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- 一番好きな素材、銘仙で作ったきものリフォーム作品
趣味はきものリフォームという渡来夢さん。着て、使って普段の暮らしの中で楽めるリフォームを心がけているそうです。今回は、好きな素材の一つ、銘仙を使って作った、さまざまな作品を紹介していきます。
銘仙大好き
私がきものリフォームに、夢中になったことは前に紹介させていただきました。好きな素材は、銘仙と紬です。きものリフォームに、興味を持ち始めてからしばらくした頃、銘仙の魅力を知りました。
京都出身の同僚に教えてもらった、弘法市と天神さんの骨董市にはよく通いました。魅力的な色使いと模様は、私を夢中にさせました。骨董市のお店の人に『銘仙集め』などと言われたりして。
銘仙は丈夫と聞いたことがあります。。でも、フォーマルやお出かけ着ではないので、弱くなっているものが多く、割けてしまったり、よごれがちょうどの位置にあったりします。骨董市では、つい安価なものに目が行き、たくさんの失敗もしました。家族に「そんな、へぼい(品質が悪い)物を買うからだ」と注意もされました。品質の良し悪しもよくわからないのですから。
骨董市のお店の人にも、いろいろと教えてもらえました。聞けば教えてくれる、そういうことが楽しみの一つでした。
たくさん制作を楽しんだ銘仙の上着
そんな中でも大切に保管してあったであろう銘仙もありました。
この銘仙は、手に入れるまで売り場を離れがたくなるほど魅かれて購入しました。アンサンブルでしたので用尺が多く、たくさん出来ました。この上着と、同型のリバーシブルや、一重の上着、黒い布地に細くポイントとしてこの模様を入れたスカートを作り上下で着たりしました。2007年に作った当時は、一番のお気に入りでした。形は【きものリフォームにはまっていく】で紹介させていただいた2点の上着と同じです。
これらは同じ時期に作りました。私は、気に入ると同じ形のものをいくつも作ってしまいます。この3枚は、今はもう手元にありません。しょっちゅう着ていましたから。
この花柄の上着は 違う型紙です。襟が少し立ち上がっています。同じ頃に作りました。リバーシブルです。
半袖も作りました。作ったときは銘仙と思っていましたが、もしかしたら違うかもしれません。
羽織物やコートを作る
羽織物やコートもいくつか作りました。
シャツカラーは好評でした。
目が回りそうなこの一重のコートは、とても便利で、真夏以外は、しょっちゅう着ていましたし、長い間愛用していました。すごく寒い日には、この上に別のコートを重ね着してもかさばらず、しかも暖かく重宝しました。
熨斗目模様というのでしょうか。大胆な柄行と色が大好きで、何年も着ておりました。焦げ茶色の紬とリバーシブルで、暖かかったです。今、銘仙のリフォームで着られるのは、数が少なくなってしまいました。
この1月久しぶりに、弘法市に出掛けましたが、飛びつきたく思うのには、出会えませんでした。友人から蔵を片づけたからなどと、いただくことがあり、リフォームの材料は探しに行かなくても、手元にはたくさんあります。それでも、いろいろな物を見て、目を楽しませることはできました。
今回は、さまざまな過去のリフォーム作品を見ていただきました。
カメラもパソコンも買い替えてしまったので、プリント写真はあっても、データはなくなっています。けれども、大好きな銘仙の端切れは今でも持っています。その端切れを利用して作った袋物も、折をみて紹介させていただきますね。
リフォームしないで、着物のまま着る
地元の着物屋さんによれば、昔の着物は純粋に国産で丈夫なので、何回か染め直しをしても、傷まないそうです。今、桑畑を見かけることはないのが残念です。
これは、羽織です。確か、骨董市で何年か前に、手に入れたと思います。奇跡的にすごくきれいでした。生地もしっかりしていて、サイズ的にも大丈夫。クリーニングして、着物の上に着用しています。
母の着物は裄丈を直して着られるようにしました。出番を待っているようです。
着付け教室で知り合った友人が、毎月必ず着物を着るようにしていると言っていました。
そこで、私も昨年の12月から、月に一度は着物を着ようと目標を立てました。12月、1月と、◎。2月も予定をしています。がんばるんじゃなくて、機会を見つけて楽しく着たいと思います。夏は、おそらく私には無理ですが。
先日久しぶりに着ようとして、忘れていることがあり驚きました。「さあ、できた」と思ったら、なんということでしょう! 帯板を入れるのを忘れていたんです。あきれてしまいますね。
そう言えば、雑誌「ハルメク」の2月号で「今年こそ、きものを着てみませんか?」という記事がありました。また、特集記事をお願いします。
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