいいと今は思っています。

暮らしやすさが残った人のためになる

貴重品はすべて金庫に

 

家の中は徐々に整理を進めています。金融口座も最低限です。暗証番号やパソコンのパスワードも整理しています。これから病気になるかもしれない、介護が必要になるかもしれない。生活はシンプルにしておきたいです。私が暮らしやすいということは何かあったときに家族にもわかりやすいということです。

今は父や夫の亡き後の片付けをさせてもらってよかったと思っています。その片付けの時間は「悼む時間」でした。

見られたくない日記や手紙は尊厳死協会に入った時に処分しました。あとは「案外だらしなかったのね」と言いながら片付けてもらうことにします。ゴミの処分費用や仏事の費用は残しておかなくてはいけませんけど。


次回は体調管理、歯科矯正についてお話ししようと思います。噛みあわせは体調に関係あるようです。

朝川 千春

東京都 /64歳
東京都 /64歳

主婦。夫の転勤のため秋田、千葉、鹿児島で暮らしたことがいい思い出です。単身赴任中は大阪や島根にも通いました。現在は1人暮らしをしています。ジムでラテン音楽に合わせて踊ることが好き。最近明るい色の洋服に挑戦中です。孫たちが泊りに来た時は、寝る前の絵本タイムが好評です。

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