自分も年をとったが、自宅もボロボロになっていた

築20数年たった自宅のリノベーション

公開日:2022/04/03

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自分自身が、『気が付いたら67歳になっていた』ように、我が家も築20年以上になっていました。いろいろなところにガタが来て不具合がありました(これも私のBODYとまったく同じです)。築20数年の我が家、ローコスト改造についてお話します。

築20数年たった自宅のリノベーション
外壁はリラックマ色に塗り替えました

20数年前に千葉県佐倉市に小さな家を建てました

建築にはまったく無縁の私でしたが、張り切ってたくさんのことを調べ倒し、ついには怪しげな設計図を書いて工務店の方を困らせて、ようやく完成となりました。狭小かつローコストな木造戸建住宅です。

建築中に差し入れに行ったとき、大工さんが大きな声で、「こんな小さな安っぽい家に、ちまちまと小さな部屋をたくさん作らせて、冗談じゃないぜ!」と文句を言いながら作業をしているのを聞いてしまいました。悲しかったけれど、確かに大工さんは大変だったよね、と今は思います。

この家を建てたことで、建築に興味を持った私は大学の工学部に入学し、卒業後に二級から一級と建築士の資格を取ることになります。

今の私から見ると欠点だらけで問題の多い家ですが、ゼロから作り上げた特別な家なのです。年月が経ち、山中湖の家だ、海辺の家だと、舞い上がり気味の私ですが、この最初の家をもっとちゃんときれいにしてあげなくては! と心から思いました。

限られた予算でどこを直すのが最善か、悩みました

まず外壁と屋根の塗装です。

ローコストのサイディングは質が悪く脆弱で、劣化して紙のようになっていました。グレーの色は褪せて変わり果てています。屋根も一部が欠けていました。

塗装にはさまざまな種類がありますが、自動車の塗装に近いもので、価格は一般的な塗装の1.5倍ほどしますが、耐久性は2倍、というのを選びました。色はリラックマ色にしました。

それから、2階の小さな2室の間の壁を撤去してL字型の変則的な1室にしました。撤去した壁の中に筋交い(すじかい)があり、これを残したためおもしろい出来栄えになりました。

限られた予算でどこを直すのが最善か、悩みました

次に、1階リビングの壁及び天井を、シナ合板という薄い板(昔のベニヤ板のようなもの。でももっとずっと高品質)で貼ってもらいました。クロスを貼り替えるより費用は掛かりますが、もうこのままずっと貼り替え不要と思うので、結局はお得です!

限られた予算でどこを直すのが最善か、悩みました

シナ合板が余ったので、予定にはなかったのですが、ボロボロになっていたシステムキッチンの扉に全部上貼りしてもらいました。高い技術力です。職人さんに感謝。

限られた予算でどこを直すのが最善か、悩みました

それから、ガス代をスマートコンロに替えました。付属の炊飯器具を使うと、スイッチ一つでおいしいご飯が自動で短時間で炊けるのでサイコーです。私が太ったのはご飯がおいしすぎるからだと思います。

次にリビング、キッチン、新しくできたL字型の室の照明を取り替えました。

最後はキッチンの椅子の貼り替えです。お気に入りのミースファンデルローエの椅子の生地を思い切って貼り換えました。

ミースの椅子がオリジナルではなくなりますが、誰かに売ることもないしいいかなと思いました。4脚を、赤、ピスタチオ色、カフェオレ色、クリーム色、の色違いにしました。猫様たちの爪の餌食になりそうだったので、現在は神奈川の海の家に避難させています。

 

■もっと知りたい■

中川(ちゅんかわ)うまこ

東京都杉並区出身。早稲田大学法学部・千葉大学工学部卒。コンサルタント会社勤務(建築士)。家族は2匹のシンガプーラと次女。67歳の今だからこそ見える世界があるはずと模索中。高齢者のための家・街などの空間について学びながら発信したい。また現在3拠点生活をしているのでその暮らしについても書きたいです。

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