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- 「オペラ」がクイズの得意ジャンルになったワケ
複数のクイズ番組に出場経験のある伊東ちゃいこです。クイズの得意ジャンルになるのはもともと好きだった分野のことが多いのですが、私の場合は某クイズ番組への出場がきっかけで「これだけは誰にも負けない!」と言えるほどの得意ジャンルができました。
2018年「99人の壁」出場決定
「99人の壁」という番組があります。クイズ参戦者は100人。各自が自分の得意ジャンルを掲げ、グランドスラムを目指してクイズに挑戦します。
壁席にいるときに他のジャンル問題に正解するとセンター登壇となり、今度は自分のジャンル問題で壁席の99人と対戦します(私が出場した2018年当時のルール)。
「オペラ」を選んだ理由
私のジャンルは「オペラ」でした。実は応募の段階ではオペラ歴は2年しかなく、まだまだ初心者レベル。それなのにオペラを選んだのは「好きだから」に加え「ライバルが少なそうなジャンルだから」という不謹慎な理由からでした。
ところが収録当日、99人の机上には、ベートーヴェン、管弦楽、吹奏楽などのクラシック音楽ジャンル札が多数! そりゃそうだ、番組側だって簡単には勝たせたくないでしょうから、同ジャンルのブロッカーを配置しておきますよね~。
![「オペラ」を選んだ理由](https://halmek.co.jp/media/uploads/0454a364cf4c240573a2959c358dc8c91630895181.6461.jpg)
番組まであと3週間!オペラの猛勉強を始める
収録前の話に戻ります。2年間の鑑賞経験から多少のオペラ知識はありました、が、正直それは表面的なもの。だからもし99人の中に熱烈なクラシック音楽ファンがいたら、私など手も足も出ません。
せっかく競争率の高いオーディションを通過したからには、なんとしても本番でセンターに出てバンバン正解したい。その思いで出場決定から収録までの3週間、ひたすらオペラの世界に浸りました。
![オペラの猛勉強を始める](https://halmek.co.jp/media/uploads/66bf43e54b107a55e225a7f0a5bdaae51631509656.8673.jpg)
まず、オペラに関する書籍を読み漁り、そこで仕入れた知識をパソコンを用いて体系化してまとめました。番組での活躍を妄想しながら、受験生のごとく勉強する日々でした。
通勤や家事の最中にイヤホンで有名曲を聴いたり、休日に作品の動画を見たりもしました。反復視聴していくうちに親しみを覚え、作品への興味も深まっていきました。
![オペラの猛勉強を始める](https://halmek.co.jp/media/uploads/d23c02fdbe3cbc275dbdb529628617711631171540.5616.jpg)
オペラ作品を調べていくと、関連する雑学や、作曲家たちのエピソードが次々と入ってきます。意外な人物像を知ったことで、巨匠であるヴェルディやワーグナー、モーツァルトやベートーヴェンがぐっと身近に感じられるようになりました。
![オペラの猛勉強を始める](https://halmek.co.jp/media/uploads/6d059de266848bbf910f2490077cf8d41630895088.2864.jpg)
知識と早押しは別物だった……
さて、番組のハナシ。残念ながら本番では、答えがわかっていても一番目にボタンを押せなかったのでセンターには行けず、壁席のままで終了となってしまいました。知識があっても早押しができなければクイズ番組では活躍できない、ということをこの番組で痛感したのでした……。
![知識と早押しは別物だった……](https://halmek.co.jp/media/uploads/0fce9ba3df2c4f5f2fea33ba94f143211631686976.4266.jpg)
誰にも負けないものを持つ!
しかし、結果は残せなかったものの、無駄ではなかったのです。この密着期間があったからこそ、私の得意ジャンルにオペラが入ったのですから。
例えば「その劇中で歌われる『誰も寝てはならぬ』が有名な、プッチーニ作曲の、中国を舞台にしたオペラは?」という問題の場合、クイズ好きは「寝ては」の部分でピンとくることが多いのですが、私の場合は「誰も」が聞こえた瞬間にはもう手が動きます。→答え『トゥーランドット』。
オペラ問題が出ると周囲が「これは伊東さん問題だ」と認識してくれるまでになったので、そのイメージをずっとキープできるよう、今でもオペラへのアンテナを張り続けています。このジャンルだけは誰にも渡したくありません(笑)。
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