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- 大きなお買い物で、特別なお客様として扱われるために
マナー講師として生徒様と学び合いの中で見つけた、ご自分をどんどん素敵にしてご機嫌をよくするシンプルなワザを書いていきたいと思います。 今回は、大きなお買い物するときの、お客様側としての立ち振る舞いについてです。
ピアノの買い替えで考える、大きな買い物時のマナー
4月初旬に街中で見かける真新しいスーツと制服姿! いいですよね。その横に、胸元にコサージュを着けたお母さまの笑顔があったりすると、うっとり見とれてしまいます。
2度目のコロナ禍の春。私は再びリセットボタンを押されたような感覚で桜を見ました。そんな中、春の日差しで気分が上がり、いつかいつかと思っていたことを始めました。
それは、古いピアノのメンテナンスです。専門業者の搬出作業から始まり、先日はピアノのショールームに伺って、プロの方の説明を聞きました。メンテナンスにしても買い替えにしてもそれなりの金額です。すぐには決められません。悩みます。
不動産・車・ピアノ・宝石など、一生に何度もない大きな買い物は、お店の方との信頼関係が決め手になりませんか? そこで今回は、大きな買い物をする際の、お客様のマナーをご紹介したいと思います。
一流の客として振る舞うために必要なこと
飛び込みでなく、原則は予約をして伺います。予約時にある程度の希望をお伝えしておけば、担当者は用意ができます。もちろん、自分もプロの説明を聞けるように予習しておきます。
第一印象で大切なのは、服装と挨拶です。担当者はスーツと仮定し、格を揃えて女性ならばスーツ・ツーピース・ワンピースなどふさわしい服装で出かけましょう。服装で引け目を感じてしまうと、堂々と行動できないものです。アクセサリーやスカーフなどで華やかに装い、その場の様子に合わせてマイナスをして格を揃えます。プラスはできないので、多めに装うのがコツです。
ちなみに私は、HANAE MORIのベーシックなスーツに、MIKIMOTOのピアスとネックレスのセットをオン。仕上げにブローチを、左肩の高い位置にプラスするのが私流です。
ご挨拶のとき、お名刺をいただいたら「〇〇様、本日はよろしくお願い致します。初めまして、〇〇でございます。」と自分の名前も申し上げましょう。その後の会話の中では会社名でなく、「○○様」と担当者をお名前でお呼びするのも一流の客です。
説明中は教えていただく姿勢を貫き、上品なあいづちで応えます。知っていることも指摘せずに聞き流し、話の腰は折りません。「はい」「ええ」で了解していることを伝え、話のリズムを取ります。「はい、はい」「ええ、ええ」と繰り返しは致しません。初めて知ったことは「さようでございますか」と興味を示し、納得したことは「おっしゃる通りです」といずれも少し大げさに。担当者の知識とサービスを十分に引き出せるのが一流の客です。
今日のこころえ
担当者も感情のある人間です。へりくだる必要はありませんが、間違っても偉そうな態度はなさらずに対等な立場で接することが、一流のサービスを受ける秘訣です。
今日よりもっと明日は素敵な貴女がそこにいることを私は知っています。
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