自分を支えているくれたのは、旅でした

50代でも人生は楽しめる

公開日:2021.02.05

更新日:2021.02.05

年を取るにつれ、楽になってきたことと、つらくなってきたことがありました。つらくなってきた自分を支えてくれるものたちとの出会いがあり、人生はまだまだ楽しめると思い始めることができました。

初めまして! 読者ライターをさせていただくロータスと申します。
1年間、無事に終わることができるだろうか……と、他の読者ライターの皆様の記事を拝見すると不安になりますが、自分らしく感じたことをお伝えできたらと思います。よろしくお願いします。

ずっと自分が嫌いだった

結婚をするまでは、友人と海外旅行を楽しんでいましたが、経済的な理由などで縁遠くなっていきました。

お母さんだから、家計を任されている主婦なんだ、しっかりとしなくては……と、思ってはいても、独身時代を思い出し、若い人たちが海外に留学したり、海外に住んだりという話を聞くと、うらやましく、自分にもそんな人生があったのではないかと、大人になり切れない自分が嫌いでした。それから、しっかりとしたママ友と自分を比べては、自己嫌悪に陥っていました。

自分を救ってくれた台湾

自分を救ってくれた台湾

経済的な負担が軽くなってきた頃、家族と台湾に行きました。

しかし、初めての台湾の思い出はまあまあなものになってしまい、「すぐにリベンジをしたい!」と強い思いに駆られ、親しい友人を誘い、思い切って再び台湾を訪れました。すると、台湾の楽しさに開眼してしまい、それから海外旅行が身近なものになりました。

家計は楽なものではありませんでしたが、パート代から工面し、年に数回の訪台を生きる糧として、生活の一部となっていきました。

面倒な家事や仕事、親戚付き合いを乗り越えてれこられたのは、それさえこなしていれば、家族から文句もなく台湾に行けたからです。

何度かの訪台で、台湾在住の友人ができたり、SNSなどで知り合った台湾好きな方々と交流をしたりする中で、いろいろな世代にいろいろな人がいて、みんなそれぞれに思い思いに人生を歩んでいるのだなと、思うことができました。

劇的なことがあったわけではなく、とても小さな出来事が少しずつ重なるにつれ、素直に自分は自分でしかいられないんだと、思えるようになりました。

日常が小さな旅と冒険

日常が小さな旅と冒険

年に数回訪れる台湾。でも、日本に帰れば現実が待っています。

腹立たしいこともあれば、自分の未熟さにいら立つこともあります。

そしてコロナという未曾有の出来事によって、昨年1年は海外どころか、国内旅行さえもままならなくなってしまい、今年もどうなるかわかりません。

気持ちが落ち込む日もあります。

そんなとき、気分転換になっていたのは、日常の中の小さな旅でした。

好きな事や得意なことは人それぞれですが、わたしの場合は、仕事帰りなどにいつもとは違う道を歩いただけで、旅気分になります。

カフェや公園、神社などを見つけたときの高揚感は、台湾の街を歩いていたときに感じたものと同じです。

好むジャンルとは違う本にチャレンジすることも小さな冒険で、得た知識はさらに生きやすくなり栄養剤となります。

日々の小さな旅や冒険が、私にとって生きる糧になっています。

50代になっても人生は、日常の旅や冒険の積み重ねで楽しく、頼もしく過ごせる日々になると実感しています。

 

ロータス

台湾が大好きで、2022年には台湾好き仲間が集える会を立ち上げました。同じく日本が好きでとうとう住んでしまった在日台湾人との交流会も行っています。教わることが好き、好奇心旺盛。50代になってさらに加速してきました。Instagram

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