旅先でのスマホ活用術

海外でのスマホ利用、失敗しないための3つのポイント

公開日:2018.08.06

海外旅行でもスマホを自由に使えたら、困ったときや現地の情報を調べるときにも大活躍! 出発前に手続きをしておけば、旅先でもいつもと同じように操作できて安心です。そこで今回は、海外旅行でスマホを使うときに知っておきたいポイントをご紹介します。

海外で失敗しないためには、まずスマホの設定を確認

海外旅行中にスマホのアプリが自動的にデータをダウンロードしてしまうと、それだけで通信費がかかってしまう場合があります。不必要な通信を避けるために、事前にスマホの設定を変更し、機内モードの利用で通信制限をかけましょう。ここでは設定方法を詳しくご紹介します。

アプリの自動更新
アプリの自動アップデート機能を「オン」にしていると、アップデートが配信されたときに自動的に更新が開始されてしまいます。旅行中でも更新されてしまうため、必要でなければ「オフ」にしておきましょう。ではまず、Androidの方は「Playストア」を起動し、メニュー画面から「設定」を選択してください。
 

 

次に「アプリの自動更新」を選択してください。

 

一番上の「アプリを自動更新しない。」を選択してください。この場合は帰国後に設定を戻さなければアプリの更新がされないため、要注意です。

 

または一番下の「Wi-Fi接続時のみアプリを自動更新する」を選択すれば、携帯会社の回線を使用しているときは自動更新されません。

 

iPhoneの方は「設定」アプリの「iTunes StoreとApp Store」→「自動ダウンロード」の項目にある、「ミュージック」「App」「ブックとオーディオブック」「アップデート」をすべてオフにしてください。

機内モード
機内モードという機能を知っていますか? この機能をオンにすると、データの送受信ができなくなるので、データ通信は行われません。機内モードに設定後は「Wi-Fi」「GPS」「Bluetooth」「位置情報サービス」が無効になりますが、「カメラ」「時計」「電卓」など通信を必要としない機能は使うことができます。

設定方法
Androidの方は機内モードに設定したい場合、本体の「設定」から切り替えて設定する方法と、「クイック設定ツール」から設定する方法があります。ここでは、本体の「設定」から切り替える方法を紹介します。まず、スマホ本体の「設定」画面の「無線とネットワーク」から「もっと見る」を選択します。
 

 

次に「機内モード」をタップして「オン」にします。設定はこれで完了。「オン」のときは、画面上のステータスバー、もしくは文字盤に飛行機のマークが表示されます。

 

iPhoneの方は「設定」アプリを開くと上部に「機内モード」の項目があるので、これをオンにします。もしくはホーム画面で画面下から上に指をスライドさせると出てくるコントロール画面にある、飛行機のマークをタップしてください。

 

各社の定額プランを使用して高額請求を回避!

海外でスマホを使って通信するには、Wi-Fiスポットを利用するか、携帯電話会社などのサービスを利用する方法があります。国内の大手3社(ソフトバンク、ドコモ、au)であれば現地の携帯電話会社と提携しているので、現地の通信設備を通してサービスを受けることができます。この仕組みを「国際ローミング」といいます。

しかし、ローミングを使ってデータ通信を行う「データローミング」を使用すると現地の携帯電話会社に接続されてしまい、日本で契約した料金プランは適用されません。よって、帰国後に高額請求をされてしまう場合があります。それを防ぐために、国内大手3社は「海外パケット定額サービス」を展開しています。ここでは国内大手3社の定額プランを紹介します。

・ソフトバンク「世界対応ケータイ」
「海外パケットし放題」と「アメリカ放題」を展開しています。
 

 

ソフトバンクの「海外パケットし放題」は1日あたり、最大2,980円でメールやインターネットの利用が定額で利用できるサービスです。データローミングを「オン」にするだけで事前の申し込みは不要です。

 

