女は50代がいちばんツライ?でも抜け道は必ずある
2024.10.132023年10月10日
【シリーズ|彼女の生き様】阿川佐和子#0
阿川佐和子さん|プレミアム★インタビューあらすじ
阿川佐和子さん 人生を語り尽くす約1万字インタビュー!
更年期障害、介護、仕事…
アガワ流50代の乗り越え方
2023年11月、70代を迎える、作家・エッセイストの阿川佐和子さん。「筑紫哲也のNEWS23」をはじめ数々の報道番組のキャスターやバラエティ番組の司会として活躍し、2011年には自身の名を冠した土曜朝のトーク番組「サワコの朝」(TBS)が放送開始。「サワコの朝」は2021年まで約10年続き、さまざまなゲストを迎えてのトークが好評で、お茶の間で親しまれてきました。
一方で、作家・エッセイストとしても活躍し、1999年には『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞を、2000年に『ウメ子』で坪田譲治文学賞を受賞。「週刊文春」の名物対談連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」は2023年で30年目を迎えます。2012年にはインタビュアーとしての「聞く極意」をまとめた『聞く力―心をひらく35のヒント』(文春新書)がベストセラーにもなりました。
自立した独身女性として人生を謳歌しているように見えた阿川さんですが、30歳までは周りと同じように結婚して専業主婦になるのが目標、仕事は「腰かけ」気分だったと言います。それゆえ、スタッフに怒鳴られ、泣き顔でテレビに映ることも……。「無能なうなずき役」と呼ばれながらも、腐らず恨まず諦めず、仕事を続けてこられた秘訣とは?
40代になると、さらにテレビ、雑誌などでキャスター・司会そして名インタビュアーとして活躍し、多忙を極めた50代。今度は更年期障害、そして両親の介護が始まります。「人生の中で50代が一番しんどい時代だったかもしれない」と話す阿川さん。そのしんどさを救ってくれたものとは?
50代が最も知りたい、更年期障害、親の介護と仕事を両立させるアガワ流の乗り越え方は必見です!
人間関係、結婚、仕事…
人生を「面白がる力」とは
阿川さんは2017年、63歳のときに結婚。その3年後、コロナ禍の混乱の中、2020年に母・みよさん(享年92)を看取ります。認知症だった母の介護は9年半にも亘りました。
亭主関白で厳格だった父(作家の阿川弘之さん)を支え続けた母が、自由な人生を謳歌することなく突然ぼけてしまった……。当初は混乱し、悲しみもした阿川さんでしたが、いつからか、「母も私も“今”を楽しく生きることが何より大事!」と気持ちが変化していったと言います。
きょうだいや周囲と協力しての介護生活、お互い大人になってからの結婚生活、年を重ねて増えていく体の不調、多忙を極める仕事……。心身ともに余裕がなくなりそうな中、それでも日々のささやかな出来事を面白がり、笑いに変えて乗り越えていく阿川さんの心の保ち方の秘訣とは?
人生後半「もうひとふんばり!」が必要なとき、心の支えになるヒントが満載のアガワ流マインドを、どうぞ「プレミアム★インタビュー 阿川佐和子」でお読みください。
構成・文=長倉志乃 写真=中西裕人
ヘアメイク=大森裕行 スタイリスト=中村柚里
【シリーズ|彼女の生き様】
阿川佐和子《全5回》
阿川 佐和子
あがわ さわこ
1953(昭和28)年、東京生まれ。テレビの報道番組の司会を経て、エッセイスト・作家に。『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。エッセイ『聞く力』はベストセラーに。バラエティーやトーク番組の司会のほか、最近は女優としてドラマ、映画にも出演。週刊誌の対談連載などインタビュアーとしても活躍。最新刊は『アガワ流生きるピント』(文春文庫)
【衣装】ワンピース6万4900円/フランコ・フェラーロ(フジサキ株式会社03‐3633‐7713)、ベルト1万2100円/アントネッロセリオ(チェルキhttps://cerchi.thebase.in/)、ピアス25万3000円/シンティランテ(イセタン サローネ東京ミッドタウン03‐6434‐7975)、ブラウス4万2900円/レストレーゲ(チェルキhttps://cerchi.thebase.in/)、パンツ4万2900円/クチーナ(株式会社ルッカ03‐5790‐9651)、ピアス25万3000円/シンティランテ、ネックレストップ4万1800円/レスピロ(ともにイセタン サローネ東京ミッドタウン03‐6434‐7975)