相続の遺留分とは?遺言書はもめないための考慮を
2022.08.232024年08月30日
50代からの女性のための人生相談・102
人生相談:母の遺産の相続割合…きょうだいで揉めそう
読者のお悩みに専門家が答えるQ&A連載。今回は、60代女性の「同居中の母の遺産相続。均等に割ってほしいという兄に、母の意向通りの相続で納得してもらう方法を知りたい…」という相談にファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんが回答します。
61歳女性の「同居中の母の遺産相続」についてのお悩み
実母(93歳)、 夫、私(ともに61歳)の3人家族で(都内同居20年)、父はすでに他界しています。私には兄(63歳)がおり、兄夫婦、私たち夫婦、ともに子どもはいません。
母はまだ元気ですが、今後も含め母の世話は、同居している私達夫婦がしていく予定です。
母が亡くなった場合の相続人は、私と兄の2人のみ。
母の資産は居住地の土地家屋と、多少の貯金のみです。相続についての母の希望は、土地家屋は私に、 貯金は兄に、と考えているようです。
でも、 母の希望通りの相続をする場合、土地家屋が2: 貯金が1ぐらいで、均等な相続にはなりません。
私の心情的にも、相続は母の希望通りにしてもらいたいと思っているものの、 以前、兄にそれとなく話した際、「多少の格差はいいけれど、不足分は月賦でもいいから徴収したい」というようなことを言われました。
兄夫婦は、我が家とは1時間くらい離れた場所に住んでいますが、正月に来る程度で、ほとんど母が住む我が家には寄りつかないのにです。
母の世話は私たちがしていくこと、母の希望の相続であること、などを踏まえ、兄に納得してもらえるいい方法はありますか?
(61歳女性・まこさん)
畠中さんの回答:遺言書を作成!遺留分を渡す形を目指しては
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