ハルメク編集部が選ぶ大人の女性におすすめの書籍情報

【書評】『韓国ドラマの知りたいこと、ぜんぶ』他3冊

公開日:2022.08.27

雑誌「ハルメク」の編集部員がおすすめする新刊情報を毎月お届けします。今月は、次々と話題作が生まれる韓国ドラマ。話題作を見ていなくて焦っている人にもおすすめの本など3冊をご紹介します。

Misa著『韓国ドラマの知りたいこと、ぜんぶ』

「愛の不時着」「梨泰院(イテウォン)クラス」「イカゲーム」など次々と話題作が生まれる韓国ドラマ。今は第4次韓流ブームだそうです。

「冬のソナタ」の頃からファンの方にも、話題作を見ていなくて焦っている人にもおすすめなのが本書。膨大な数の作品の中から自分好みの韓国ドラマに出合うコツ、ヒットしている理由や制作の裏側などについて解説しています。

著者のMisaさん自身、2004年に「天国の階段」をきっかけに韓国語を習得し、日本の会社をやめて韓国に移住したほどのファン。ブログで字幕ではわからないニュアンスや背景などの発信を続けています。

編集担当が一番しびれた作品は「悲しき恋歌」。キム・ヒソン、クォン・サンウ、素敵でした。

恩蔵絢子・永島 徹著『なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方』

介護保険制度が始まったばかりの約20年前。認知症の介護というともっと大変で悲壮感を伴う印象でした。今も大変なことに変わりはないのだと思います。でも以前よりも社会の認知症への理解が深まっているのではないでしょうか。この本はその手助けをしてくれます。

「なぜ、何度もお米を炊いてしまうのか」「なぜ、人物がわからなくなるのか」といった“あるある”な出来事から、認知症の方の脳で起きていることを解説し、いかに対応すれば認知症の方も、そのまわりも安心して暮らしていけるのかを具体的に示してくれます。

もしものために手元に置いておきたい一冊です。

阿部静子著『だから、50歳から片づける 「思い出のもの」は捨てなくていい』

5年間で、20代から80代まで、6000人以上の受講生に家の片づけのアドバイスをしてきた阿部静子(あべ・しずこ)さん。本書は、55歳の著者が、多くの受講生の悩みを解決してきた経験をもとに、無理なく片づけられる手順や方法を丁寧に解説しています。

地元・仙台で東日本大震災を経験し、物を減らしていたことでケガをせず、部屋の復旧も早くできた阿部さん。その後の数度の震度5クラスの地震でも、多くの受講生が「片づけていたから被害が最小限に済んだ」と実感しているそう。

電気と水道は1週間、ガスは1か月止まった経験を生かし、非常時の備えも具体的に紹介。防災の知恵も詰まっています。

※この記事は2022年8月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。
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