閉経後に必要!デリケートゾーンの保湿方法を覚えよう
2024.12.302020年12月10日
更年期のリアル(1)
更年期、それは突然やってきました
メイクアップアーティスト、ウェルネスビューティーアドバイザーの杉崎夕子さんが、ご自身の更年期の経験談とその対策法について、包み隠さず話してくれました。杉崎さんの体験談のシェアは、女性のみなさんの参考になることと思います。
更年期はいずれ誰にでも訪れる
今この記事を読んでくださっている方は、私のように更年期真っ只中の方から、既に終えられた方、これからやってくる方まで幅広くいらっしゃることと思います。
私ももうすぐ50歳。そろそろ閉経の時期なんですよね。思えば、昨年から更年期の症状が始まったと思います。みなさんのお悩みに少しでも寄り添うことができたらと思い、体験談をシェアさせていただききたいと思います。
トイレが近い。ある日突然、更年期症状が現れた
2019年の夏の終わり頃だったと思います。散歩しながら信号待ちをしていたときのこと。急にどうしようもないくらいトイレに行きたくなりました。それはもう突然、猛烈に!
今まで我慢できないくらいの尿意を感じたことがなかったため、驚きました。そう、更年期症状の一つである「頻尿」の始まりだったのです。このときは、まさかこんなに突然、更年期がやってくるなんて思いもしませんでした。
元々トイレの回数が多い私でしたが、さらに回数は増えていきました。夜中にトイレに起きてしまうことも……。さらに、またトイレに起きてしまうんじゃないかと、睡眠不足の日が続きます。
そして、その頃から仕事でストレスを感じるようになると、顔や全身がカーッと熱くなって火照るようになりました。ただのストレスだと思っていましたが、その後、ストレスを感じないときでも突然の火照りは頻繁に起こるように。そう、「ホットフラッシュ」の始まりだったのです。みんなが涼しいと感じているときも、私だけ暑い暑いと感じるようになりました。こんな状況を周囲の人に見られたら、恥ずかしいなと思っていました。
生理の乱れ、その他の更年期症状も
毎月あった生理が乱れてきました。規則的に来ていたのが2か月に一度になり、3か月に一度になり、量が少なくて「あれ?」という月があれば、信じられないくらい多い月もあったり。一日で終わってしまう月もありました。規則的だった生理が乱れてきたのです。
その頃から起きてきた症状はこちらです。たくさんあります。
- 倦怠感
- 肩こり
- 頭痛・めまい
- 動悸・息苦しさ・胸痛
- いらいら・怒りっぽい
- 不眠
- むくみ・体重の増減の激しさ
- 全身のこわばり・身体の硬さ
- あちこちのかゆみ
毎日、激しい動悸と息苦しさがありました。普段ランニングで使用しているGPSウォッチで心拍を測定してみたところ、ソファに座っているだけなのに100を超える数値の日も。常に心臓がバクバクしていて、このまま死んじゃうんじゃないかと何度も思いました。
いつも喉になにかがつかえているような息苦しさがあったため、ライフワークであるランニングをスタートしても苦しくて、すぐに脚を止めてしまうこともしばしば。コロナ禍であることから、「まさか自分も感染したのでは……」と、不安になり、毎日が憂鬱でたまりませんでした。
更年期の症状は、いろいろありますが、今回はトイレ問題についてお伝えしたいと思います。
骨盤底筋を鍛えてトイレ問題対策を
夜中にトイレに起きてしまう日が続き、睡眠不足の日が続くことから、なんとかしなければと思うようになりました。さてどうするか?
そこで思いついたのが、ライフワークで続けているヨガで「骨盤底筋」を鍛えることでした。骨盤底筋は、子宮や膀胱、腸などを支える骨盤の底にある筋肉で、子宮や膀胱、直腸などの大事な内臓を支え、また、排泄のコントロールを担っています。
ヨガのアーサナ(ポーズ)の中で、骨盤底筋を鍛えるのに有効だといわれているものがいくつかあります。私は、以下のポーズを毎日行っています。
【骨盤底筋を鍛えるのに有効なヨガのポーズ】
- 橋のポーズ
- 牛の顔のポーズ
- バッタのポーズ
- 戦士のポーズ
- 花輪のポーズ
- 合せきのポーズ
また、普段いすに座っているときも、いすに背をもたれかけず、骨盤を立てて座り、骨盤をきゅっと締めることを意識して骨盤底筋を鍛えるようにしています。
更年期とは無縁の方も、これらの動きをすることで姿勢がよくなり、内臓の動きも高まるといわれているため、より健康になれると思います。みなさんもぜひヨガや、いすに座ってのトレーニングにトライしてみてください。
次回は、私が実践しているホットフラッシュ対策についてお伝えします。ぜひ参考にしていただければと思います。
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