猫ときどき私の好きなものも

60代の住替え。ウソみたいに引越し決めちゃった

公開日:2018.10.15

更新日:2018.11.14

保護猫と暮らす日々の中から、手作り絵本や靴や傘、ソックス、ヘンテコグッズ、漫画など、好きなものについて綴る、うちはら流暮らし方。今回は、震災をきかっけに2014年に住み替えたお話です。

人生マジ? なことは割とあるのね

こんにちは。今回は少し今までの生活について書いてみますね。

私は大阪で生まれ育ち結婚と同時に関東へきました。関東での生活の方がすっかり長くなりましたが、今もめちゃ関西弁なんですよ。

子どもも独立し、のんびりインドアな毎日を猫と過ごしています。

数年前から息子夫婦が近くに越しておいでよ、と誘ってくれていましたが、正直なところ考えていませんでした。

古いマンションですが冬はセントラルヒーティングで暖かいし、徒歩3分でスーパーもコンビニもあるし、郵便局も区役所も近いし、東京まで直通だし、TDLの花火も見えるし。私はここで人生を終えるんだとぼんやり考えていました。

ところが3.11東日本大震災で気持ちも大きく揺れ崩れました。

どんくさい私の心と身体が動き出す

いつかは来る(だろう)……とどなたも頭の端にあったと思いますが、本当に起きてしまった2011年の震災。

遠浅の埋め立て地に建つ古いマンションは耐震が弱く、ダメージは大きかったです。もっと被害の大きかった方々にすれば申し訳ない気持ちですが、、壁紙が大きくよれた部屋で死ぬかも……と猫達と眠れぬ夜を何日も明かしました。

そして「もうここに居たくないな」と切実に思いました。

息子夫妻は本気で引っ越しを勧めてくれました。

考えたらどこに住んでいても迷惑かける時は同じなんですよね。

 

それなら近くに住んで元気に過ごした方がいいかなと気持ちが動きました。しょっちゅう揺れて本当に怖かったですしね。

そして小さめの中古物件を探し始めました。

ここで夫の登場です

現在も海外赴任中の夫には日本の地震は遠い出来事でした。年齢的にもかなり亭主関白です。成田空港のリムジンのバス停が近くて夫には便利な家、とにかくバス停が1番だいじだったんです(笑)。

ま、かなりいろいろありましたが過ぎたことはもういいです(笑)。

息子の「今までいろいろ欲しいと言わなかった、お母さんが思ったんだよ」の言葉が決め手になったと思います。

そして夫不在で手続きもリフォームも済ませ移動しちゃいました。夫はその後の一時帰国の時に、新しい住まいを初めて見るということになりました。

生活規模をかなり小さくしてスタート

食器、本、衣類かなり潔く処分しました。

引っ越しは持ち物を見直す良いきっかけになりますね。でも体力面を考えると、もう少しはやく行動すれば良かったと思っています。

夜中にひとりで断捨離しながら荷造りの日々は、とっても大変でした。いろいろやらかしてます。

引っ越し後、孫の七五三に息子の着物を着せようと探したら、袴しか残ってなくてボーゼン。私の喪服と一緒に処分してしまったようです。娘の学生時代の絵の束も必要な方を処分してしまいました(かんにんね)。

のどかで緑が多い土地に越して、まず最初に、夜ってこんなにも暗いんだと驚きました。マンションだらけの明るい街に住み、すっかり夜の色を忘れていたんですね。

それは猫達も同じで窓の向こうの暗さにちょっくらは怯え、慣れるのに1年近くかかりました。

息子家族とは徒歩10分。とてもよい距離です。

離れた友人には手作りカードを送ったりして、ゆっくり自分の時間が流れ始めました。

と、言いたいところですが病気のしまくらの世話、荷物開封作業は腰痛悪化で無理。なによりも私って整理整頓が苦手やったやん……えらいこっちゃなスタートとなりました。

次回は引っ越してからのこと(カルチャーショックなど)を書いてみたいと思います。

書いてると邪魔をする子
書いてると邪魔をする子。

かよこ

主婦。“ちょっくら”という名のお喋りな保護猫と盛り上がりに欠けるインドア生活をのんびり楽しんでいます。若い頃から絵本が好きで手づくり絵本やカードを描いて遊んでいます。そんな私の好きな色々を書いていきますので、気楽に箸休めとして読んでいただけたら嬉しいです。

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