読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ

【難読漢字】6月の季語、杜若、蓼の読み方は?

公開日:2021.05.30

更新日:2022.06.07

「杜若」「蓼」「葦簀」…何と読むかわかりますか? 難読漢字で脳トレにトライ!今回は、6月の季語に注目。花や草など、初夏をイメージする言葉をピックアップしてみました。

【杜若】アヤメと似ている紫の花といえば?

最初にご紹介するのはこちら。

「杜若」

杜若

『広辞苑』を見てみると

アヤメ科の多年草。池沼や湿地に生じ、高さ約70センチメートル。葉は広剣状。初夏、花茎の先端に大形の花を開く。色は通常紫または白。大きな3枚の外花被片には中央に1本の白線が入る。観賞用にも栽培。花を布にこすりつけて紫色に染める。

……という意味になっています。

5月から6月にかけて鮮やかな紫色の花を咲かせるアノ花。「アヤメ」がヒントになります。

正解は……

「かきつばた」

かきつばた

「燕子花」とも書きます。

「いずれがあやめか、かきつばた」ということわざも有名ですね。

愛知県の県花でもあり、刈谷市や知立市では市の花に指定されています。

 

【蓼】湿地に生える、辛みのつよい草です

続いてはこちら。

「蓼」

蓼

「蓼」という漢字、長野県の蓼科(たてしな)高原の名前で知っている人も多いかもしれません。

『広辞苑』を見てみると……

イヌタデ・ハナタデ・ヤナギタデなど「たで」の名をもつ植物の通称

ヤナギタデおよびその一変種。特有の辛みを有し、全体紅色の幼苗を刺身のつまなどにして食用

と書かれています。ヒントは、「蓼食う虫も好き好き」ということわざ。

わかりましたか?正解はこちら!

「たで」

たで

「蓼食う虫も好き好き」とは、

辛い蓼を食う虫もあるように、人の好みはさまざまである。

という意味ですね。

 

【葦簀】葦(あし)+簀(むしろ)=?

最後は少し難しい感じですが、こちらです。

「葦簀」

葦簀

「葦」は「あし」と読み、植物の名前ですね。「簀」は「す」と読み、「むしろ」という意味があります。「簀子」と書いて「すのこ」と読みます。

「葦簀」の意味を『広辞苑』で見てみると

葦を編んで作った簀。日除けなどに用いる

となっています。日差しが強くなる季節、日よけとして欠かせないあのアイテムといえば……?

正解はこちら!

「よしず」

よしず

「葭簀」とも書きます。

6月の季語の中で難読漢字を他にもいくつかご紹介!

  • 紫蘇(しそ)
  • 辣韭(らっきょう)

といった植物や

  • 蛭(ひる)
  • 源五郎(げんごろう)
  • 目高(めだか)
  • 守宮(やもり)

などの生き物があります。

合わせて覚えておきたいですね。

文=古田綾子 編集=鳥居 史(ハルメクWEB)


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古田綾子

出版社、IT企業勤務を経て、2015年よりフリーランスの編集・ライターとして独立。 雑誌やwebメディアの ディレクション 、取材・執筆など、興味の赴くままに健康・美容・暮らし・教育・住まいなどのジャンルで活動中。三重生まれ、神奈川在住。2男児の母。現在、お金の勉強中。  

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