ファッションから、なりたい自分になる #3

服より自分らしさが出る!50代「靴・バッグ・アクセ」選びのコツ

服より自分らしさが出る!50代「靴・バッグ・アクセ」選びのコツ

公開日:2026年05月22日

服より自分らしさが出る!50代から「靴・バッグ・アクセ」選びのコツ

服より先にそろえたいのは、靴・バッグ・アクセサリー。制服化スタイリスト・あきやあさみさんが、「三種の神器」ともいえる小物から、自分らしいおしゃれを作る方法を解説します。

1年3セットの服だけで生きるスタイリスト・あきやあさみさんって?

1年3セットの服だけで生きるスタイリスト・あきやあさみさんって?

日本女子大学家政学部被服学科卒業後、都内百貨店に入社。パーソナルスタイリスト、セレクトショップバイヤーを経験後、2018年に退社しファッションスタイリストとして独立。

ファッションを「制服化」して1年3セットの服だけで生きながら、独特なファッション論を情熱的に語るnoteが評判となる。最新刊に「自問自答ファッション 制服化スタイリストが教える自分らしく生きるヒント」(朝日新聞出版)がある。

靴は「自己評価」の表れ

靴は「自己評価」の表れ

ここでは、まず手に入れてほしい「靴」についてお話しします。あなたが買うべき靴のタイプを調べる方法はとても簡単です。

■買うべき靴のタイプを調べる方法

  1. 靴箱などから手持ちの靴をすべて出し、並べる
  2. そのなかで「一番よく履いている靴」を1 足選ぶ
  3. 同じカテゴリーの靴で「一番高い靴」をお店で試着する
    (例 2 がローファーなら、一番高いローファーを試着する)

もちろん、「高価な靴を買わないといけない」ということではありません。「一番高い靴」を試着すると、「なるほど。いい靴は履いたときにこういう感覚なんだな」と靴に対しての解像度がグッと上がるからです。

靴は「自己評価」です。「足元を固める」という慣用句があるように、足元は自分自身の土台です。「私なんて……」という気持ちがあると、靴を磨いたり、ふいたりしてお手入れしたくなる気持ちも湧きません。靴を大切に扱うことは、自分を大切に扱うことでもあるのです。

靴は「自己評価」の表れ

社会人になりたてのころは3000円のパンプスを買っては3カ月で履きつぶして捨てることを繰り返していました…(反省)。初めてグッチのローファーを試着したときは「いい靴を履くと、こんなに自分が素敵に見えるんだ!」とびっくりしました。

私は愛しの靴のおかげでハイブランドの路面店にも堂々と行けるようになりましたし、ちょっといいホテルや旅館、おしゃれなレストランやバーでも、気後れせずに入れるようになりました。「この靴と一緒にいろんなところへ行きたい!」と行動力まで上がったと感じています。

バッグは「自己紹介」である

バッグは「自己紹介」である

「最高の靴」を手に入れたら、次はバッグを探す旅に出ます。バッグは、靴との相性を考えながら探せるので、靴に比べてジャンルや方向性などで迷いにくいでしょう。

接客業をしていたころから、私はいろいろなお客さまのバッグを目にしてきました。そして気がついたのは、真面目な人は真四角のバッグ、心配性の人は大きなバッグ、美意識が高い人は何も入らないくらいの小さいバッグなど、「バッグには持ち主の性格がよく反映されているな」ということでした。

バッグは「私って、こんな人ですよ」という「自己紹介」です。こんな人でありたい、こんな仕事をしたい、こんな気持ちになりたい、こんな人に集まってきてほしいなど、あなたの「心の叫び」を具現化したバッグを選びましょう。

■バッグが人に与える印象

バッグは「自己紹介」である

1.革素材や上質な素材のかっちりしたバッグ
→信頼できる人

2.キャンバス地やナイロン地などのカジュアルバッグ
→気取らない自然体な人

3.変わったデザインや鮮やかな色などの遊び心があるバッグ
→他にない個性がある人

上に挙げたものは一例ですが、こんな感じで「なりたい」イメージを頭に浮かべながらバッグを探してみるといですよ。

実は、バッグはファッションのなかでも、「自由度」がとても高いアイテムです。服や靴に比べて、「この服だと顔色がくすんで見えるかも」「デザインは好きだけどサイズが合わない」ということがバッグにはないからです。

どんな色、形、サイズのものでも持つことができます。これはバッグの特権です。

バッグを選ぶときは、「これはちょっと大きいな」「さすがに小さすぎて何も入らないよな」「素材がちょっと派手かも」などを1ミリも考えず、次から次へと一度持ってみます。
バッグを持ったら、必ず全身鏡でそのバッグを持った自分の姿を客観的に見てみましょう。

全身鏡を見ると、「このバッグを持っていると、スタイルがよく見える!」などの発見があって、とてもおもしろいのです。

アクセサリーは「アイデンティティ」

アクセサリーは「アイデンティティ」

アクセサリーは、「どんなふうに自分を表現したいのか」を伝えてくれるアイテムです。着ける前のありのままの姿よりも、装った姿のほうが、「どんな人なのか」がよくわかります。

「アクセサリーを着けたほうがいい!」と強制するつもりは全くありません。「アクセサリーは着けたくない。シンプルでいたい」と願う方もまた、「そのままでいたい」というアイデンティティを知らぬうちに身にまとっているからです。

私は教室で「ドクロのリングを着けられますか?」と質問することがあるのですが、4人のうち3人は「怖くて着けられません」と答えても、少なくとも1人は「全然怖くないです。着けられます!」と答えます。

ドクロが怖くないのは、その方のアイデンティティにドクロのストーリーを持っているからです。ここではドクロを例としましたが、ハートやリボン、花、ねこなど別のモチーフに置き換えてみると、まだ見ぬ自分のアイデンティティの理解が深まります。

自分のアイデンティティと同じアクセサリーを身に着けると、ファッションと自分が一体化する感覚があって心地いいですよ~!

いつもアクセサリーを買うときは「自分に似合うか」で選んでいました。これからは、「自分のアイデンティティと同じかどうか」という視点を持って選んでみよう!

アクセサリーは「アイデンティティ」

私の教室では「母から譲り受けたネックレス」や「パートナーからプレゼントされた指輪」などは、自分のアイデンティティを他人に決めてもらうことと同じで、危ないケースもあるとお伝えしています。

なぜなら、そればかりになってしまうと「主語が入れ替わってしまうから」です。

代々受け継がれてきたものはたしかにとても素敵ですが、もし、今のあなたが心から気に入っているものではないなら、そっとしまっておくか、ジュエリーリフォームに出して、自分好みのデザインにするという手もあります。

自分自身のことがわからないと、アクセサリーは選べません。「余分」なアイテムだからこそ、アクセサリーには「自分」が出るのです。

「何を着ればいいかわからない」大人女性へ向けた「ファッションから、なりたい自分になる」シリーズ。“制服化”“服選びの優先順位”“小物で作る自分らしさ”を全3回で紹介しています。 

もっと詳しく知りたい人は

もっと詳しく知りたい人は

『自問自答ファッション 制服化スタイリストが教える自分らしく生きるヒント』

「どんな自分になりたい?」からはじめる、新しいファッションの指南書。自分と向き合えば、着るべき服が見えてくる! noteで人気の制服化スタイリストによる、服選びを通して自分らしく生きられるようになる一冊。(朝日新聞出版)


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HALMEK up編集部
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