
ゼロから英語が話せる!
飽き症さんでもOK!たった60日で英語が苦手な人でも英会話ができるようになると話題の「インド式英会話」をご存知ですか?無料体験セミナー実施中です!
更新日:2025年04月01日 公開日:2025年03月31日
定年女子は、どこへ行く?
定年を迎える女性たちのこれからの生き方について、定年女子トーク実行委員会委員長、石崎公子さんが考える連載シリーズ。仕事やお金、人付き合い、健康など、リアルな事例を交えながら、選択肢の多様さを語り合います。今回は、健康について。
最近、私のまわりの同世代では次々と体調を崩す人が……。定年女子トーク実行委員会で毎月1回開いている「定年女子カフェ」でも、体調不良によるドタキャンが意外に珍しくありません。定年女子の体調不良は、あるある!です。
よく聞くのは、骨折。そして急性胃腸炎、風邪が長引いて治りにくい、疲れが全然とれない、など。相変わらずインフルエンザやコロナも。
定年女子はついつい昔と同じ気持ちでがんばっちゃって、ちょっと無理したり、休養を十分にとらなかったり、してはいないかしら。そろそろ無理がきかなくなるお年頃かもしれません。
日頃とても強気だった人が、不運な事故で骨折し、入院しました。
骨折の状況が悪く、3か月を超える入院になり、退院後は松葉杖の生活が始まりました。
やっと自宅に帰ってきたけど、どうも体調がすぐれない。調べたところ、今度は肺炎になっていて、薬と休養で肺炎を治したけれど、今度は風邪を引いてしまいました。
私がその人に会ったのは、その風邪が長引いてなかなか治らないという時。
「こうやって人は年をとり、弱っていくのかな……」とぼそり。すっかり自信をなくして別人のように弱気になっていました。
他方では、ちょっと段差を踏み外して足を骨折した女性もいました。
入院するほどではなかったけれど、しばらくは車いす生活で、その後は松葉杖の暮らしになりました。
心配して駆け付けたら、「命をとられたわけじゃなし、いい経験」と、ケラケラ笑い、私をびっくりさせました。誰でも具合が悪くなると弱気になるものですし、何もする気がなくなるのは当然のことなのに、あっけらかんとしていたから。
人の心のあり方を改めて考えてしまう出来事でした。
私たちは健康問題と言うとカラダのことばかりを考えがちですが、カラダが悪くなると心が沈んでいく。心が沈むとやる気(食べる、出掛ける、楽しむなど)がなくなり、ますますカラダが不調になり、さらに気持ちがふさぎがちに……。
体調を崩す先輩諸姉を見ていると、年をとるということは、カラダと心が順番に、交互に弱っていくことなのかもしれない、と思うのです。
フレイルという言葉を聞いたことはありますか?フレイルとは、要介護直前の虚弱状態のことを指します。
ちょっとした体の不調がきっかけで外出をしなくなり、人と会わなくなり……。社会的なつながりが減ると、私なんていても仕方がない、何も面白くない、何のために生きているのかわからない、と思うようになる。
そんなことから食欲もなくなり、食べる量が減って低栄養になり、タンパク質不足で筋肉量も減る。だからカラダを動かすのが億劫になりヨッコラショ!と。
フレイルは、こういう繰り返しから始まり、これが続くと要介護状態になっていくのだとか。
私たち定年女子世代のまわりを見回すと、腰が痛いとか膝が痛いとか体調がイマイチとか、そんな人は珍しくありません。ということは、フレイルへの入口に立ちそうな定年女子は意外に少なくないのかも!? さあ、大変!
これからも働く?働かない?これからをどんなふうに楽しむ?そんなことを考えようにも、それは心もカラダも健康であることが大前提。
ウェルビーイングとは、身体的・精神的・社会的に良い状態にあることを意味する概念で、幸せなどと翻訳されることもあるようですが、これ、まさに定年女子にこそ大事だと思うのです。
私たち定年女子に必要なのは、心とカラダの健康を保ち、社会の中で心身を元気に幸せにしていくことではないかしら。だって私たち定年女子は、いつでもフレイルの入口に立つ可能性があるのだから。
仮にフレイルの入口に立っても、たとえ一時的にカラダが弱ったとしても、悪い連鎖に入っていかないように、「命をとられたわけじゃなし、いい経験」とケラケラ笑えるように、ウェルビーイングを高めていきたいものです。
>>次回「健康診断だけじゃ足りない!定年女子にホントに必要な「健康習慣」は何?」
◆定年女子とは? 定年が気になる(考えたい)、定年以降の生き方が気になる(考えたい)、働き続けてきた女性たちのこと。概ね50歳~60歳前後が中心です。私たち「定年女子トーク実行委員会」が独自に定義している言葉で、「定年しちゃった女子」ではありません。
驚きの軽さ&使いやすさ!
1本で7つの効果ハルメクが厳選した選りすぐりの商品