孤独のグルメで五郎さんが食べた台湾の鍋をご家庭で!
2024.01.242021年02月05日
自分を支えているくれたのは、旅でした
50代でも人生は楽しめる
年を取るにつれ、楽になってきたことと、つらくなってきたことがありました。つらくなってきた自分を支えてくれるものたちとの出会いがあり、人生はまだまだ楽しめると思い始めることができました。
初めまして! 読者ライターをさせていただくロータスと申します。
1年間、無事に終わることができるだろうか……と、他の読者ライターの皆様の記事を拝見すると不安になりますが、自分らしく感じたことをお伝えできたらと思います。よろしくお願いします。
ずっと自分が嫌いだった
結婚をするまでは、友人と海外旅行を楽しんでいましたが、経済的な理由などで縁遠くなっていきました。
お母さんだから、家計を任されている主婦なんだ、しっかりとしなくては……と、思ってはいても、独身時代を思い出し、若い人たちが海外に留学したり、海外に住んだりという話を聞くと、うらやましく、自分にもそんな人生があったのではないかと、大人になり切れない自分が嫌いでした。それから、しっかりとしたママ友と自分を比べては、自己嫌悪に陥っていました。
自分を救ってくれた台湾
経済的な負担が軽くなってきた頃、家族と台湾に行きました。
しかし、初めての台湾の思い出はまあまあなものになってしまい、「すぐにリベンジをしたい!」と強い思いに駆られ、親しい友人を誘い、思い切って再び台湾を訪れました。すると、台湾の楽しさに開眼してしまい、それから海外旅行が身近なものになりました。
家計は楽なものではありませんでしたが、パート代から工面し、年に数回の訪台を生きる糧として、生活の一部となっていきました。
面倒な家事や仕事、親戚付き合いを乗り越えてれこられたのは、それさえこなしていれば、家族から文句もなく台湾に行けたからです。
何度かの訪台で、台湾在住の友人ができたり、SNSなどで知り合った台湾好きな方々と交流をしたりする中で、いろいろな世代にいろいろな人がいて、みんなそれぞれに思い思いに人生を歩んでいるのだなと、思うことができました。
劇的なことがあったわけではなく、とても小さな出来事が少しずつ重なるにつれ、素直に自分は自分でしかいられないんだと、思えるようになりました。
日常が小さな旅と冒険
年に数回訪れる台湾。でも、日本に帰れば現実が待っています。
腹立たしいこともあれば、自分の未熟さにいら立つこともあります。
そしてコロナという未曾有の出来事によって、昨年1年は海外どころか、国内旅行さえもままならなくなってしまい、今年もどうなるかわかりません。
気持ちが落ち込む日もあります。
そんなとき、気分転換になっていたのは、日常の中の小さな旅でした。
好きな事や得意なことは人それぞれですが、わたしの場合は、仕事帰りなどにいつもとは違う道を歩いただけで、旅気分になります。
カフェや公園、神社などを見つけたときの高揚感は、台湾の街を歩いていたときに感じたものと同じです。
好むジャンルとは違う本にチャレンジすることも小さな冒険で、得た知識はさらに生きやすくなり栄養剤となります。
日々の小さな旅や冒険が、私にとって生きる糧になっています。
50代になっても人生は、日常の旅や冒険の積み重ねで楽しく、頼もしく過ごせる日々になると実感しています。