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- 地元・長野の魅力を再発見!春を探してウオーキング
新型コロナで外出を控えている人も多いのでは? 家にこもってばかりでは、と渡来夢さんは散歩に出掛けたそう。地元長野のあふれる自然とともに、春のお知らせを届けてくれました。
ザゼンソウを見つけに
ザゼンソウは、日本では北海道や、本州の中部地方から北の、低山帯の谷間の湿地に生えている多年草だそうです。私は水芭蕉を見たことはありませんが、同じサトイモ科の多年草で、形も似ているようです。
私の住む長野県飯田市の天然記念物に指定されています。原種が自然の状態で咲いていると知りました。市内には500株余りが確認された自生地もあるということも知らずにいました。大変珍しいそうです。早速、ウォーキングを兼ねて出掛けました。
ザゼンソウの自生地は、地元といっても、一度も行ったことがない場所でした。結構、標高が高い所です。家からは離れているので、車で行きました。随分と登りました。この辺りの標高は、何と634メートルだそうです(東京スカイツリーと同じ)。空気は綺麗で、静か。気分がいいです。
やっと見つけた
ここでは、古い時代からザゼンソウは自生していたようです。歩きながら探したのですが、どこに生えているのか全然わかりません。いろいろな木の枯れ葉が落ちている湿地です。もちろん、植物を傷めないように整備されています。まだ、時期が早いのかな? と思っていたところ、木の棒が立てられています。そこにあるのではと、よくよく見てやっと発見しました。棒が立っていても、何もない所もあります。いろいろな条件で、早く地上に出てきたり、遅めだったりするのでしょう。
最初に発見したのは、まだ“苞(ほう)”が緑色でした。横の緑色が葉になるのかなと思いました。
そのうちに、目が慣れてきて次々と見付けられるようになりました。
両手を丸く合わせたような形で、(今は)大きさもそれくらいです。僧が坐禅をしているように見えるのが、名の由来とか。寒いときに、自ら発熱し雪をも溶かして伸びてくるそうです。
家に帰り調べると、ザゼンソウは、紫褐色の卵形の仏炎苞(ぶつえんほう)と書いてありました。天気が曇りで山間のせいか、目には茶色っぽく映りました。
ちょっとかわいく感じます。思わぬ発見ができてよかったです。それに、知らない所や知らないことがたくさんあるものだと、つくづく思いました。
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