生活の中でSDGs達成のために手軽にできることは?

今すぐできるエコ活動!古着寄付やお茶購入で社会貢献

公開日:2022.12.06

「SDGs(エスディージーズ)」という言葉自体を知っていても、具体的に何をすればいいのかわからない人が多いようです。そこで今回は、今すぐ参加できる身近なエコ活動を紹介します。古着の寄付や緑茶の購入など、手軽にできることから始めてみましょう。

SDGsのために「私たちができること」って?

SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、日本語にすると「持続可能な開発目標」という意味です。

2015年実施された国連持続可能な開発サミットで決められた、国際社会共通の目標のことを指し、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」といった「17の目標」と、その目標を達成するための具体的な課題を示した「161のターゲット」で構成されています。

最近ではテレビや新聞でもSDGsに関する特集や記事を目にする機会が増えました。実際に「ハルメク 生きかた上手研究所」が20~79歳の男女1200名を対象に実施した「SDGsに関する意識と実態調査」でも、全世代で8割以上の人がSDGsという言葉を知っている、聞いたことがあると回答しています。

しかし、SDGsという言葉の認知度が高い一方で「自分に何ができるかわからない」「自分に何ができるか知りたい」という声も多く寄せられています。そこで今回は、今すぐ参加できる身近なエコ活動をご紹介します。

古着を寄付して子どもたちのワクチン接種を支援!

古着を寄付して子どもたちのワクチン接種を支援!
ハルメクでコラボした「古着でワクチン

まずご紹介するのが「古着deワクチン(古着でワクチン)」。不要になった衣類やバッグ、靴、服飾雑貨を「寄付する」ことで、発展途上国の子どもたちにワクチンを届けられる取り組みです。

衣替えや大掃除で衣類を整理する機会が増えるこの時期。まだ着られる衣類をそのままゴミとして捨てるのはもったいないですが、世の中に役立つ手放し方ができるのが魅力です。

寄付や社会貢献というと敷居が高いイメージがありますが、古着deワクチンなら、片付けついでに気軽に参加できるのもいいですね。

毎年の大掃除でリピートして古着deワクチンを使って洋服の寄付を行う人も多いそう。実際に、ハルメクでコラボした「古着でワクチン」も利用者が100万人を突破するなど、読者に大変人気のサービスです。

利用方法はとっても簡単! まずはインターネットで専用の古着回収キットを購入します。届いたら不要になった衣類を詰めて、同封の着払い伝票を貼って発送するだけ。

古着回収キットを購入するごとに、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」を通じて、ラオスなど発展途上国の子どもたちにポリオワクチンが送られます。

また、回収された古着は発展途上国で販売され、その売り上げの一部もワクチン代として寄付されます。さらに、この回収に関わる作業のために、国内の福祉作業所や発展途上国での雇用も生み出しているといいます。

いつも飲んでいるお茶の購入で環境保全活動をサポート!

伊藤園「お茶で日本を美しく。」キャンペーン
伊藤園「お茶で日本を美しく。」キャンペーン

その他、私たちが普段使う商品を「購入する」ことで、簡単にSDGsに貢献できる取り組みもあります。

お茶のパイオニア・伊藤園が2010年より実施している「お茶で日本を美しく。」キャンペーンでは、「お~いお茶」製品の売上の一部を日本各地の環境保全・整備活動などへ寄付し、各自治体が取り組む活動に47都道府県の伊藤園社員が参加しているそうです。

例えば滋賀県では、県が取り組んでいる琵琶湖の保全活動に寄付を行うとともに、琵琶湖の水質保全に寄与するヨシ刈り体験など琵琶湖の環境を楽しく学習できるプログラムを実施。応募したお客様とともに、伊藤園社員も活動に参加し、地域社会に貢献しているとのことです。

いつも飲んでいるお茶を購入することがSDGs達成につながるのであれば、手軽で続けられそうですね。

今回ご紹介した方法以外にも、水や電気、資源を節約する、家庭のフードロスを減らす、マイバッグ・マイボトル・マイ箸を使うなど、生活の中でSDGs達成のために簡単にできることは、他にもたくさんあります。

SDGsを達成するためには、一人一人の取り組みが欠かせません。まずは難しく考えず、自分にできる身近なエコ活動から始めていきましょう。

■もっと知りたい■

お茶活クラブ

お茶活とは、日常生活においてお茶を楽しむ活動のこと。毎日抹茶や緑茶を飲むことで、テアニンや茶カテキンなど、お茶に含まれている健康・美容にいい成分を効果的に取り込むことができます。お茶に関する知識やお茶を使った料理レシピをチェックして、あなたも「お茶活」習慣を始めてみませんか?

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