足がつるってどうしてなの?
2022.06.272019年05月16日
もっとうまく泳ぎたい!
上級スイマーを目指してーバタフライ編―
50代で始めた水泳にのめり込むようになって、今ではクロール、平泳ぎ、背泳ぎ、そしてバタフライも習得したひよっこさん。上達していく様子をレポートします。今回は水泳最終回。バタフライ中級クラスに挑戦です。
バタフライのコツを学びたい
テレビで水泳選手のバタフライを見ていると、イルカのように体を動かして、豪快に前に進んでいるのですが、私がバタフライで泳ぐと、水しぶきは上がるのだけれど、腕がなかなか水の上に出ないし、進まない。同じ泳ぎをしているとは到底思えません。
どうしたら、少しでも水泳選手のように滑らかに前に進むことができるのか。泳法のレッスンでそのコツを学んでみたいと思って、中級向けのレッスンに参加しました。
うねりとキック
先生は冒頭から「バタフライは4泳法の中でも力を使うし、初心者にとっては習得するのが難しい泳ぎです」と言います。「一回ではなかなか上達しないでしょうが、繰り返し正しい泳ぎ方をすれば必ず泳げるようになるので頑張りましょう」とも。
まずは、キックから。
イルカのように、両足をそろえて上下させながら水を蹴る動作をします。
潜る―水を蹴る―体を伸ばして蹴伸びの姿勢になる、の繰り返しとなります。
水を蹴る際にはあまり膝を曲げすぎないこと。水の抵抗になるからです。
キックのときには、どうしても足やひざに注意が行きがちになりますが、一番大切なのは、腰の使い方なのだそうです。バタフライで重要なのはうねりと呼ばれる体の使い方ですが、そのうねりは腰の動きから次第にひざ、足首と伝わっていって、自然にうねりという動作になるのだそう。
バタフライは2回キック
バタフライは、2回手を回す間に2回キックをします。ただ、その2回で若干動かし方が違うらしいのです。
1回目のキックは、前に進むために水の中にもぐる際のキックで、力強く、大きく足を動かしていき、2番目のキックは、水の中から水面に出るためのもので、小さく素早く水を蹴るもの。この2つをタイミングよく手の動きと合わせると前に進むようになるといいます。
ただ、やってみてもなかなか違いがわからないのが現実。練習を続ければわかるようになるのでしょうか。
ほかの泳ぎもそうですが、「バタフライはタイミングが重要なので、感覚をつかみましょう」と先生に言われました。
先生は「ドーン、トンのリズムでキックをしなさい」と言います。ドーンと第1キックを蹴って、水中に入ったら蹴伸びの姿勢を取り、そのあとトンと第2キックを蹴って、水中から水面に出るのだそうです。
まず、ビート板を持って体の姿勢を安定させて、キックを蹴り、次に体が安定してきたら、蹴伸びの姿勢から板なしでキックの練習をしました。
第1キックのほうはわかりますが、第2キックの方はよくわからなくて、第1キックと同じように蹴ってしまいます。参加している皆のキックを見ていても、同じように苦戦しています。
先生はリズムがつかめないうちは、第1キックだけでキックをして、バタフライのキックに慣れてできるようになったら、第2キックをつけるようにするといいとアドバイスしてくれました。
キックのコツとしては、まず無駄な力を入れないこと。バラフライは力任せにキックをしていると、疲れてプールの端まで泳ぎ着かないこともあります。
「急いでバタバタキックをすると、手も急いで回さなくてはいけないことになる。ゆっくりと確実にキックをしましょう」とのことでした。
これに関連して、膝を曲げすぎないことも大事だといわれました。膝を曲げるとそれだけ水の抵抗となって前に進まなくなるとのことでした。どうしても頑張ってしまう傾向のある私は反省しました。
バタフライ特有のうねりについても、あまり体を大きく動かしすぎないことです、といわれました。膝を曲げすぎるとよくないというのと同じで、自然な体の動きがうねりとなっていくので、わざとうねろうとしてはいけないとのことでした。難しい。
手と足のタイミング
バタフライは足と腕のタイミングが合わないと前に進まないので、タイミングは非常に重要です。第1キックと手の入水はほぼ同時です。入水直後、両手はまっすぐに前方に伸ばして第1キックを蹴ります。その後、前に伸ばした手をクロールのように胸からわきに向けて水を押していき、第2キックを蹴ると同時に腕をわきから水面上に出して前方に運びます。
言葉で言うと簡単ですが、両手を回すのは至難の業です。
なので、まず片手で練習します。動かさない片手は前方に伸ばしておきます。クロールの時でも片手の練習をしますが、違うのは体のひねりをいれないことです。右手はなんとかできるのですが、左手のほうが難しい。
何回か手を動かすと息継ぎが必要になりますが、先生は顔を上げすぎないように、と厳しいことを言います。顔を上げすぎると、逆に体が沈んでしまうので、必要以上に顔を上げず、水面近くでちょっと口がでている位置でするようにとのことでした。
最後は、両手でバタフライ。プールの端までが非常に遠く感じられました。
先生の言われたことを思い出しながら、少しずつでも水泳選手の泳ぎに近づけていきたいと思いました。
水泳のお話は今回で最後です。
次回は、まったく異なるテーマ、「初めてスマホに挑戦する」を書きたいと思います。
まったく知識がない私がスマホを持つことを決めてからのドタバタについて書いていきます。