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- スマホのセキュリティ絶対ルール3:詐欺メール編
いまさら聞けないスマホの疑問や困りごとを解決するための企画。今回は「詐欺メール」についてです。最近増えている「詐欺メール」や「なりすましメッセージ」への対処方法を解説します。実例文を確認して、いざというときも焦らず対処しましょう。
岩渕るみ(いわぶち・るみ)さん
特殊詐欺対策を専門とするトビラシステムズ株式会社所属。詐欺から身を守る術を伝える。
「焦らない」「触らない」「入力しない」が鉄則
大手宅配業者や通販サイトを名乗り、配送や支払いに関して急ぎの確認を促すショートメール(SMS)が届いたことはありませんか?
実はこれらは、近年急増している詐欺「スミッシング」と呼ばれるもの。実在する企業になりすまし、短い文章で不安をあおりながら記載したURLから本物そっくりの偽サイトに誘導し、個人情報を入力させてクレジットカードやアカウント情報をだまし取るものです。
「URLなどから本物と偽物を見分けようとせず、記載されたURLには触らず、個人情報を入力しないことが絶対ルール。内容について確かめたい場合は、SMSが名乗る企業や事業者のお客様センターを調べ、電話で問い合わせると確実です」と岩渕さん。
被害に遭ってしまった場合は、消費者ホットラインに相談を。局番なしの「188」で、被害の救済まで相談できます。
「スマホの使い手の心理を巧みに利用した詐欺は、スマホシステムの設定だけでは防ぎきれません。安全対策の第一歩は正しい情報と対処法を知ることから始まります」と岩渕さんは話します。
少ない情報量で焦らせ、個人情報を盗み取る!
見知った銀行や宅配業者を装った「スミッシング」
実在する宅配・通販・通信事業者の有名企業やブランドになりすましてSMSを送り、添付したURLから偽サイトに誘導して個人情報を盗み取る「スミッシング」。偽物を見分けようとせず、文面の特徴を知っておき、冷静に対処しましょう。
■実在するスミッシング文例1
■実在するスミッシング文例2
■実在するスミッシング文例3
■実在するスミッシング文例4
■実在するスミッシング文例5
■実在するスミッシング文例6
身に覚えのない請求が届く「架空請求」
ショートメッセージで届く詐欺の中には、文面に記載された番号に電話させ、金銭を要求する「架空請求」もあります。「本日中に」、「至急」など、急がせる言葉が含まれているため、焦りや不安が募りますが、絶対に電話をかけてはいけません。詐欺に直接接触しないことが、被害を回避する最も有効な手段になります。
■実在する架空請求文例1
■実在する架空請求文例2
■実在する架空請求文例3
LINEでも……知人からの不自然な要求は要注意!
知人からある日突然LINEで、「コンビニでプリペイドカードを買ってきて」などと不自然なメッセージが届いても、すぐに要求に応えてはいけません。
知人のLINEが第三者に乗っ取られ悪用されている可能性があるからです。まずは知人にその状況を、LINE以外の方法で知らせてあげましょう。
今回紹介した詐欺メールの対策に加え、画面ロックやパスワード設定などをしっかり行い、安全に楽しくスマホを使えるようにしましょう!次回以降は、さらにスマホを楽しむためのアイディアや、LINEをさらに楽しむヒントを紹介していきます。
取材・文=大門恵子、大矢詠美(ともにハルメク編集部) イラストレーション=あべさん
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年8月号を再編集し、掲載しています。
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