また、iPhoneならばアメリカ・ハワイで適用される「アメリカ放題」が利用できます。提携するアメリカのネットワーク会社のスプリントネットワークでの通話やモバイルデータ通信、メールがし放題のオプションサービスで、なんと今なら※無料で利用できます。
キャンペーン期間など、詳しくは公式ホームページをご確認ください。
https://www.softbank.jp/mobile/service/global/overseas/
(※2018年6月20日現在)

・NTT docomo 「WORLD WING」
ドコモでは「パケットパック海外オプション」と「海外パケ・ホーダイ」を展開しています。
 

 

「パケットパック海外オプション」は24時間、980円一律といううれしい価格設定。事前に申し込みが必要で、24時間を経過した場合はデータ通信が自動で止まります(通信を再開したい場合は、改めて利用開始操作を行ってください)。日本で契約しているパケットパックなどのデータ量を使うことができます。

 

データ量を気にせず使用したい場合は、「海外パケ・ホーダイ」が便利です。1日20万パケット(約24.4MB)までなら最大1,980円、それ以上使用しても最大2,980円の2段階定額サービスです。事前申し込みも不要です。
詳しくは公式ホームページをご確認ください。
https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/


・au「au世界サービス」
「世界データ定額」と「海外ダブル定額」を展開しています。

 

「世界データ定額」は150以上の国・地域で利用可能な上に24時間で980円という料金設定です。データ通信はデータ定額サービスや料金プランの月間容量、データチャージのデータ容量購入分から消費されます。Wi-Fiのルーターが不要な上に、「世界データ定額」アプリをインストールして、アプリの利用開始ボタンをタップするだけでOK。データ通信は開始してから24時間で自動的に切断されます。

 

「海外ダブル定額」は、対象エリアのパケット通信料金が定額になるサービスです。パケット通信料金が約24.4MBまでならば最大1,980円/日。約24.4MBを超えても最大2,980円/日という2段階定額サービスです。料金設定は、渡航先の現地時間ではなく、日本時間で課金となります。
詳しくは公式ホームページをご確認ください。
 https://www.au.com/mobile/service/global/au-world-service/

帰国後、高額な請求をされないためにも、事前に契約している携帯電話会社の窓口で設定を確認しておけばさらに安心です。
 

海外でスマホの充電ってどうすればいいの? 注意点は?

海外では電圧やコンセントの形状が日本とは異なります。誤った使い方をすると充電器、スマホがショートしてしまう可能性があります。旅行先で充電をする際にどんな準備が必要かまとめました。

充電器の電圧を確認
まずは充電器の本体の表示を確認しましょう。「入力」と書かれているところ(もしくは英語で「input」と書かれているところ)に充電器の対応電圧が記載されています。AC100V-240Vと記載されているものに関しては、電圧が100ボルトから240ボルトの間であれば使えるということです。

旅行先の電圧を調べ、その範囲であれば使用できますが、違う場合は変圧器が必要になります。電圧が違う国でそのまま使用をすると故障の原因になります。時には溶けてしまったり、爆発してしまったりする場合も……。必ず確認をしてください。
 

 

変圧器と変換プラグの準備
使用している充電器と旅行先の国の電圧やコンセントの形状が違う場合は、変圧器や変換プラグを使用しましょう。大手家電店やネットショップでは、変圧器と変換プラグが一体化したものも販売されています。

<変圧器>たくさんの種類が販売されています。旅行先の電圧に対応していることを確認してから購入してください。
<変換プラグ>日本ではコンセントに差し込むとき、2本足ですが、海外では3本のところもあり、形状もさまざまです。こちらも必ず確認して、適合するプラグを購入してください。
 

 

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いかがでしたか? 海外でスマホを活用するときに覚えておくと便利な機能や、注意点をまとめてみました。スマホをどのように利用したいかを想定し、万全な準備をしておけば快適な旅を過ごすことができますよ。

文=安田ナナ  女子部JAPAN(・v・)

都恋堂·やさしいスマホ教室

編集者集団「都恋堂」が運営する「やさしいスマホ教室」では「どんな人も取り残すことなく、スマホの便利さやたのしさを届けていきたい」をコンセプトに、60歳以上の皆さんにスマホを教えています。(旧:女子部JAPAN) https://www.yasashii-sp.com/

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