旅に出る前に知っておきたいスマホの使い方

旅先で無料Wi-Fiを利用する際の3つの心得

公開日：2018.07.02

誰でも気軽に使えて便利な無料Wi-Fi。特に海外旅行中は、街やホテル、空港などの無料Wi-Fiにつなげば、インターネットを使った調べものができるので重宝しますが、無料だからこそ気を付けるべきポイントがあります。３つの注意点をご紹介します。

①100％安全な無料Wi-Fiはないと認識しましょう！
②クレジットカード使用はできるだけ避けましょう！
③鍵マークが表示された通信で利用するのが鉄則！
注意点をおさえて、無料Wi-Fiとスマホで快適な旅を！

①100％安全な無料Wi-Fiはないと認識しましょう！

スマホをWi-Fiに接続すると、自分が契約しているキャリア（携帯会社）の「パケット通信」を使わずに、インターネットを使ったり、アプリをスムーズに使ったりできます。自宅ではWi-Fiルーターを設置して、Wi-Fiを使っている方も多いかもしれませんが、一歩外に出ると、Wi-Fiが利用できる環境は限られてしまいます。そこで最近では、街中のさまざまな施設で無料Wi-Fiが提供されていて、誰でも気軽に使うことができるようになっています。

海外旅行先では、海外専用プランを契約している場合は別ですが、通常契約しているパケット通信は国外では使えないので、街中にある無料Wi-Fiを上手に使いたいところ。海外でもインターネットが使えれば、現地で地図アプリや翻訳アプリを使ったり、日本にいる家族や友達とLINEやメールでやりとりができて便利です。

そんな便利な無料Wi-Fiですが、実は危険も潜んでいます。駅やカフェ、商業施設、ホテル、空港など外出先で使える無料Wi-Fiの場合は、利用者同士で同じ回線を使うことになるので、悪意がある第三者に通信内容を傍受されてしまう可能性はゼロでありません。Wi-Fi使用時に名前などを登録するタイプや、お店で提供されたパスワードを入れるタイプなどさまざまですが、どれも100％安全とは言い切れないのが現状なのです。

②クレジットカード使用はできるだけ避けましょう！

まず、無料Wi-Fiを使うときは、Wi-Fiをオンにして、接続したいWi-Fi名をタップします。鍵マークが付いているWi-Fiは、パスワードがないと使うことはできません。お店やホテルなどはパスワードを教えてくれる場合もあるので、それを入力して使います。ただし、このパスワードを入力したからといって、絶対に安全とは言えないのでご注意を。

この無料Wi-Fiを安全に使うために一番大切なのは、お金のやり取りをする通信は避けることです。例えば、クレジットカードの番号を入力してのネットショッピング、銀行などのインターネットバンキングなどは、自分が契約しているキャリア（携帯会社）の「パケット通信」を使用しているときや、自宅のWi-Fiに接続しているときに利用しましょう。万が一傍受されてしまうと、みなさんのIDや暗証番号が盗まれてしまい、悪用されてしまうケースもあります。

③鍵マークが表示された通信で利用するのが鉄則！

無料Wi-Fiを利用するときに、もう一つ気を付けたいのが、保護されている通信であるかの確認です。ネットショッピングなどをするときに、一番上のアドレスが表示されている部分を使用前に必ずチェックするようにしましょう。アドレスの前に鍵のマークが表示されていれば、通信内容が暗号化されているので、誰かに傍受される可能性は低くなります。

Yahoo!や楽天、amazonなどの有名なサイトや、Gmail、Facebook、LINEなどは、通信が暗号化されているので比較的安全に使えます。注意したいのは、小規模なネットショッピングのサイトや海外のサイトなど。このようなサイトを使うときは、鍵マークの確認を忘れずに！

注意点をおさえて、無料Wi-Fiとスマホで快適な旅を！

残念ながら、国内でも海外でも「どの場所の無料Wi-Fiなら安全」とは言えませんが、しっかりと注意点を確認しながら使用すれば、必要以上に怖がることはありません。無料Wi-Fiを安全に使うためには、必ず鍵マークがあることを確認して、さらにクレジットカードなど個人情報を扱う通信を避ければOK。

無料Wi-Fiを上手に活用すれば、空港での待ち時間に動画を楽しんだり、街中で迷ってしまったときに地図を使って行き先を調べたり、旅の写真をSNSに投稿したり……。いつもの旅行より、もっと便利で快適に、そしてより充実した時間を過ごすことができます。

文=内田あり女子部JAPAN(・v・)